創業時は「馬鹿にされたり笑われたりした」ウクライナ戦争でシェルターの需要高まり成約が増加

シェルターに対する需要は、緊迫する国際情勢によって高まりを見せている。最近では、展示場のオープンや自治体による返礼品としての提供などが相次いでいる。 このニーズに応え、静岡・伊豆半島の別荘地にある金森重樹氏の核シェルターも注目を浴びている。総工費は2千万円にのぼるこのシェルターは、自らが設計図を描き、業者に施工を依頼したという。金森氏は「備えるに越したことはない。昔も防空壕（ごう）があったでしょ」と語っている。 大阪のシェルター輸入販売会社の社長、西本誠一郎氏は、1962年の創業時は「馬鹿にされたり笑われたりした」と述べている。しかし、現在では核戦争の危機を感じる人が増えたためか、近年は成約が増えており、昨春以降は約30件あるという。【朝日新聞】