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ウクライナ混乱に中国は高みの見物
ウクライナで発生した政変の背景にはロシア寄りかEU寄りかという路線の対立があったが、中国の存在も見... ウクライナで発生した政変の背景にはロシア寄りかEU寄りかという路線の対立があったが、中国の存在も見逃すわけにはいかない。昨年12月にヤヌコビッチ大統領(当時)はデモのさなか中国を訪問して80億ドル分の投資を取り付け、中国側は核兵器を放棄したウクライナ側に安全保障も提供すると確約した矢先である。当時既に騒乱状態になりつつあったとはいえ、3カ月も経ずに政権が崩壊すると誰が想像できただろうか。 ウクライナなしではありえなかった 国防技術の発展 ウクライナの政変について中国国内ではそれほど大きな関心がもたれているようには見えない。もちろん日本でも同様だが、日本と異なる面を探せば、それはウクライナとの関係では軍需産業面についての報道がやはり突出して多いことである。それは中国とウクライナ間で兵器開発において密接な関係が続いてきたからに他ならない。 ウクライナは旧ソ連時代から航空宇宙産業の面で世界に冠た