ドイツの首都ベルリン郊外にある住宅地。ここで、いかにエネルギー消費量を抑え、快適な生活を送れるかの実証実験が進められている。エネルギー管理システムを手掛けるのは、仏電機大手シュナイダーエレクトリックだ。 「スマートグリッドでは電気の有効利用を想起する人が多いが、水やガス、熱などとの組み合わせも重要。自動車にも対象を広げれば、交通渋滞の緩和など街全体で省エネを進められる」。実証実験のプロジェクトマネジャー、ヨハネス・シギュラ氏はこう語る。 シュナイダーのオフィスにあるモニターでは、街全体のエネルギー生産と消費動向をリアルタイムで表示している。風力・太陽光発電などの自然エネルギーは環境への負荷は小さいが、天候の影響を受けやすく稼働が不安定。そこで、シュナイダーのオフィスでは正確な気象予報データを基に自然エネルギーの稼働計画を作っている。 刻一刻と変化する風向きや風力を予測し、風力発電のブレード
![気象予報は成長産業! 人材争奪戦も過熱](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/072a2a90266dc2fb38caeffa0c95a310c8ade7da/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkei.com%2Fatcl%2Freport%2F15%2F278202%2F110900054%2Ffb.jpg)