小児においては「有病割合≒罹患率×平均有病期間（D）」という式を適用するには注意が必要である - NATROMのブログ

福島県の小児を対象として甲状腺がん検診において、10例の細胞診陽性者およびそのうち3例が甲状腺がんと診断された件について、有意に甲状腺がんが多いかどうかが議論になっている。 ■福島県での甲状腺がん検診のこれまでの結果で、甲状腺がんの発生が多発と言えるのか？ - warblerの日記 ■福島の小児甲状腺ガンが意味するものを、スクリーニング効果までふまえて考えてみる。 - Togetter 「有意に甲状腺がんが多い」という主張の根拠の一つとして、 ・有病割合≒罹患率×平均有病期間（D） という近似式が挙げられている。平均有病期間を7年、あるいは3.6年と仮定すると、確かに有意に甲状腺がんが多いという結論になりそうだ。しかしながら、以下に述べるような理由により、小児においては「有病割合≒罹患率×平均有病期間（D）」という式を適用することができない場合もあると私は考える。■福島県での甲状腺がん検診

[aggren0x]

id:ublftboさん　付与のprevalenceについてポアソン分布の適合度の検定ではなかったですか。正直、万単位の観測あたり3とか5とかの例数について、ここまで精密な統計学的検討をやってよいのか自体に疑問があるのですけど

[norton3rd]

妙に説得力があるんで『Mofmov型前立腺癌』が実在する病気だと思ってしまったじゃねーか

[daybeforeyesterday]

うーむ

[chochonmage]

ご気軽にご相談ください。「Mofmov型前立腺癌」のスペシャリスト「NATROMモフモフクリニック」（いつか開業予定）

[ublftbo]

「有意に甲状腺がんが多い」という表現にはどのような意味が含ませてあるのでしたっけ

[You-me]

甲状腺癌の特殊事情をちょっと誇張してわかりやすく説明してみました