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「押し入れの中で骨を鋸で挽き……」残虐すぎる解体殺人を後押しした“背筋が凍る舌打ち” | 文春オンライン
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向島のおはぐろどぶにハトロン紙につつまれて浮んでいたバラバラの男の死体!! 満都が昻奮した事件を... 向島のおはぐろどぶにハトロン紙につつまれて浮んでいたバラバラの男の死体!! 満都が昻奮した事件を当時の毎日社会部記者が描く。 初出:文藝春秋臨時増刊『昭和の35大事件』(1955年刊)、原題「玉の井・バラバラ事件」(解説を読む) 「おはぐろどぶ」からバラバラ死体 昭和7年の春まだ浅い3月7日朝の9時半頃、東京向島寺島町879番地川名洪方横手の環状線道路脇の俗に「おはぐろどぶ」とよばれている下水の中に、白地の浴衣で包み麻の細紐をくるくる巻きに縛ったひと包が、ぽっかり浮いているのを通りかかった近所の呉服屋広島倉治さんが見つけて長浦交番に届出た。 下水から取上げて包装を解くと、中から男の胴体の上の部分だけがハトロン紙に包んであった。つづいて、十二間直路をへだてた西側のおはぐろどぶから、生々しい首と胴体の下の部分、両腕などが同じようにハトロン紙に包み、更に白地浴衣で外側を包んだものが浮き上った。