季節の長さは3か月なので、通常は3回満月になる。しかし、満月の間隔は平均すると平均朔望月の29.530585日なのに対し、1か月は平均30.436875日でわずかに長いので、季節の最初の数日以内に満月だった場合、季節の終わりまでに4回満月となる。各季節の中の最初・2番目・最後の計12回の満月にはそれぞれ固有の名がある(右表、ただしこれらの名の定義はここでのもののみとは限らない)が、4回の満月がある場合、3回目だが最後ではない満月がブルームーンと呼ばれる。 1年に13回の満月があるとその1つがブルームーンになるため、ブルームーンは閏月と同様に、2〜3年間隔で、19年に7回起こる(起こる年・月は一致しない)。ブルームーンとなるのは、二分二至の約2か月後で次の二分二至の約1か月前、すなわち、2月・5月・8月・11月のいずれかの21日ごろ、言い換えると、雨水・小満・処暑・小雪ごろのいずれかとなる。