東京にこんなローカル線があったなんて! 世界の都市の中でも、東京は鉄道の運行回数の多さで知られている。東京駅は日本で最も列車の発着回数が多い駅であり、平日でおよそ3,000本の列車が発着するという。 その東京駅からたった5kmしか離れていない場所に、1日1往復しか列車が走らない路線がある。しかも土日になると運休してしまう。そんなに少ない本数で大丈夫だろうか。 その路線は東京駅の東側、江東区を南北に走る。総武本線の貨物線、通称「越中島支線」だ。亀戸駅から総武本線と離れて南下し、江東運転免許試験場のそばを通り、京葉線潮見駅付近までのルートである。東京メトロ東西線の車両基地に並んで越中島貨物駅があり、そこが終点。正式な路線は小岩駅から越中島貨物駅までで、小岩~亀戸間は総武本線と平行している。 赤の太線で示したのが越中島支線のルート。亀戸駅付近から専用の路線となり、越中島貨物駅まで通じている 廃線