主要SF賞を総なめにした『宇宙へ』の続篇にして、単独でも読める宇宙開発ＳＦの傑作──『火星へ』 - 基本読書

火星へ 上 (ハヤカワ文庫SF) 作者:メアリ ロビネット コワル早川書房Amazonこの『火星へ』は、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞の主要SF賞を総なめにした『宇宙へ』の続編にあたる。話は繋がっているが、それぞれの巻で話はオチていて、違ったおもしろさのある作品なので、どちらから読んでもらってもかまわない。 huyukiitoichi.hatenadiary.jp 『宇宙へ』について 『宇宙へ』で描かれたのは、1952年に地球の海に巨大な隕石が衝突し、それによって巻き上げられた水蒸気によって地球に破滅的な地球温暖化が進行していくことが明らかになった世界だった。最終的には、地球は人が住める環境ではなくなってしまう。そのため、史実ではアポロの月着陸以後下火になった宇宙開発が、この〈宇宙へ〉シリーズでは活性化し、月や火星といった他惑星にその活路を見出すことになる。 また、『宇宙へ』で特徴的

[preciar]

あのどうしようもないSF（理屈に合わない温暖化理論・オルタナティブヒストリーの体をなさない雑な設定・特に冷戦なめてんの？）に続編ねえ...／ジェンダー触っとけば傑作扱いみたいなSFの賞レース、機能してないよな

[sika2]

「宇宙へ」はNotForMeだったなぁ。なんか唐突にお色気シーンが始まるのも苦手だった。

[anmin7]

最終巻は「地球へ…」なのかしら

[STARFLEET]

『宇宙へ』絶賛されてたので手を出し上下巻電子版で買ったけど、話に大してメリハリない上に白人メインの話に飽きて上巻半分で放置して幾星霜。オレには向いてなかった…

[zkq]

「宇宙へ」読んだけど、正直三章受賞に値するほど面白くないよ。

[Shin-JPN]

三賞の長/中/短編部門受賞作には外れこそまずないが、全世界ファン投票のヒューゴーすら米国のトレンドとライバル作次第という所が大きく、十数年たってから受賞作ラインナップ見返すと「傑作揃い」とはならんのよね

[tourism55]

続編翻訳嬉しい。ユダヤ系の女でマイノリティ風に見えて、肌は白いし父は偉かった軍人で旦那も偉いエンジニアという女性登用に都合のいい立場であることをちゃんと語られるのが良い。NotForMeな人がいることは理解する

[nagaichi]

ブコメの点が辛いけど、『宇宙へ』は面白かったよ。

[Keisuke69]

前作の『宇宙へ』も知らなかったけど面白そうだ。読んでみたい。問題は三体すら読む余裕がないということだ

[dazz_2001]

『宇宙へ』は評判が芳しくなかったからなぁ。冬木氏は本当におススメと思っているのかな？SFだから、なんか無理やり褒めている感じがしないでもない…

[kichine]

前作は歴史改変が面白かった（挿入されている新聞記事が本物とか）。確かに主人公は恵まれてるとは思うけど、続編でそこが描かれているなら楽しみ。

[emiladamas]

"前作では”女性”を認めさせるために戦ったエルマだが、今作では自分自身が”白人”の側として槍を突きつけられる逆転の構図"

[camellow]

いくら寒くなったとしても酸素も資源も重力もある地球を捨てて火星に移住するって設定は無理があるのでは。しかも60年前の技術で？アルマゲドン的な脳内ハッピーなお話なのかしら。

[kenzy_n]

地球の外に向かうにしても放り出されるにしても、楽に生きてける場所ではない。

[lli]

面白そう。また積読が増える！

[mosimosihtnsan]

前作は惹かれなかったのでスルーしたんだけど、これは面白そう。前作から読むかな。