入社した頃のまぐまぐは和気あいあいとして楽しかったが、「会社としてきちんとしたレギュレーションを作る必要を感じた」という 和気藹々としているのはいいのですが、入社した頃のまぐまぐはあまり“会社”という感じではありませんでした。 キッチンもあったし、みんなでご飯を食べたりして楽しいのはいいのですが、「どうやって会社の売上を上げるか」といった厳しさがなかった。レギュレーションをきちんと作り、組織を作り上げる必要性を感じました。 そこで上司にお願いして、係長にしてもらいました。東京と京都とにオフィスが分かれており、広告は自分のいる東京メインで、編集担当が多い京都にも指示を出さないといけなかったので、指示しやすいように役に就けてもらったのです。24歳の時でした。 嬉しかったし、無事レギュレーションもできて、やっていることが形になっているのを感じました。最初は遠慮していたのですが、みんな理解がある人
まぐまぐ代表取締役社長の横尾 茜氏。まだ29歳。創業者であれば20代の社長も珍しくないが、2代目社長で20代女性というのはめったにいない。若くしてトップに抜擢されるまでと今後の展開などをお聞きした メルマガ配信サービスで知られる「まぐまぐ」のオフィスに行って驚いた。「純喫茶 窓」という看板があったのだ。部屋の作りも喫茶店風。テーブルの下に置かれている漫画に至っては、昭和49年発売の130円の「週刊少年ジャンプ」という凝りようだ。先代社長の大川弘一氏が趣味で作り上げたものらしい。 横尾 茜氏は、2007年11月に、大川社長の後を次いで新社長に就任した。若干29歳だが、会社で一番の古株だという。 ITベンチャーに20代の社長は珍しくないが、そういう人たちは大抵創業社長だ。二代目なのに若い社長というのは、かなり珍しいケースと言えるだろう。 まぐまぐはサービスとしては一昨年、会社としては来年で10
第14回 捜査書類「サルベージ」に執念を燃やす京都府警 Winny事件の捜査手法とAntinnyの後始末 TEXT:佐々木 俊尚 インターネットが社会の基盤インフラとなりつつある一方、アナログ社会にはなかった新たな危険や落とし穴も増え続けている。この連載では、IT化が進む中で起こるさまざまな事件を、元全国紙記者が独自の取材によりお伝えします。(編集部) ■京都府警ハイテク犯罪対策室の捜査員約40人のうち、10人がWinny摘発に割かれる Winny摘発作戦における京都府警の捜査手法が、徐々に明らかになってきている。今回の事件捜査の内部事情を知るある司法当局関係者は、筆者の取材に応じて次のように話した。 「Winnyの摘発は各都道府県の警察がかねてから狙っていたが、開発者が作り上げていた匿名化の仕組みは思ったよりも強固で、警察の技官の持っている技術力では歯が立たなかった。京都府警ハイテク犯罪
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