福島をどう描くか：第３回 「はじまりのはる」 端野洋子さん | 毎日新聞

東日本大震災後の福島をどう描くか。第３回は福島県内の高校生らを主人公にした「はじまりのはる」（講談社）の漫画家、端野洋子（はの・ようこ）さんのインタビューをお届けする。 端野さんは福島県白河市在住。同県西郷村で生まれ、大学時代に酪農、畜産を学んだ。この経験を生かし、１巻では福島県内の高校で酪農などを学ぶ主人公、純が東日本大震災や東京電力福島第１原発事故で大きく変化する周囲の状況にのまれながらも自身で未来を切り開く姿が描かれている。 ２巻でも震災、原発事故を設定に取り入れ、原木シイタケ農家の長男、研一を主人公に据えた。原発事故の放射性物質でシイタケ栽培が打撃を受け、実家が廃業を余儀なくされる中、「理系で科学好きだが、人の心の機微にうとい男子高校生」（端野さん）の研一が自分たちの世代で故郷を再生させることを誓い、奔走する姿を多くの取材を基に正面から描ききった。作品は雑誌連載時から大きな話題を呼

[You-me]

この石戸さんのシリーズは「雁屋哲は包丁じゃ刺せない」「漫画で刺すんだ」を地でいってる気がする

[tikani_nemuru_M]

「避難された方の中には自分の経験を基にして、福島県が安全だというだけで傷つくという方もいます」それはわかる。しかし安全地帯で危険を煽る連中が「福島県が安全だというだけで傷つく」のをわかるわけにはいかぬ

[fujixe]

これ、最終回には美味しんぼを取り上げて欲しい。どのような取材を行い、どのように考えてあの漫画になったのか、他の作家と並べて比較できたら良い。

[tatsunop]

すごく丁寧に作ってる印象。/ このシリーズで否定してること全部やってる美味しんぼには「これは出来損ないだ。食べられないよ」感しかなくなるなぁ。

[OSATO]

　「回復できない精神的なダメージを与えるかもしれない。だから深く、考えないといけない。安易には出せません。」＜これが被災地視点。雁屋氏に一番欠けていたもの。

[cohal]

『はじまりのはる』1話立ち読み http://afternoon.moae.jp/lineup/193

[youarai]

たぶん福島だけでなく、種々の地域や立場、環境の違いが混在していて混沌としていて、アッチが正しい、コッチが間違っているという問題ではない。自分で自分なりに咀嚼し、認めて受け止める寛容が必要。排除は敵。

[kamezo]

言葉の端々から「事態に真正面から向きあおうとしている覚悟」のようなものを感じて圧倒される。若い方のようなのにすごい。

[p260-2001fp]

『「悲劇の土地フクシマを消費する側」には伝わりづらいのではないか』『漫画は(略)一つのメディアでもあります』『経験の絶対化は非常に怖い』『立場が違えば感情も違う(略)代表的な福島県人などいない』

[kaos2009]

“大事なのは「分別」です。例えばここから南相馬市に行ったとしたら、私はもう「よそ者」ですよね。いろいろな経験から「よそ者」への警戒心が震災後、強まった人もいます。そこの分別をしないといけません。”

[agrisearch]

「「大変だ、大変だ」と言うだけではなく、「じゃあ、あなたは何ができるの」という提案をしたかった。」

[ochi320]

姿勢が真摯すぎて読み終えるまでに一週間かかってしまった。(´・ω・`)

[toki]

福島をどう描くか：第３回　「はじまりのはる」　端野洋子さん - 毎日新聞

[njamota]

「私はこれ以上、福島で無駄に人が命を落とすようなことがなければいいと思っています。寿命でも何でもないのに人が死ぬことがなければ、それでいい。後は何でも構わないのとすら思います」7ページ

[yyamaguchi]

「自分が何かしたことがないと説得力を持って、何かを語ることができません。変に代弁者面をしても誰もついてきてくれないのです。少なくとも現場の人が読んで、納得してくれるようでないといけない」

[s9000eq]

皆がこの作家さんのようなスタンスで取り組んでくれれば…

[kj-54]

〇〇を質に出しても読む。

[Asay]

震災で大きな影響を受けた農家（酪農・シイタケ）の子らを主人公に据えた本作（試し読み http://afternoon.moae.jp/lineup/193 ）。描く側の相当な覚悟に裏づけされた丁寧さがうかがえる。石戸諭記者。

[lenore]

「大変だ、大変だ」と言うだけではなく、「じゃあ、あなたは何ができるの」という提案をしたかった。「子供の白血病が増えるかもしれない。心配だ」と言うなら「あなたが骨髄バンクに登録すればいいべや」と。←コレ

[shimuran]

福島をどう描くか:第3回 「はじまりのはる」 端野洋子さん

[SasakiTakahiro]

福島県内の高校生らを主人公にした「はじまりのはる」。

[seven_cz]

アフタヌーンで連載していた『はじまりのはる』作者の毎日新聞石戸諭記者によるインタビュー。作品のための細心の注意と苦闘を語る言葉に改めて胸熱。青くて硬いけど読むべき一作！

[FTTH]

これすっげえいい漫画す。

[admiralHH]

この漫画家インタビューシリーズはどれも必読だけど今回はまた凄い。被災者の数だけ個別の震災体験がある…という実感は私も少しは分かる、津波で破壊された町や地割れだらけの故郷をこの目で見たので余計に。

[kuro_pp]

「はじまりのはる」はオススメ。2巻では高校生がTwitterで放射脳と闘ったり、青プリンや活動家の話が出たり、警戒区域に入ったりする。一方で東電とも渡り合ったり。

[takehiko-i-hayashi]

「当事者の谷」の存在を識る人の言葉。「当事者の谷」が見えずに「分別」なく土足で踏み込んでくる奴にはムカつきを覚えます

[chochonmage]

なぜほぼ同じ内容のことでもSTSが言うとムカつきを覚えて、端野さんが語ると心に染みるんだ？わしだけ？

[naoki909]

週末にゆっくり読もう。

[kaerudayo]

「父が震災後、ぽつりと漏らしたのが「こんな状況でも俺が自殺しないのは死ぬ度胸が無いからだ」」　毎日新聞は丁寧に追っているよね。

[daybeforeyesterday]

うーむ

[whkr]

これ『なのはな』描いた萩尾望都にもぜひインタビューしてほしいなあ。