日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)による「慰安婦は必要」との妄言に対し、国内外からの批判がとどまりません。国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長が異例の批判をし、人権に関する委員会が日本政府に勧告を提出。日本国内でも各種団体の抗議をはじめ、地方議会での非難決議があいついでいます。 欠ける歴史認識 「女性の人権を蹂躙(じゅうりん)し尊厳と名誉を傷つけたという歴史認識に欠け、性暴力被害者をさらに傷つける断じて許されない暴言」「女性を道具のごとく扱う人権感覚の橋下氏に公職を務める資格はない」 千葉県議会の全女性議員の抗議声明(5月17日)はこう指摘しました。抗議が広がっているのは、女性を“戦争の道具”のようにみなす橋下氏の妄言が、国際社会の到達した人権基準からみても決して許されないからです。 米国のジョディ・ウィリアムズさん、イランの人権活動家シリン・エバディさんらノーベル平和賞受賞の5人の
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