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中国人には予想もつかなかった…!日本人が起こした「前代未聞の表現革命」の中身(松岡 正剛)
日本文化はハイコンテキストである。 一見、わかりにくいと見える文脈や表現にこそ真骨頂がある。「わび... 日本文化はハイコンテキストである。 一見、わかりにくいと見える文脈や表現にこそ真骨頂がある。「わび・さび」「数寄」「まねび」……この国の〈深い魅力〉を解読する! *本記事は松岡正剛『日本文化の核心 「ジャパン・スタイル」を読み解く』(講談社現代新書)の内容を抜粋・再編集したものです。 中国語を「リミックス」する 『日本書記』の推古天皇28年(620)に、聖徳太子と蘇我馬子が『天皇記』と『国記』の編述にとりくんだという記事があります。どんな人物が筆記したのかはわからないのですが、180部をつくり、臣や連、伴造や国造に配る予定でした。 このとき、おそらく中国語ではない「中国的日本語のような記述」が誕生したのだろうと思います。いわばチャイニーズ・ジャパニーズです。ただし、この『天皇記』と『国記』は乙巳の変(大化改新)のとき、蘇我蝦夷の家とともに焼けてしまった。 まことに残念なことですが、さいわい
2024/04/15 リンク