丸山眞男をひっぱたいた人々: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳) コメント 2017年11月12日 (日) 10時12分

かなり長期にわたって閉鎖されていた大原社研のサイトがめでたく復活したようで、大原社研雑誌も読めるようになったようです。 https://oisr-org.ws.hosei.ac.jp/ https://oisr-org.ws.hosei.ac.jp/images/oz/contents/707%EF%BD%A5708_06.pdf その9／10月号に載っている加瀬和俊さんの「失業対策史研究を振り返る」という講演録は、戦前の失業対策事業、失業保険の試みなどの研究史を振り返って語っていて、『労働法政策』でも取り上げてテーマで興味深いのですが、その最後のあたりに出てくるトピックが、たぶん多くの人にとっては結構「へぇへぇ」なのではないかと思われ、ちょっと引用しておきます。 それは、「6 補 足―徴兵制と失業問題」というタイトルの短い一節で、加瀬さんが今から25年前に東大の社研雑誌に書いた論文の内容

[haruhiwai18]

"1931年…除隊兵の失業問題が無視できないとして入営者職業保障法が作られ""この規定は常時雇用者50人以上の企業にだけ適用される罰則のない訓示規定として立法化されるにとどまり"　→大日本帝国は邪悪だな(こなみ

[yoko-hirom]

ひとたび労働市場の下層民非正規雇用になった者は，生涯に渡り正規雇用者より上の地位に就けてはならないとの教訓。職位が身分として機能している限りそうするしかない。

[kodebuya1968]

一旦正規雇用から外れると元に戻れないのは今も昔も変わらない美しい国の伝統

[maturi]

。２年余を兵役に取られた作家の松本清張は「最低の生活費ながら、とにかく（就職先の朝日）新聞社から家族に給料が行っていることは安心だった」と書いている。しかし農家出身の兵士にそんな保障は何もない。

[natu3kan]

キャリアが断絶してしまうと定職につくのが難しくなるのは徴兵でも育児のための退職でも一緒なんだな

[emiladamas]

"兵隊にとられたためキャリアの空白が生じてしまった戦前版「年長フリーター」、あるいはむしろ当時の年齢感覚から言えば「中年非正規」の人々"

[matsui899]

あれから10年たって抜け出せなければ40－50代の無職になっているんだろうな。

[Imamu]

「戦前の日本は徴兵制とはいいながら、実際に兵隊にとられる人の割合は意外に少なかったよう」「兵隊にとられたためキャリアの空白が生じてしまった戦前版「年長フリーター」」

[type-100]

国としては二三年で辞めて予備役に入る兵隊がなるべく多く欲しいが、労働者に取っては不利益な訳で。ここらへんの事情は現代日本でも変わらんよな。

[nabeteru1Q78]

予想以上にへーへー。確かに、戦争が泥沼化した後の上等兵とか兵長レベルがこの階層だった可能性は高いな。

[kurokawada]

当時は「星の数（階級）よりメンコ（在営日数）の数」という論理が幅をきかせていたので、徴兵された長期在営者は内務班に君臨するようになっていった。戦争が激化するにつれ彼らはどんどん下士官に昇進させられた。

[daybeforeyesterday]

うーむ

[mekurayanagi]

　「戦時の平等」という幻想について。

[ryokusai]

学生運動の頃の話と思つたが違つた。／氷河期世代は彼らにはあつた復讐の機会すら無ささうだが、さて。

[kaos2009]

“、「20歳の時点では首尾よく徴兵を逃れることのできた85％の若者・中年者」に対する「20歳の時点で入営した後下層労働者として働いていた時に召集され て再び入営することになった者たち」の恨み”

[saJittarius]

"「20歳の時点では首尾よく徴兵を逃れることのできた85％の若者・中年者」に対する「20歳の時点で入営した後下層労働者として働いていた時に召集され て再び入営することになった者たち」の恨み"