喪失、災い、旅立ちの荷物――『すずめの戸締り』感想 - 宇宙、日本、練馬

新海誠監督の最新作、『すずめの戸締り』をみました。『君の名は。』、『天気の子』を経て、それらの作品の主題系を継承し、さらにむき出しの作家性が露出した、そういう映画だったと思います。以下、感想。物語上の重要な仕掛けに触れています。 少女は夢をみていた。草原と廃墟の夢。母を探してさまよう。あてどなく心細げに歩く。誰かに出会う。そうして目覚める。生まれた地を離れ、母とも死に別れて叔母と暮らす現実にもどる。日本列島、現代。宮崎県の海沿いの街に住む高校生の少女、岩戸鈴芽は、登校中に不思議な雰囲気をまとう青年と出会う。廃墟を探しているという青年が気になり、そのあとを追って山上の廃墟にたどり着いた鈴芽はそこで不可思議な扉をみつける。廃墟のただなかの扉を開けると、そこには異界――ある種の人々は「とこよ」とよぶ――が広がっていた。ひとり廃墟で困惑する彼女は、地面に刺さった要石を引き抜いてしまう。それが大いな

[dambiyori]

多分この作品この軸でまず論じられるよなぁというあたりがカバーされてる気がする記事。

[hannover]

“ふたたび大臣たちにその役目を負わせるラストは、『天気の子』から後退しているようにも思える”そうそう、ここは確かにそう思った。

[takeishi]

「すずめの戸締り」への批判で思いつくのは災害を閉じ士？の封印失敗の結果として描いている事であって、後ろ戸が生成する環境を作った事をもってして地元民の責任に帰するのは違うのでは？

[esbee]

災害は確かに悲劇だが、そもそも人間は自然の中に居場所を借りてるだけで、その生死なんて些細なこと…という新海監督のアンサーは冷たいようであたたかい／自己犠牲に関しては、キラメイジャーのアンサーが私は好き

[kuzumimizuku]

見たので感想巡りしてる。/創作も表現も自由主義者だけど、明確にあの日を題材にしながら（災害描写だけなら=ではないが、なぜ日付を=にしたのか）誠実さ（なんかクレーマーみたいでイヤだけど）は感じなかったなあ。

[tekken8810]

現時点での自分の感想に一番近かった。ただ、自分の中でうまい解釈ができていないだけであとあと変わる可能性はあると思う

[maninthemiddle]

観てきた。ちょうど幼少すずめと同じ歳の子どもが居るので、心に刺さって仕方なかった。いつ断たれてしまうか分からないこの日常の中で自分は「ほんとうに大事なもの」を子供に渡せているだろうか

[addwisteria]

予防可能性についてはミミズやダイジンも含めたカミの気まぐれ性と「死は本来近しいもの」という価値観で「ベストエフォートなもの」として見ていた。ダイジンに担わせることと天気の子との接続は確かに。

[kaz_the_scum]

芹沢が御茶ノ水で二人をピックするシーンからしばらくは、「フロントはアルファ、リアは何だ。ヒュンダイクーペか?」と車のことで頭がいっぱいになった（笑）

[kusomiiso]

フィクションをフィクションとして受け取っちゃいかんのだろうか。それはそうとして今作男の趣味が良過ぎてはよ自分も観に行きたい気持ちになっている

[hidecr]

見てきた　テーマとかおいといて　天気の子は　前作の大ヒットのプレッシャーか　いまいちだったけど　今回は構成もよく本当にノビノビとした作品だった　ただナツメロと今どきタブーのタバコ描写が気になった

[kenzy_n]

戸締まりよろしく

[keshitai]

現実におこった、多くの人の命を奪った災害を、「人の力で防ぐことができたかもしれないもの」として表象することは果たして許されるのか。