新型コロナの「自粛警察」が抱いている「恐怖」の構造（渡邊 拓也） @gendai_biz

コロナ禍のなか感染者が極端なバッシングを受けるケースが目立つ。なぜそうした事態が起きてしまうのか。『ドラッグの誕生 一九世紀フランスの〈犯罪・狂気・病〉』を上梓した大谷大学准教授の渡邊拓也氏が、アルコール依存や薬物依存の歴史にヒントを探る。 排除と隔離 リスクを適切に恐れるというのは、かくも難しいことなのか——世界は今、百年に一度の災禍に見舞われている。 このパンデミックについて、さまざまな「専門家」が、それぞれの立場から数多くの発言をなし、錯綜し矛盾する情報の渦のなかで、人々は右往左往させられている。誰もが例外なく生活世界の変容を経験し、時にはその生活基盤を失う脅威にさらされ、戸惑いながらもそれを受容したり、あらがったりしている。 感染への不安と恐怖は、過去においても排除や隔離といった振る舞いを引き起こしたことがある。今回も、感染者やリスクの高い行動をする人々を過剰にバッシングする「自粛

[trade_heaven]

自分は堂々と外出して公園で他人に怒鳴り散らしたり店に張り紙するような人は、常に誰かを攻撃する大義名分を欲しているというだけなのではないか？本当に恐怖しているんであれば家から外に出ないだろうと思うのだが

[mutevox]

“データとエビデンスを偏重するこの現代社会は、既知のものに対しては強いが、未知なるものに対して脆弱な、弾力性の弱い社会になってしまっているのである。”

[kechack]

データとエビデンスを偏重するこの現代社会は、既知のものに対しては強いが、未知なるものに対して脆弱な、弾力性の弱い社会になってしまっている

[crode]

つまるところ「病気が未知、無知だから恐れている」のではないのだろう。恐怖の対象は最初から病気ではなく「世間の目＝想像の誰か」だったのだ。だから攻撃対象も病原体ではなく人間でしょ？

[fkick]

非常に興味深い記事。アルコール依存や薬物依存がどう扱われてきたかは知らないことばかりだった。正義は悪意よりタチが悪い。正義が盾にあると、途端に暴走を始めて歯止めが効かなくなる。自粛警察の恐ろしさだ。

[bloglider]

"「外出する人々」や「マスクをしていない人々」への非難"は"病と病者との混同という誤謬に由来"し"「科学」の説明を根拠に、また「正義」を振りかざし"てるという話。"適切に恐れる"事の難しさはあるが、との結び。