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モルガン家の歴史感覚。 : Espresso Diary@信州松本
2005年09月05日23:26 カテゴリ債券の話。 モルガン家の歴史感覚。 これは、債券や株式から見たアメリカ... 2005年09月05日23:26 カテゴリ債券の話。 モルガン家の歴史感覚。 これは、債券や株式から見たアメリカ現代史ですね。ロン・チャーナウが書いた『モルガン家・金融帝国の盛衰』。その上巻を読んでみました。私が学生の頃は、「東大の法学部を出て大蔵省に行くのがエリート」とか言われてたんですが、いまは外資系の投資銀行で稼ぐ若い人たちが脚光を浴びる時代です。外資といえば直ぐに「ハゲタカ」という声も出るんですが、その生い立ちが分かる本は意外に少ないものです。 モルガンの源流は、19世紀の前半に発行されたアメリカの州が出していた債券の取り扱いだったんですね。ナポレオンが没落した後の欧州では、ただ英国だけが世界に潤沢な資金を供給することが可能だった。その資金を荒々しい新大陸へと流し込むことで、モルガンは成長してゆく。アメリカの資本主義が劇的に変化してゆく背後に、つねに投資銀行があったことが分かります
2005/11/03 リンク