結論から言うと、「イスラーム国」がラマダーン中のごちそうとして広報場裏で発信する画像を見る限り同派の活動状況が昨年に比べてよくなっているとは考え難い。 写真1:肉を焼く「イスラーム国」(2020年5月13日付「イスラーム国 シャーム州ホムス」) 写真1は、シリアの内陸部の砂漠に潜伏していると思われる「イスラーム国」の者たちがラマダーンのごちそうとして肉を焼く模様である。観察のポイントは、少なくともこの画像を作成した集団はちゃんとしたコンロやかまど、ガス・電気・水道を備えた厨房のある所にはいないということだ。しかも、実際の食事風景である写真2には、ここで焼いている肉は出てこない。その上、副菜や飲み物のない単調な食事に見える。 写真2:ラマダーンのごちそうを食べる「イスラーム国」(2020年5月13日付「イスラーム国 シャーム州ホムス」) かねてから「イスラーム国」の活動が活発化している要注意
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