2005-05-14 - ゾゾコラム

話題に遅れること約1ケ月ちょい、やっと「電波男」（本田透著 / 三才ブックス）を読む。最初は気が滅入ったりもしたが、読んでいる途中から俄然おもしろくなってきた。「電波男」の、カラクリに気づいたからだ。まずは本田透、あるいは「電波男はオレだ！」と思っている男性陣に一言。「恋愛資本主義にようこそ、今日からキミも『お友達』だ！」。 「電波男」を知らないヒトのために、説明すると、本書は「オタクによるオタクのための勝利宣言書」の看板をせおった「二次元恋愛の啓蒙書」だ。帯には『もはや現実の女に用はない。真実の愛を求め、俺たちは二次元に旅立った』『負け犬女は萌えないゴミ！』との「売り言葉」が書いてある。早い話が「現実の世界に純愛はないから、二次元世界で恋愛するのがオタクの理想の生きる道」と説く本だ。仮想敵は、オタクたちがさんざん苦しめられてきた相手（であるらしい）「負け犬女」*1。どこまでが本音で、どこ

[eal]

「恋愛に失望した」「みんな「恋愛」の代わりに「恋愛っぽいもの」にしがみつこうと、必死なんだ。「恋愛」を、妄想で埋めようとしてるんだ。」

[walkinglint]

> 神様の代わりに、神様みたいにパーフェクトな彼女（彼氏）と永遠の愛を満喫しちゃおう！と思ったけど、パーフェクトな彼女（彼氏）なんていないし、パーフェクトな彼女（彼氏）がいたとしても自分なんかを選んでく

[crowserpent]

以前言及した記事。

[j24c]

電波男は、実は恋愛資本主義に背を向けたのではないのだ、という話。ただ、「やっと『選ばれる側』の仲間に入ったね。」という認識は違うのでは、という気も。

[gilmo]

女たちは、「サービス」で、彼氏のために欲しくもないティファニーをねだったかもしれない。「レオン」も「ニキータ」も、結局「こうすればまだ『恋愛』らしきものができるぞ」っていう、「恋愛延命のための参考書」

[yoshid6m]

電波男

[TakahashiMasaki]

　（電波男感想。これははっきりいって名記事

[nazoking]

「電波男」も、「負け犬女」「だめんず・うぉ〜か〜」「バブル女」「DQN男」も、そしてアタシも、なんとか「

[L42]

あとでよもう

[antipop]

そもそもはじめから恋愛とかまったくもってどうでもいいのでなんの感慨もわかない(それを「恋愛の死」とか

[meronbokujou]

恋愛は死んだ？

[summercontrail]

「電波男」「負け犬」はdemiさん竹熊さんあたり。神や異性からの承認への依存を忌避しても反動が出るだろう

[cha1meijiu]

「電波男」の感想から、社会現象をしっかり捉え、その上で、サプリメントとなる糸口を導いている論評

[neanias]

『電波男』評。やっぱ買うしかないか…。

[bhikkhu]

付箋

[Masao_hate]

「脱オタ」や「ブリッコ」も、「喪闘気対策」として見れば同じかも

[another]

いずれ読みます。

[uguisyu]

☆☆☆☆長い[電波男]

[soylent_green]

女性の側からの『電波男』相対化、かな

[uboshi]

ゾゾミ氏による「電波男」評