少子化「2人目の壁」はなぜ起こる？ 医療保険ビッグデータから考える【少子化対策の真実】（BUSINESS INSIDER JAPAN） - Yahoo!ニュース

結婚できない要因は、若者が貧しくなったからではない出生率低下のもう1つの要因、結婚の減少に対しては、政府が直接打てる政策は限られる。それは、結婚という、本来個人やカップルが自由に選択すべきものに対して、政府が介入すべきでないからだ。 有配偶率の低下については、しばしば若者の賃金の低下や、社会保険料率や消費税の引上げなどによって若者が貧しくなっていることが理由とされる。 では、本当に若者は貧しくなっているのだろうか。 手取りの所得でどれだけのモノやサービスが買えるかを示す「実質可処分所得」を用いると、暮らし向きの変化を客観的に評価できる。図表3で20代男女の2012年以後の実質可処分所得の推移を見ると、2014年の消費税率引き上げ時や、2020年のコロナショックの時など一時的な落ち込みはあっても、長期的にはほぼ横ばいで推移している。実質可処分所得が上昇傾向にあるとまでは言い難いが、少なくとも

[jintrick]

“「若者が貧しくなったから」という論は統計を見る限り、実は説得力がない”