🟥マスク着用拒否で有罪判決確定へ、最高裁 ピーチ機運航妨害の元大学職員

新型コロナウイルスの感染対策が呼び掛けられていた５年前、飛行機でマスクの着用を拒否して大声を出し、緊急着陸させたなどとして威力業務妨害などの罪に問われた元大学職員について、最高裁判所は10日までに上告を退ける決定をし、執行猶予がついた有罪判決が確定することになりました。 元大学職員の奥野淳也被告（38）は2020年９月、北海道の釧路から関西空港に向かうピーチ・アビエーション機内で、マスク着用を求められたものの拒否し、客室乗務員に大声を出して腕をねじり上げ、途中の空港に緊急着陸させたなどとして威力業務妨害や航空法違反などの罪に問われ、裁判では「威圧していない」などとして無罪を主張しました。 ２審の大阪高等裁判所は、「大声を出し続けたことで、客室乗務員は対応のためほかの職務ができなくなった。航空機の安全に支障をおよぼす恐れがあった」などとして、１審に続いて懲役２年、執行猶予４年を言い渡しました