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2007年4月13日のブックマーク (10件)

  • 「EMIは打つ手がなかった」――DRMフリー化と「CCCD」という無駄 そして日本は

    また、他社が追随するもう1つの要素としては欧米でDRMフリーの音楽配信サービスが徐々に伸びてきているという事情もある。規模的には、まだメジャーと比較すればかなり小さいことは事実だが、欧州のインディーズレーベルのDRMフリー配信プラットフォームとなった英国の「Bleep」や、当初は無料から配信がスタートし、楽曲のニーズ(ユーザーレコメンド)に応じて楽曲の販売価格が変わるというDRMフリーの音楽配信サービス「Amie Street」といった新しいサービスを利用するユーザーは日増しに増えている。さらに言えば、まだ噂レベルでしかないが米国ではAmazon.comがDRMフリーのMP3楽曲販売に乗り出すという話もあるほどだ。音楽業界は数年かけてDRMの実験を行ってきたが、どんな形であってもDRMが売り上げを伸ばすことはなさそうだ、というシンプルな結論に行きつつあるのではないかと筆者は思っている。 今

    「EMIは打つ手がなかった」――DRMフリー化と「CCCD」という無駄 そして日本は
  • 「EMIは打つ手がなかった」――DRMフリー化と「CCCD」という無駄 そして日本は

    1つは2005年から2006年にかけてのSONY BMGの「大失態」だ。同じ時期にMacrovisionの新しいバージョンのCCCDを市場投入していたEMIだが、これはCDをパソコンに挿入するとプレーヤーソフトがインストールされるなど、挙動がXCPのCCCDと似ていた。 rootkit騒動を受け、EMIはITやネットの世界でプライバシーの保護や表現の自由といった市民権を確保することを目的とする米国団体Electronic Frontier Foundation(EFF)から、EMIのCCCDに含まれるDRMソフトにセキュリティ上のリスクがないか、疑いをかけられた。幸いにしてEMIのCCCDはSONY BMGのような訴訟問題に発展することはなかったが、あの時点でEMIは「多くの敵を作り、多大なDRMコストを支払ってまでCCCDを続ける意味はない」と判断したのではないだろうか。 VistaがD

    「EMIは打つ手がなかった」――DRMフリー化と「CCCD」という無駄 そして日本は
  • 「EMIは打つ手がなかった」――DRMフリー化と「CCCD」という無駄 そして日本は

    レコード会社は「空気」から「敵」に ここで、「なんちゃってDRM」をかけたCCCDと音楽配信のDRMの話がリンクしてくる。4大メジャーはインターネットが爆発的に発達したこの10年間、消費者(実は彼らにとってはビジネスの根幹を支える「お客様」であるのに!)の利便性やハードウェアの耐久性やプライバシーを犠牲にしてまでも、CDにDRMという「鍵」をかけることに夢中になってきた。しかし、その結果SONY BMGは多額の賠償的和解金を支払うハメになり、音楽を愛好する消費者からの信頼を失った。 来レコード会社という存在は消費者から意識されない「空気」のような存在である。よほどマニアックなインディーズレーベルでもない限り「あのレコード会社の音源が好きだから、知らないアーティストだけど音源買おう」という話にはならない。あくまでレコード会社は黒子的な存在であり、質的な話をすれば、そもそも消費者と対立する

    「EMIは打つ手がなかった」――DRMフリー化と「CCCD」という無駄 そして日本は
  • 「EMIは打つ手がなかった」――DRMフリー化と「CCCD」という無駄 そして日本は

    こうした状況の中、可処分所得が限られている消費者の一部は「お金を払わなければ楽しめないコンテンツ」の方に流れ、「音楽は無料で楽しむ」ということを習慣化させてしまった。 娯楽の多様化に加えて、コピーで済ますことができるかどうか(さらにいえば、音楽の場合、ほかのコンテンツと比べてリピートして何回も楽しむ要素が非常に強く、これがコピーする必然性を生み出してる)。これらの複合要因でレコード会社はそれまで得ていた利益を失っていったのだ。 そうした状況の改善策として対症療法的に生まれてきたメディアがコピーコントロールCD(CCCD)である。パソコンでコピーされている現状に対処するために登場したCCCDは、通常のCDにパソコンで認識できるデータ領域を加えたディスクである「CD-EXTRA」の技術を応用し、データ領域にパソコンでコピーできないようにするDRMを内蔵させたものだ。 しかし、このCCCDは非常

    「EMIは打つ手がなかった」――DRMフリー化と「CCCD」という無駄 そして日本は
  • ITmedia アンカーデスク:「EMIは打つ手がなかった」――DRMフリー化と「CCCD」という無駄 そして日本は

    世界4大メジャーレコード会社のひとつである英EMIグループはこのほど、DRMの付かない音楽コンテンツの配信を、世界最大の音楽・動画コンテンツ配信サービスであるAppleの「iTunes Store」上で始めると発表した。 「DRM」とはDigital Rights Managementの略。直訳すれば「デジタル著作権管理」という意味だが、オンラインコンテンツ配信においては「PCを通じたコピー回数などを制限する機能」もしくはシンプルに「コピーガード」と同義で意味で使われることが多い。 EMIグループはこれまで、4大メジャーの中でもっともオンライン配信に積極的であり、かつ厳しいDRMをコンテンツに課すレコード会社であった。そのEMIが突如「DRMを外す」と宣言したわけである。今回の発表を受けて、今頃世界中のうるさ型の法務部を抱えるレコード会社は大騒ぎしていることだろう。そして、音楽制作の現場で

    ITmedia アンカーデスク:「EMIは打つ手がなかった」――DRMフリー化と「CCCD」という無駄 そして日本は
  • http://www.asahi.com/culture/music/TKY200704030031.html

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  • ITmedia News:業界変われば著作権も変わる? 落語、同人誌、ソフトウェアの場合

    著作権保護期間を、著作者の死後70年に引き伸ばすか、現状の50年のまま維持するか――著作権保護期間延長問題を考えるフォーラムは4月12日、シンポジウムを都内で開いた。落語家や現代芸術作家、ソフトウェアの専門家などが、それぞれの著作物に関わる業界の慣習と著作権法との関わりについて語り合った。 著作権保護期間延長問題を考えるフォーラムは、著作権保護期間延長に反対するクリエイターや、中立的な立場の作家などが参加し、ボランティアベースで活動している団体で、十分な議論なしで保護期間延長に踏み切らないよう訴えている。 シンポジウムは今回で3回目で、パネリストは落語家の三遊亭圓窓氏、現代芸術作家の椿昇氏、マイクロソフト最高技術責任者補佐の楠正憲氏、早稲田大学大学院客員助教授(経済産業省出身)の境真良氏の4人。慶応義塾大学の金正勲准教授がコーディネーターを務めた。 これまでのシンポジウムでは、著作権保護期

    ITmedia News:業界変われば著作権も変わる? 落語、同人誌、ソフトウェアの場合
  • [N] 容量無制限のファイル共有サービス「MediaFire」

    Share any size file with MediaFireというエントリーより。 Web site MediaFire is a free file hosting service that allows unlimited file sizes and uploads, as well as unlimited downloads of files Lifehackerで紹介されていた「MediaFire」というストレージサービスがなかなか良さげです。 ・無料 ・ファイルサイズ無制限 ・アップロード回数無制限 ・サインアップの必要なし ・同時に複数のファイルアップロード ・アップロード後にURLを知らせるだけ サインアップなしで試せるというのが、何より素敵ですね。試しに使ってみましたよ。 アップロードしたいファイルを選択し「Upload File to MediaFire」をク

  • 気になる! itemズ

    海外で先行発売されたソニーのパーソナルコミュニケーター「mylo COM-1」が日でも発売された。IEEE 802.11bの無線LANが利用できる場所ならどこでも、インターネットを通じた音声通話や文字メッセージの送受信、WebブラウジングやWebメールが利用できるという携帯端末である。 しかも単なるコミュニケーションツールにとどまらず、mylo間の通信をはじめとして、音楽、動画、静止画を再生、表示するメディアプレーヤー、テキストエディタといった多彩な機能を備える。携帯電話なみのサイズに重量約150gと持ち歩いても負担にならない新しいタイプのポータブル機器だ。 myloの外観は、そのままスライド式のスマートフォンとしても通用しそうなもの。ソニー製品と言うと、どうしてもPSPのイメージと重なってしまうが、myloはより曲線が強調された個性的なデザイン。ボディの真ん中に配置されたディスプレイは