姑息な会見、テレビ局にも違和感 元プロデューサーが見るジャニーズ | 毎日新聞

ジャニーズ事務所が性加害問題を巡り2日に開いた記者会見について、元毎日放送プロデューサーで同志社女子大の影山貴彦教授（メディアエンターテインメント論）に話を聞いた。事務所の振る舞いもさることながら、質疑応答で特定の記者を指名しないための「NGリスト」、そして会見を受けたテレビ局の反応にも「違和感」を覚えたという。【聞き手・隈元悠太】 ＜目次＞ ・肝心の人物登壇せず、タレントの劇場型会見 ・NGリスト対応 社会から理解されない ・会見評価するテレビ局に強い違和感 ・日テレが事務所へのそんたく認めた意義 ・会見で威圧的な記者 「引け」とは言わないが 肝心の人物登壇せず、タレントの劇場型会見 姑息（こそく）な会見のように私の目には映りました。「ジャニーズ」の名を社名から降ろしたことは評価できますが、問題が起きていた当時の責任者でもある旧経営陣は姿を見せませんでした。 会見に臨んだのは、東山紀之さ