『俺の家の話』は、「ドラマのお約束」をひっくり返した傑作だった…！（岡室 美奈子） @gendai_biz

能とプロレスの意外な共通点 能とプロレスは正反対のように見えて、実は似ている。宮藤官九郎脚本『俺の家の話』はそのことを見事に活かした傑作ドラマだった。 両者が正反対なのは一目瞭然だろう。能が日本の格式高い伝統芸能であり人間国宝を擁するのに対して、プロレスは肉体がぶつかり合う格闘技であり大衆的なエンターテインメントだ。そして能の宗家が血縁による世襲制であるのに対して、プロレスの団体は技の継承はあっても血縁とは無関係である。 しかし両者には意外と共通点も多い。たとえば能舞台とリングはどちらも観客に囲まれた四角い空間だし、能役者とプロレスラーはそれぞれに面／覆面をつけ、作中で言われるようにどちらも体幹が重要で、そして何より、生と死にかかわるという点で共通している。 能とは夢幻能に代表されるようにしばしば亡霊が登場する、生と死をめぐる芸術である。プロレスも実は生と死にかかわる格闘技だ（『俺の家の話

[dorje2009]

ここ数年のドラマでは自分の中で一番。名作だと思う。まだ観てない人は(ネタバレしないよう)この記事もブクマだけしておいて、ぜひ観てみて

[ken39arg]

俺調べだけど21世紀でもかなり上位の名作、笑うと泣くが交互に押し寄せて感情がおかしくなりそうだった。

[negi_a]

TVerで最終回を見終えて泣いてこれを読んでまた泣いている

[echo79]

ものすごいドラマだった。

[watatane]

最終回、泣き笑いの感情の揺さぶられ方が凄くて見ていてフラフラになりました。 （葬式のシーンでしんみりしてたと思ったらフリースタイル弔辞とか）クドカンのの長瀬さんへのラブレター。

[m_insolence]

能の魅力、家族愛、プロレスの楽しさ。家督相続の歪み、肉親の醜さ、そしてリング禍。否定も肯定もせず全てをあるがままに描き纏める稀有なドラマだった。

[lungta]

思えば長瀬智也という役者は、どんなお伽噺でもこの世に着地させてしまう人だった。アイドルとしては正直興味なかったけど「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」も「泣くな、はらちゃん」も大好きだったんだな今思えば。

[mohri]

よい

[gdno]

おもしろかったー！新作能好き／介護についても、実の親だからこそ介護は難しいとか、施設に預けるのもありとか、死ぬと思うとホッとしたとか、誰もが通るであろう道を否定せず肯定していくのがよかった。

[salmonsojou]

能とプロレス、真逆の両義的関係。内と外、境界を越えた寿一が起こした軌跡、隅田川を読み解く、すべての肯定、ドラマの定型をひっくりかえした

[toshi20]

うむ。

[kissenger8]

映画を倍速でどころかドラマを1秒も見ず「ネタバレ読んで見た気になった」典型がいまの俺ですが、さぞ素晴らしかったろう。と「思う」ことで満たされる場合もある、という気付き(＝『あまちゃん』も熱気で満腹した奴)

[differential]

おお岡室さんの素晴らしい解説！

[mazmot]

久々にドラマを見たくなった。