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宮城の牡蠣を追ってたどり着いた地は東京湾 牡蠣のイノベーションと大震災(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)
甘みや旨みと磯の味が一体となった風味、それに、ぷりっとした歯ざわり。貝類の中では孤高の食材だ。生... 甘みや旨みと磯の味が一体となった風味、それに、ぷりっとした歯ざわり。貝類の中では孤高の食材だ。生食に、鍋に、フライにと、さまざまに料理できるのは、それだけ牡蠣の風味や食感がしっかりしているからだろう。 とかく輸入だよりの日本人の食の中で、牡蠣の自給率はいまも8割ほどと高い。店頭でさまざまな地域からの国産牡蠣を見ると、どこかほっとするところがある。 だが、そんな日本の牡蠣の一大産地に大きな危機が訪れた。2011年3月、大津波により、宮城県など東北の牡蠣生産地が壊滅的な被害を受けたのだ。実に宮城県内では牡蠣養殖施設の98%が被災したとされ、そのまま廃業した牡蠣業者も多い。今シーズンの生産計画でも、震災前の生産量の半分に達していない。 復興の道はまだ半ばで、いささか楽観的かもしれないが、「災いを転じて福となす」という言葉もある。災難にあってもうまくそれを活用して幸せを得るという意味だ。この言葉か
2016/01/22 リンク