最近気になってるんだが、ゆとり教育っていつの間に日教組が推進してきたことになったんだっけ。 今「ゆとり教育」と言われるのって文部官僚の寺脇研が1980年代に打ち出した方針のことで、方向性は1984年から中曽根の諮問機関である臨教審で決められたものだけど、段階的に週休2日制が始まったのが1992年、いわゆる「授業内容3割減」の実施が始まったのは2002年。この「3割減」指導要領で教育を受けた世代が世間では「ゆとり世代」と呼ばれてる。 臨教審自体は中曽根政権下で「教育改革」「教育自由化」と位置づけられ、中曽根+官僚 vs 日教組という形で反目し、日教組は例によって反対反対の大合唱で、結果は日教組ボロ負けで終わった。 この指導要領については自民の右派と官僚が主導した「改革」で、日教組は「改革」に対する抵抗勢力だったはず。ってかこの件に限らず日教組が政府筋の教育改革に賛成したことなんて無いだろう。
低学力地域は日教組票多く (1/4ページ) - MSN産経ニュース] http://sankei.jp.msn.com/life/education/081008/edc0810080731000-n1.htm 「組織率と学力は必ずしも一致しないものの、参院比例の日教組票などからみた“強さ”と学力の間には一定の関係がうかがえる」そうです。 非常に愉快な分析です。 なぜか「得票数」です。 得票数というのは有権者数と関係してきます。 有権者数は都道府県で違います。 得票数が少なくても、人口が少ない県では得票率が高いことはあります。 「得票率」で見なければ意味がないのではないでしょうか? そこで、都道府県別に日教組参議院議員の得票率(有効投票数千人当たりの投票数)と学力テストの正解率合計をグラフにしてみました。 相関係数はそれぞれ-0.07、-0.01 です。 私には得票率と学力テストには全く相
組合と学力に関連性はあるか? 低学力地域は日教組票多く - イザ! http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/185211/ えー。こういう表現はあまり使いたくないのですが、他の的確な表現をもう思いつきません。産経の記者があまりにも馬鹿で、頭が痛くなってきました。ちなみに無署名記事です。署名できるわきゃないわな。*1 中山成彬氏が言い出した、例の「日教組が強いところは学力テストの結果が低い、根拠はある、あえて言わない」というやつですね。中山氏があえて言わなかった根拠を(肯定にせよ、否定にせよ)探して、日教組の組織率を提示してみたら*2、それは違うんだそうです。そこでこの馬鹿 産経新聞の記者が、「参議院選挙での日教組出身候補の得票数と学力テストの結果に関連性がある」、と言い出したのがこの記事です。 この比較は統計的に、ひいてはこの記事自体に、
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