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「Key」のゲームクリエイターが語る「他のひとには正常でも、自分にはバグって見える世界」(麻枝 准)
麻枝准(まえだ・じゅん) 1975年1月3日生まれ。三重県出身。シナリオライター、作詞家、作曲家、サウン... 麻枝准(まえだ・じゅん) 1975年1月3日生まれ。三重県出身。シナリオライター、作詞家、作曲家、サウンドプロデューサー。2021年、初小説『猫狩り族の長』を上梓。 バグった脳で生きる正常なこの世界 「何を食べたら、こんなネガティブな考え方をする人間になるのか」 初めて書いた小説が発売されて時間も経ち、結構な数の感想に目を通しましたが、そのひとつが印象的でした。小説の登場人物・十郎丸を指した言葉です。 実は、書いた自分にもわかりません。 なぜなら、自分自身がこんな人間だからです。 自分にとって、毎日は過ぎ去るものではなく、懸命に乗り越えなくてはならないハードルです。それは山のように高いです。普通の人であれば、数歩進めば訪れる明日が、自分にとってはクライミングのように手足を酷使して、乗り越え、ようやく迎えられるものです。 自分の時間は、何かに夢中になっていなくては流れてくれません。特に、仕事
2021/07/02 リンク