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ブックマーク / kmiura.hateblo.jp (12)

  • 「日本を、取り戻す」 - kom’s log

    4週間ほど日に行っていた。うち2週間は無珍先生と過ごし、2週間は大阪仕事をしていた。計測開始以来という猛暑に居合わせたのにはまことに閉口したが、すくなくともそこにいたということでなんとなくオリンピックは参加することに意義がある的な気分である。庭で無珍先生とホースの水をぶっかけあうという懐かしうれしいようなこともできた。 ところで、あちらこちら移動していて目についたのが自民党の「日を、取り戻す」ポスターである。日の丸をバックにアベ首相が自信有りげに、なおかつ慈愛のこもった目つきで微笑んでいる。このポスターが、異様なほどあちらこちらに貼られている。日でずっと生活している人は慣れてしまってあまり異常だと思わないのかもしれないが、映画などでも描かれる全体主義の社会を限りなく模倣したような、そのような光景である。Big Brother is wathching you *1. 私は今の日

    「日本を、取り戻す」 - kom’s log
    dj19
    dj19 2013/08/18
    「このポスターが、異様なほどあちらこちらに貼られ/映画などでも描かれる全体主義の社会を限りなく模倣したような、そのような光景」本当そうなんだよな。家の周辺も異様なほど貼られてる。
  • 2012年年末・日本 - kom’s log

    年末に3週間ほど日に帰国していた。なんだかんだいってクリスマス直前までデニーズに通って仕事をし、明けて3日にはこちらに戻ってくるという何しに行ったんだか、という滞在ではあったが、いちばんの目的であった無珍先生を日の幼稚園に通わせる、というプランを達成することができた。 デニーズの最近のデザートを全て制覇したのも特筆に値する。店内で無線LANを無料で使えるというのも、公衆ネット環境が時代遅れな日におけるゆっくりとした進歩を感じさせてくれた。席に座って周りを眺めると、ラップトップで仕事をしている人も結構いて、一度は大学院生っぽい男がRでなにやら計算して四苦八苦している様子で、おお、同志よ、ということでニヤニヤしてしまった。一方でファミリーレストランに行こうとしたら、以前は犬も歩けばファミレスにあたる、という感じで探す必要もなかったのにずいぶんと数が減ってしまった。高校時代ファミレスで放課

    2012年年末・日本 - kom’s log
    dj19
    dj19 2013/01/10
    kmiuraさんの豊かな感受性と文章が好き
  • kom’s log 従軍慰安婦問題のひとつの解決法

    気温低下。 フィンランド人、ドイツ人、スコットランド人とわたしというメンバーで飲んで、そのままうちになだれ込もうとしていたら、路上で知り合ったドイツ人のストリートギャングっぽい若者二人組みと、バックパッカー少年が一人、一緒についてきた。ドイツ人やフランス人は飲んだ後にべたくなるのがなぜか玉子焼きで、しかしながら私は日人によくある麺類をたべたくなる。飲んだらラーメン、なので7人でビールの続きをのみつつラーメンずるずる。世界に広がるラーメンの輪。若者二人組みはパカパカとビールを開けてへべれけになり、その後もつれあうように去って行った。バックパッカーの少年は彼女に会いにやってきたのだそうである。え、なんで彼女のうちに泊まらないの?と私は聞き返してから、愚問、まだ若いんだ、と頭の中で思い返した。バックパッカー少年はその後正体もなく床で眠りこけて、次の日にも二日酔いでふらふら。おなじくうちで寝て

    kom’s log 従軍慰安婦問題のひとつの解決法
    dj19
    dj19 2013/01/09
    2007年の記事。慰安婦問題を正当化しようとして人権意識のひどさを諸外国から批判されるというパターンを繰り返している日本
  • フランクフルトの税関 - kom’s log

    このところフランクフルトの税関で立て続けに演奏家のバイオリンが課税対象になってその場で払えない高額であるため没収された、という件が話題になっている。 http://matome.naver.jp/odai/2134941753199027401 http://nofrills.seesaa.net/article/296070497.html あららー、と思っていたら10日前私が日からドイツに戻ってきたとき、見事にフランクフルト空港ターミナル1の税関で引っかかった。私は近年税関で捕まることは滅多にないのだが、今回はいかにも移民風な安い布製のでかいスーツケースにボロい小さなボストンバックだったんで、怪しい、と思われたんだろうな、と捕まった瞬間に思った。以前はかなりヨレヨレの格好していたからよく捕まっていたものである。 とはいえ今回なにが問題になったかというと、スーツケースに一杯入っていた両

    フランクフルトの税関 - kom’s log
    dj19
    dj19 2012/10/09
  • ケンカのイロハ - kom’s log

    東京都の副知事である猪瀬直樹が一ヶ月前に次のような発言をしている。 泳いで来るのだから、こちら側から蹴りを入れれば一発だよ。水に顔を突っ込み、参ったかとやりグロッキーにして上陸させず来た船に帰してやればよかっただけのことだよ。こんなもん、ケンカのイロハだ。 2012年8月19日 - 10:57 そうこうしているうちに中国では抗日デモが21世紀最大の規模で盛り上がり、満州事変勃発の日である日9月18日には1000隻の中国の漁船が尖閣諸島に到着する、とのことである。10隻に満たぬ日の海上保安庁は「お手上げ」とすでに申し出ている。中国のこうした激発は「想定外の事態」であったらしい。原発事故や外交問題は事務手続きではない故、書式システムには想定しがたいのは確かだろう。野田政権は海上自衛隊の艦船をさきほど尖閣諸島に移動させ始めたとのことである。 英語の記事を眺めたところ、この事変の評価はおおよそ

    ケンカのイロハ - kom’s log
    dj19
    dj19 2012/09/18
  • フィンランドの国際化 - kom’s log

    フィンランドのことでメモしておくべきことがある。2007年に教えたときと、今回2012年の大きな違い。学生の構成である。教室にやってくる学生は、院生からポスドクたちなのだが、2007年の時点ではそのほとんどがフィンランド人だった。留学生というと、スウェーデン人、イギリス人、ドイツ人がちらほら。日人もひとりだけいた。フィンランド人の学生って日の学生に良く似ているなあ、と思ったのは、講義の途中でなにか質問は?と聴くと、シーンとしている一方、では終わりますといって、廊下にでると小走りで追っかけてきて、すみません、ちょっと質問が、とすまなそうな顔をしていいに来るところだった。まあ、そんな感じだったのである。 5年後の2012年、教えに行ってみたらなんと半分以上、70%が留学生だった。ヨーロッパの留学生、というよりもインド人、中国人、アラブ人、ペルシャ人、アフリカ人。正直言って、あんなにたくさん

    フィンランドの国際化 - kom’s log
    dj19
    dj19 2012/09/07
  • 彼女が死んだ。 - kom’s log

    一ヶ月の間一緒に住んだ。二ヶ月の間、病院で過ごした。短い結婚生活が終わった。 脳幹の梗塞、ということで一度医師団に見放された後に奇跡的に復活したという話はここに書いた。その後の脳の機能回復は私からみるかぎりかなり目覚しく、瞬きを使ってどの曲を聴きたいか、などのコミュニケーションを交わすことができるようになるまで回復した。一方で脳ではなく体の予後が思わしくなかった。初期の激烈な血圧上昇剤投与を停止したことによる副作用と思われる虚血による後発性肝内胆道炎を起こし、おそらくそのことが原因となった肝膿瘍が発症からちょうど2ヵ月後に発見された。細菌の感染も軽微ではあるが、抗生物質で完全に排除することができなかった。脳、肝臓、感染の三つ巴のなかで、治療方針は難航を極め、集中治療室を出ることができずに時間ばかりが過ぎた。この間に私はリハビリについて調べ、特にリハビリの専門家であるバーバラ・ウィルソンの著

    彼女が死んだ。 - kom’s log
    dj19
    dj19 2009/04/08
    …追悼。
  • 近況 - kom’s log

    彼女の説得工作に見事に負けて私は11月下旬に結婚し、12月中旬にその彼女は私の家にやってきた。一緒に暮らすのも楽しいなあ、と思い始めた1月下旬に子供が産まれ、その5日後にくも膜下出血で産院から神経外科に緊急入院した。2週間後の今、5日前に確実に脳死しますと宣告された彼女は(ドイツの医師はこのあたり容赦ない断言をする)酷なる状況を見事にギリギリでサバイブした。脳幹の大規模な梗塞で意識を取り戻す見込みはない、という程度の所見にまでに回復した。 うれしい。彼女が存在していること。 負け戦をボロボロになって闘ったのは彼女である。でも私は彼女を救ったような気さえしている。幾度にも渡る過酷な決断に直面して飯を忘れたせいか、指がやせ細って手を洗っただけで彼女が私に押し付けた結婚指輪がずり落ちるようになってしまった。そもそもこんな拘束具みないなものしたくないなあ、と思っていた。別にしなくていいのだろうけれ

    近況 - kom’s log
    dj19
    dj19 2009/02/14
    うるっと・・・。日本からも無事に回復されることを願います。届きますように(-人- )
  • ボクタチの闘争 - kom’s log

    「同じ人間だろ」は断固否定しなくてはならない。同じ人間ではない、という基的な態度をとるべきなのである。 同じではないから、対話が必要なのであり、理解できる部分とできない部分を見極め、合意を形成し、ボトムラインの線引きを行う。ここからここまでは合意に達しましたね、ということで。同じ人間はそもそもありえない。同じ、ということはありえないと絶望しつつも合意が形成できることに僥倖を感じつつそこに社会関係がうまれる。 たとえばこのあたりにみられるように大騒ぎしている某府知事。バカだ、と一蹴すればよい話なのだが、そういっていられるのは実は今日明日の話であって、今後15年ぐらいのスパンで考えれば一蹴するわけにもいかぬ症状である。この人間が考えているのは競争だ。しかもその頭にあるのは、自分を競争という闘争の場から一歩引いて競争とはなにか、競争はこの場面においてあるべきか、といった思想ではない。人がたと

    ボクタチの闘争 - kom’s log
  • 2008-02-07

    Facebookを使い始めて数ヶ月になる。目下私のFriendsに登録されているのは52人。全員リアルの知り合いというか、ウェブでしかしらないという人はいない。まあ、だから 他方、急成長している米国のSNS「Facebook」は、7000万人を超す会員のほとんどが実名だ。下に示した私のプロフィールのように、写真を出して出身大学や政治や宗教についての考え方まで明らかにしている人が多い。しかし互いに実名だと、誹謗中傷はほとんど起こらない。やった人がコミュニティーで相手にされなくなるからだ。議論のレベルも高く、有名な専門家が学生と議論していたりする。 第2回 ウェブを「匿名の卑怯者」の楽園から脱却させるには@池田信夫の「サイバーリバタリアン」 一ページ目はこちらから。 つーことになるんだろうけど(ちなみにレベルの高い議論ってどこで、と思うが)、池田氏自身のFacebookのプロフィールにアクセス

    2008-02-07
  • セクト化するネット - kom’s log

    はてなを名指しで非難するサンケイのコモリ氏*1の次のような言葉を眺めた。 この文章は二重三重に偏向フィルターを経ており、ニクシュ氏がこの日語のとおりのことを客観的な記述(他の人の文章の引用ではなく)として書いているとは、きわめて疑問です。とくに日語訳のところに出てくるhatenaというのは悪名高き左翼ネットオタクだという説があります。 『古森義久記者、はてなに逆恨みする』@vanacoralの日記より、孫引用。 レッテル貼りの好きなワシントン特派員コモリ氏ならいかにもいいそうな話だなあ、と流してから*2別のブログをながめていたらこんな記述が。 11日の記事で、「はてなが有害情報を放置してアクセスを稼いでいる」と書いたら、予想どおりネットイナゴが殺到して150もブックマークがつき、はてなの「人気エントリー」のトップになった。世界情勢にも経済問題にも関心がないが、自分の使うおもちゃを批判さ

    セクト化するネット - kom’s log
  • 2007-10-12

    lovelovedog 氏のキーワード「集団自決」のこの編集はいかがなものか?@捨身成仁日記 http://d.hatena.ne.jp/buyobuyo/20071012#p1 ”集団自殺”ないし、”集団自害”であれば私の記憶の中で強烈なのが沖縄の話に加えて、ジム・ジョーンズの教団が行った薬物による集団自殺。それがキーワードの説明に含まれないのはおかしいよな、などなどと最初になんとなく思った。そのような第一印象でキーワードの編集過程を眺めはじめたのだが、集団自決という言葉が戦後に沖縄の民間人が『玉砕』したことをさして創作された言葉である可能性がある、ということを知り、これは確かに詳しく書く必要があるかな、と思った。 『広辞苑の「自決」の定義は 1、自ら決断して自分の生命を絶つこと。2、self-determination、 他人の指示を受けず自分で自分のことを決めること。』だそうだから、

    2007-10-12
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