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ブックマーク / blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa (105)

  • 村上ファンドが捕まった終値関与って何が悪いの? : 金融日記

    はここ20年以上、金利がほとんどありません。しかし、そのような環境でも、5%の金利を払うような夢のような金融商品を作れます。金融界で働く、ロケット・サイエンティストたちが素晴らしい金融商品を開発したのです。プットオプションを組み込めばいいのです。 トヨタ自動車のプットオプションを考えましょう。プットオプションとは、たとえば1年後の満期に、7500円で株を売る権利です。このあらかじめ決められた株価を行使価格(=K)といいます。この場合、1年後にトヨタ自動車の株価が6000円まで下がれば、オプションの買い手はオプション1個当たり1500円儲かりますね。6000円で市場で買って、そのままオプションの売り手に7500円で売ればいいわけです(実際にはこんなことしなくても、差金決済されますが)。オプションというのは、何かを行使する権利ですから、それ自体では儲かるか、何もないかのどちらかです。そんな

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    came8244 2015/11/30
  • 「STAP細胞があるのかないのか」と言う問いの不毛さ : 金融日記

    文系脳で、物事は0か1で割り切れると思っている人たちは、こうした問いを立てて、今回のSTAP細胞捏造問題を理解しようとしています。そして、STAP細胞があったら小保方晴子氏の逆転大勝利、みたいな展開を期待していると思います。それは絵的にエキサイティングな展開になるので、多くの科学研究に明るくないテレビ視聴者もテレビ番組の製作者も、そのような期待をするのもうなづけます。しかし、これは正確な表現ではありません。 僕自身も、ブログは一般読者向けに書いているので、時にそういう表現を使って、記事をまとめたりしていますが、現実は0か1の間にあります。現段階では、当に全くの0である確率はかなり高いと思われます。楽観的に見ても、限りなく0に近いでしょう。ちょっとわかりやすく解説するために、スケールを100倍してこの問題を整理しましょう。 まずは、100点のSTAP細胞というのは何か、というと、それはNa

    「STAP細胞があるのかないのか」と言う問いの不毛さ : 金融日記
    came8244
    came8244 2014/04/14
    30点のSTAP細胞、理研のくだりは良い
  • 新人がトップクラスのベテランを打ち負かす方法 : 金融日記

    さて、多くの新社会人が会社で働きはじめたようですね。僕は大して成功した人間ではありませんし、まだまだこれからがんばらないといけないのですけど、ビジネスの世界で成功するために、僕なりの方法論を書いておこうと思います。 ビジネスの世界では、モノやサービスを作って売ってお金を稼ぐか、外国為替市場みたいな麻雀大会で合法的に相手からお金をたくさん奪ってこないといけません。まあ、要するに、合法的にいかにたくさん金を稼ぐかっていうのが、ほぼ遊園地だった学校の外の世界で、みんなが毎日やっているゲームです。このゲームが上手いやつはみんなに尊敬されます。それで、様々な分野にそれぞれすごい人がいて、すごい会社があります。僕はビジネスの世界の一番の特徴は強烈な逆ハンディ戦だと思っています。 学校とかでは、できない人がちょっとできるようになると先生が褒めてくれますが、ビジネスの世界では全くそんなことはありません。一

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    came8244 2013/04/17
  • リーダーシップの時代が終わり、オタクの時代がはじまった : 金融日記

    最近よく思うのだが、当にインターネットがゲームのルールを変えてしまった。今までは、いい学校を出て、いい会社や官庁に入り、人望があり、優れたリーダーシップのある人が偉くなり、社会の中で報われたと思う。 しかし、最近では、こうしたリーダーの権威はどんどん落ちていると思う。民主党の鳩山元首相も、菅元首相も、マスコミで散々叩かれ、国民に馬鹿にされ、辞めて行った。今でも、まったく尊敬されていない。 2006年に小泉元首相が辞めてからというもの、日では首相が7回変わった。これは何も、日にはしっかりとしたリーダーがいないから、というわけではなく、世界的にリーダーなんていないのだ。世界の銀行の経営者は、マスコミに叩かれ、世間から嫌われ、全く尊敬されていない。世界の政治家も、企業の経営者も、ちょっとしたことでマスコミにボロ糞に叩かれて、すぐに辞めていく。 そこまで偉い人たちではなくても、身近なリーダー

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    came8244 2013/03/29
  • 年収1500万円以上の30代男子の妻帯率は9割超えてるよ : 金融日記

    今日のメルマガのために統計資料の分析をしていたのですが、面白いグラフができたので、参考に載せておきます。 出所: 金融日記恋愛工学研究所 総務省が5年おきに実施している「就業構造基調査」の2002年データに基づいて、独立行政法人「労働政策研究・研修機構」が分析した「若者就業支援の現状と課題」と題する研究論文に面白いデータが載っています。 それによると、年収が1500万円以上の場合、25歳〜29歳の男の74%がすでに結婚しており、30歳〜34歳の場合はなんと90%がすでに結婚しているというのです。 それとは対照的に、女子の場合は、年収が低い人の婚姻率は非常に高く、年収が高くなるほど結婚していないことが分かります。年収が500万円程度だと、婚姻率は若干上がり、700万円〜800万円程度で婚姻率が下がっているところも面白いです。 恋にお稽古事に時間のゆとりがある才女の年収の限界が500万円ぐら

    年収1500万円以上の30代男子の妻帯率は9割超えてるよ : 金融日記
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    came8244 2012/05/28
    ついに壊れたか、お前で何週目だと思ってるんだ?
  • 女子力について : 金融日記

    今日、ふと僕のタイムラインを見ていたら、女子が美容にかける費用について話題になっていた。以下、引用である。 ●1か月に1回 よもぎ蒸し 3000円、美容顔筋矯正 14000円、マッサージ 6000円、ネイル 10000円、まつげエクステ 10000円、プラセンタ注射 2000円×2、フォトフェイシャル 10000円 ●2か月に1回 美容院 10000円 ●3か月に1回 ファンデーション 5000円、マスカラ 2000円、アイシャドウ 5000円、アイライナー 2000円、チーク(半年くらいもつ)、洗顔料 5000円、メイク落とし 2000円、化粧水 2000円、乳液 2000円、美容液 5000円、香水 5000円、リップクリーム 1000円、マスクとかパックとか 2000円 …これ計算したら一カ月の美容費用 7万円軽く超えるね。 7万て!家賃か! 僕は、リアルな世界では女子に常にやさしく

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    came8244
    came8244 2012/05/24
    風俗嬢に事後説教、に同意だな
  • 電子コンテンツ・ビジネス雑感 : 金融日記

    最近、僕も有料メルマガに参入することにした。ところで、僕は2005年3月からブログを書いていて、Amazonアソシエイトや、Google AdSenseのようなアフィリエイト・ビジネスの発展もよく観察してきたし、最近ではいろいろ御縁があって、ダイヤモンド・オンラインのようなウェブ・マガジンに対談記事を載せたりと、実をいうと、僕の業のファイナンスと同じぐらい電子コンテンツ・ビジネスについては詳しい。 電子コンテンツに課金してビジネスにしよう、という試みはあらゆるところでなされて来たのだが、これは当に死屍累々だといっていい。ウォールストリートジャーナルや日経新聞の電子版は、それなりの購読者数がいるだろうけど、ウェブ版単体でビジネスとして黒字かというと甚だ疑問だ。日経新聞の方はおそらく大赤字であろう。 それでここ数年は電子書籍ということで、さまざまなデバイスが日のメーカーから発売されたが、

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    came8244 2012/04/10
  • 新社会人に贈る言葉 : 金融日記

    みなさん、こんにちは。藤沢数希です。来週からいよいよ新社会人になる金融日記の読者の方も多いと思います。そこで、僕から新社会人のみなさんに、いくつかアドバイスしたいと思います。がっかりするような話かもしれません。耳が痛い話かもしれません。でも、みなさんにいくつか気をつけてほしいことがあります。それを今日はお話ししたいと思います。 まず、一流企業に就職が決まった男子のみなさん。おめでとうございます。しかし、大変きびしいことをひとつ言わないといけません。みなさんは一流企業の名刺を持ち、幾ばくかの金を稼ぐようになり、さぞかしモテるようになると期待していることでしょう。しかし、はっきりと言っておきます。あなたたちは全くモテなくなります。信じれないぐらいに。これは生物学的に明らかなことなのです。 あなたたちは、企業というサル山の最下層に組み入れられます。人間というのは、無意識の内にヒエラルキーを作り、

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    came8244
    came8244 2012/04/01
  • ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代、ダニエル・ピンク(著)、大前研一(翻訳) : 金融日記

    ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代、ダニエル・ピンク(著)、大前研一(翻訳) (A Whole New Mind: Why Right-Brainers Will Rule the Future, Daniel H. Pink) 年末年始に自己啓発的なを読みたい人には、ダニエル・ピンクをすすめたい。3冊出版されていて、そのすべてがベストセラーになっている。「フリーエージェント社会の到来」は、20世紀の働き方である大企業に所属するサラリーマンというのは今後は時代遅れになり、知的職業の多くが、個人でプロジェクト単位で働くフリーエージェント社会になるだろうと大胆な予測を試みている。「モチベーション3.0」では、近年の心理学の研究をもとに、20世紀に人を働かせた仕組み、つまり報酬と罰によるモチベーションはこれからは時代遅れになると説く。 今日紹介する「ハイ・コンセプト」には、グロー

    ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代、ダニエル・ピンク(著)、大前研一(翻訳) : 金融日記
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    came8244 2011/12/31
  • ユーロ・リスク、白井さゆり : 金融日記

    ユーロ・リスク、白井さゆり 最近、ユーロ危機のを4、5冊読んだのだけれど、このが一番わかりやすかったので紹介しておこう。 メディアではユーロ崩壊が騒がれているが、ユーロ崩壊とはそもそも何なのだろうか? それはおそらくユーロの価値が暴落、つまりユーロ圏でインフレが起こることか、ドイツなどの主要国がユーロを脱退することを意味するのだろう。しかし、わずか数年前の世界同時金融危機が起こる前は、ユーロこそが未来の基軸通貨で、スーパーモデルがギャラの支払いでドルを拒否してユーロを要求したとか、産油国がやはり支払いをユーロで要求したとかいうニュースを同じメディアが報じ、ユーロをさんざん持ち上げていたのだ。 確かにユーロ危機ではあるが、ユーロによる恩恵は多岐にわたり、それらをユーロ導入国が簡単に手放すとは思えない。ユーロが未来の基軸通貨というのもメディアの過剰反応なら、ユーロ崩壊というのも同じく過剰反

    ユーロ・リスク、白井さゆり : 金融日記
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    came8244 2011/12/27
  • モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか、ダニエル・ピンク(著)、大前研一(翻訳) : 金融日記

    モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか、ダニエル・ピンク(著)、大前研一(翻訳) (Drive: The Surprising Truth About What Motivates Us, Daniel H. Pink) 前回紹介した「フリーエージェント社会の到来」が非常に面白かったので、さっそくダニエル・ピンクのもうひとつの世界的なベストセラーである「モチベーション3.0」を読んでみた。日でも話題になったで、あの大前研一が訳者ということもあり、僕もAmazonで買っておいたのだが、今まで読んでいなかった。なんとなく自己啓発の香りがしたからだ。しかし、読んでみてまた後悔することになる。なんで、もっとはやく読んでおかなかったんだろう、と。 著者によるアカデミックな心理学の研究成果のレビューは秀逸で非常に勉強になった。また、実際の会社経営から子どもの教育まで、さまざ

    モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか、ダニエル・ピンク(著)、大前研一(翻訳) : 金融日記
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    came8244 2011/12/15
    でも大前研一だからなぁ
  • フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか、ダニエル・ピンク(著)、池村千秋(訳) : 金融日記

    フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか、ダニエル・ピンク(著)、池村千秋(訳) (Free Agent Nation: The Future of Working for Yourself, Daniel H. Pink) 久しぶりに大ヒットのに出会った。最近、僕の周りで会社を辞めて独立する人がちらほら出てきて、その人たちがすすめていたのが書だった。大企業のサラリーマン―つまり社畜―というのはどんどん時代遅れになり、これからは個人が組織に縛られることなく働く時代になる、というよくあるテーマを扱っただが、評判がよかったので買ってみた。そして、後悔した。なぜこのをもっとはやく読んでおかなかったんだ、と。テーマ、飽きさせない文章、しっかりとしたデータとその分析。全てにおいて一級品である。10年も前にアメリカで書かれただが、今の日にそのまま当てはまり、おどろく

    フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか、ダニエル・ピンク(著)、池村千秋(訳) : 金融日記
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    came8244 2011/12/13
  • 弱い日本の強い円、佐々木融 : 金融日記

    弱い日の強い円、佐々木融 佐々木氏は、顧客向けに為替相場のリサーチを提供しているJPモルガンの人気アナリストである。彼はアナリストで、自分で為替のトレードをしたことがないのだが、日銀出身で、そのするどい分析力は国内外の投資家から高く評価されている。 証券会社のアナリストの書くというのはつまらないものが多い。アナリストは他にない分析、情報を提供できてこそ、ヘッジファンドなどの大口投資家に評価され、それゆえに高い手数料を稼げるのであって、一般向けの書籍を出版するなど、自らの存在をコモディティ化させてしまうことに他ならない。よって、一流アナリストはそもそも一般向けのなど出版しない。 また、証券会社という巨大な組織に所属する会社員としてを書くと、どうしても当たり障りのない内容になりがちた。証券会社は様々な顧客を抱えており、そういった顧客の全てに気を使うと、きわどいことは何も書けなくなってし

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    came8244 2011/11/23
  • 比較優位の原理 −Principle of comparative advantage - : 金融日記

    比較優位の原理はどの経済学の教科書にも載っているので、このブログで解説するのもアレなんですが、とても重要なので復習しましょう。 それでは、先進国と途上国の自由貿易を考えましょう。 例えば、日では米などに非常に高い関税をかけて、途上国から農産物が入って来れないようにしています。 ここで、国家間の自由貿易と企業間の競争をごちゃ混ぜにすると大きな誤解を招いてしまいます。 規制のない業界では、企業同士はマーケットのい合いで、激烈な競争にさらされています。 ある意味、同業者同士の競争は限られた顧客を奪い合うゼロサム・ゲームであり、まさに経済戦争と言う言葉が似つかわしいものです。 しかし、同じロジックで国を会社のように見立てて、国家間が輸出を通して外貨を稼ぎ、輸入を制限して外貨を国内に貯めると言うような競争を演じていると考えると非常に滑稽な誤った議論になってしまいます。 残念ながらテレビによく出て

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    came8244 2011/11/02
  • アゴラに寄稿しました: 経済と命にトレードオフなんか全くない : 金融日記

    コメント一覧 (34) 1. ピストバイカー 2011年10月20日 01:41 それってクールだな。 2. w 2011年10月20日 03:20 放射能コワイの時代の風潮に乗らず、逆に激しく抵抗するこんながいまどきそんなに売れないことは私たちもわかっている。売れないを出すことを、出版社は嫌がる。それでも、この出版社と担当編集者はこのを出さざるを得ないのである。それは、すでに出すと決めていたからだ。(抜粋) http://www.snsi.jp/tops/kouhou/1540 3. イギリス銀髪野郎 2011年10月20日 03:37 だから言ってんだろ、労働時間短縮して経済成長、原発よりも効率の良いエネルギー政策で経済成長、それが正解。 トレードオフっていう発想自体が旧世代の古代民。 4. イギリス銀髪野郎 2011年10月20日 03:39 あっ、リンク貼るのを忘れてたわ。

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    came8244 2011/10/20
  • 僕はスティーブ・ジョブズが嫌いだ : 金融日記

    Appleを世界一の企業に育てたカリスマがとうとう逝った。健康不安がささやかれていたので、特に意外感はない。世界中で彼の死去を惜しみ、彼が成し遂げたことを賞賛する声が湧き上がっている。それほど彼が多くの人たちに愛されていたということだろう。 僕は実はスティーブ・ジョブズが嫌いだ。僕のような無名で大したことを何も成し遂げていないただのブロガーと、スティーブ・ジョブズのような世界最高といわれるカリスマ経営者を比べるのは、まったくもって失礼なことであるのだが、僕のやり方と彼のやり方がとても似ているのだ。それが僕が、スティーブ・ジョブズと彼が作ったAppleという世界一価値のある会社が嫌いな理由だ。そのやり方は、あざとくて、狡賢く、そしてとても強欲だ。 彼は人のアイデアを合法的に盗み出す天才だった。そして何よりアイデアを金に変えるビジネスの最後の部分に異常にこだわった。一言でいえば、彼と、そしてA

    僕はスティーブ・ジョブズが嫌いだ : 金融日記
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    came8244 2011/10/07
    ハードウェアメーカーを謳ったソフトウェア企業だからな。現代はハードよりデザインも操作性というソフトの魅力によって売れる時代。
  • 自動車の社会的費用、宇沢弘文 : 金融日記

    自動車の社会的費用、宇沢弘文 1974年出版のですが、このような真面目なにもかかわらず、僕が買った時で第37刷でした。今でもよく売れているで、この分野の名著です。 現代人にとって、自動車より大きなリスクは喫煙ぐらいでしょう。WHOによると、世界で毎年交通事故で死亡する人は130万人です。そして自動車は大気汚染でやはり100万人単位で人を殺しています。炭酸ガスの主要な排出源でもあります。にもかかわらず、我々はその不都合な真実を、自動車から受けられる便益と天秤にかけ、受け入れてきました。 また、自動車会社も自動車の利用者も、これらの外部性の費用を払っていません。これらは巧妙に社会に転嫁されてしまっているのです。 著名な経済学者(ただし、晩年はちょっとボケてTPPに反対したりおかしなことをいっているようです)である宇沢氏が、自動車が生み出す交通事故や大気汚染の社会的費用をていねいに解説して

    自動車の社会的費用、宇沢弘文 : 金融日記
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    came8244 2011/08/23
  • イマイチ盛り上がらない電力自由化とスマートグリッド : 金融日記

    一部の政治家や識者が電力の自由化や、スマートグリッドの実現をうったえています。僕も基的には自由化論者です。電力の供給に関してもうまく競争原理を導入するべきだと思っています。スマートグリッドも大変に興味深い技術ですし、確実に将来向かっていく方向だと思います。 しかし電力自由化もスマートグリッドの話題もイマイチ盛り上がっていません。とくに電力が安ければ一番得するであろう産業界がほとんど沈黙したままです。穿った見方をすれば強い政治力を持つ電力会社に気兼ねしている、ということも可能ですが、やはりイマイチ盛り上がらないなりの理由があると思われます。 結論からいうと、電力を自由化しても必ずしも電気代が安くなるとは限らないし、電気の質(電圧や周波数のズレや停電率)は少なくとも短期的には劣化するだろうからです。僕はそれでも電気代は長期的には自由化した方が安くなるとは思いますが、それほど確信が持てるわけで

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    came8244 2011/08/11
  • 日本企業の英語公用語化について : 金融日記

    楽天の三木谷CEOが社内の公用語を英語にすると発表してずいぶんと話題になりました。 以前は日産が英語を公用語化しましたが、カルロス・ゴーン社長が日語ができないし、ルノー(フランスの会社ですが)が親会社なので日産の場合は当然といえば当然なのですが、日で生まれて日の市場でビジネスをしていて、社長が日人の楽天英語公用語化に踏み切ったというのはちょっとしたニュースになったようです。 そこで今日は日企業の英語公用語化などについていろいろ書いてみたいと思います。 日において英語は極めて費用対効果が高いスキル 日というのはずいぶん落ちぶれてきましたが、それでも世界で2番目か3番目に大きい経済規模を持っています。 よって、日でもビジネスをしている外資系企業はまだまだたくさんあります。 そして外資系企業の給料は、同業の日企業よりもかなり高いことが多いです。 たとえばITなら、日企業でそ

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    came8244 2011/08/06
  • 再生可能エネルギーの現実 : 金融日記

    最近は太陽光発電のような再生可能エネルギーへの注目が集まっています。ソーラーで原発を置き換える、と主張する政治家も出てきました。そこで今日はソーラーのような再生可能エネルギーの現在の状況を紹介したいと思います。 まず、世界のエネルギー消費のうち再生可能エネルギーの占める割合は現在1.3%ほどです。 出所: BP Statistical Review of World Energy, June 2011 再生可能エネルギーでもエタノールなどのバイオ燃料が半分ぐらいを占め、ソーラーは全体の約0.1%ほどになっています。風力が一番多くてエネルギー消費全体の0.7%ほどです。これで原発や化石燃料を当に置き換えていくことができるのでしょうか? 少々不安です。 この0.1%の中でのソーラーの国別の内訳ですけれど、なんと日はベスト3でかなりがんばっています。 出所: Renewables 2010

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    came8244
    came8244 2011/07/13
    シェールガスだなやっぱり