タグ

ブックマーク / totb.hatenablog.com (6)

  • 日本が没落した簡単な理由~投資しないから - Think outside the box

    の没落については様々な角度から説明できますが、その一つが、経済成長の原動力である投資を増やさなくなったためです。 名目ベースでは、建設投資は一時はピークから半減し、機械設備とソフトウェアへの投資も1991年と1997年のピークを下回ったままです。 投資が増えなかったのは、日経済のリソース不足や銀行の貸し渋りのために「できなかった」からではなく「できるのにしなかった」から、例えるなら「料は十二分にあるのにべることを拒否したから」です。 2003年度以降、企業は内部資金が増加しても設備投資を増やさずに株式取得を積極化させていますが、これは日市場を見限って海外市場に活路を求めたことの反映です。株主利益を最大化するためには合理的行動です。 一方、政府も歴史的低金利で資金調達できるにもかかわらず、国民の圧倒的支持を背景に、公共事業を大幅に削減しました。財政健全化のための「無駄」の削減です

    日本が没落した簡単な理由~投資しないから - Think outside the box
  • 「北欧でも賃金に男女格差」~男女同等は少数派の最大幸福 - Think outside the box

    朝日新聞にNYTの翻訳記事「なぜ?あの北欧でも賃金に男女格差」が掲載されていたので、 www.asahi.com 原文(⇩)を見てみます。 Researchers say motherhood is one of the biggest causes of the gender pay gap. It might take fathers to change that. https://t.co/83Uh0VxlKP — The New York Times (@nytimes) 2018年2月5日 女の生涯賃金が少なくなる原因は、子供のためにキャリアが損なわれるためです。*1 Despite generous social policies, women who work full-time there are still paid 15 percent to 20 percent le

    「北欧でも賃金に男女格差」~男女同等は少数派の最大幸福 - Think outside the box
    deadwoodman
    deadwoodman 2018/04/08
    “女の生涯賃金が少なくなる原因は、子供のためにキャリアが損なわれるためです。”
  • 日本の経営者は「有能」 - Think outside the box

    デービッド・アトキンソンが日の経営者を「奇跡的とも言えるほど無能」と酷評していますが、果たしてそうでしょうか。 【日は、「無能な経営者」から改革するべきだ】 アトキンソン氏「働き方改革よりも急務」 : https://t.co/My8bnrQffs #東洋経済オンライン — 東洋経済オンライン (@Toyokeizai) 2018年3月21日 以下、「日の経営者は有能」であることをディベート的に論証します。 「日がこの二十数年間、経済成長で他国に置いてきぼり」をくらったことについてのアトキンソンの分析は的確です。 そして、価格を引き下げるために社員の所得を減らすという暴挙に手を染める一方、企業としての利益を着々と貯め込んだのです。利益は増えているのにGDPが増えていないということは、経営者は社員の給料を削って利益を増やしたということです。その一部は外資系投資家に渡っていることを考え

    日本の経営者は「有能」 - Think outside the box
  • 金融に乗っ取られて貧しくなっていく日本経済 - Think outside the box

    過去20年間の日経済の相対的凋落(と中国の急成長)は劇的です。 その直接の理由は、金融危機が発生した1997年を境に、名目GDPが上昇トレンドから「ボックス相場」に移行したことです。 経済成長のパターンを「貿易財産業における技術進歩→生産性向上→賃金上昇→非貿易財産業の賃金上昇→非貿易財(サービス)価格上昇→サービスの財との相対価格上昇(ボーモルのコスト病)」として、日経済のどこにトラブルが発生したのかを分析します。 サービスの財との相対価格は2003年から上昇を止めています。 トレンドが続いていれば、2016年度は現実値から1.2倍弱になっていました。消費者物価指数に占めるサービスのウェイトは約50%なので、CPI総合は1.1倍です。 日経済は1997年あるいは2003年に構造変化を起こしていることが示唆されますが、1998~2002年は企業がバブルの後始末のデレバレッジ(「三つの

    金融に乗っ取られて貧しくなっていく日本経済 - Think outside the box
  • 現在とリーマンショック前との違い - Think outside the box

    安倍総理大臣が、現在の世界経済がリーマンショックの前と似た状況にあるとの認識を示したそうです。*1 jp.reuters.com 安倍晋三首相は26日、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の世界経済を討議するセッションで、コモディティ価格が「2014年以降55%下落しており、リーマン・ショック前後と同様」とするデータを各国に提示した。 www.bloomberg.co.jp 第一生命経済研究所の熊野英生エコノミストは26日付のリポートで‥‥「多くの人が世界経済の先行きに対する不安を抱いていることは間違いないが、リーマン・ショック後の様子と同一視することが的確だとは思えない」との見方を示した。 リーマンショックはアメリカの金融部門と家計部門の負債の膨張が原因でした。 しかし、両部門の負債の対GDP比は、リーマンショック前の水準には戻っていません。「リーマンショック前と似た状況にある」というのは

    現在とリーマンショック前との違い - Think outside the box
  • スティグリッツのマイナス金利政策批判 - Think outside the box

    スティグリッツが各国中央銀行のマイナス金利政策を批判しています。 www.project-syndicate.org モデルでは「実質金利低下→投資刺激」とされているものの、 企業は潤沢な現預金を保有しており、投資判断にはわずかな金利低下よりも需要動向が影響する。*1 企業(特に中小)は国債金利で銀行から借りられるわけではない。 マイナス金利政策は銀行のバランスシートを毀損し、貸出意欲を抑制する。 などが現実であるため、逆効果になるという分析です。 これらが日に当てはまるかについて確認します。 1.について。超低金利政策が20年以上続くにもかかわらず、民間企業の借入抑制・内部留保積み上げを最優先する姿勢は不変です。 2.について。国債金利と銀行の新規貸出約定平均金利を比較します。 リーマンショック後に注目します。 2012年から長期国債金利と銀行の新規貸出約定平均金利の乖離が大きくなって

    スティグリッツのマイナス金利政策批判 - Think outside the box
  • 1