八代亜紀さんのヌード写真付きCDとリベンジポルノ法｜弁護士服部啓一郎

八代亜紀さん（2023年12月逝去、享年73歳）の追悼アルバムの「特典」として、八代さんが20代の頃に撮影したとされるフルヌード写真が封入されるとして、大変物議となっています。 当該アルバムCDは2025年4月21日発売予定とされていますが、発売への抗議が行われ、取り扱い中止とする販売業者があらわれていることも報道されています。 八代さん本人が逝去されたあとに、ヌード写真を販売するのは「リベンジポルノ」ではないかとの指摘があります。 日本では私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律（2014年成立・施行。以下「リベンジポルノ法」）が制定されています。 同法に沿って説明します。 リベンジポルノは「報復」の目的がなくても成立まず、リベンジポルノ法では、規制対象を「私事性的画像記録」としています。今回は、画像データではなく印刷した写真を販売するようなので、正確には「私事性的画像記録物

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“日本では私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律（2014年成立・施行。以下「リベンジポルノ法」）が制定されています。”／報復・嫌がらせの目的がなくても該当すると

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撮影がリベンジポルノ防止法の施行前でも、「公表行為又は提供行為」が施行後なら処罰対象となる、とのこと。生前には公開されてないし、亡くなってるから本人の事後的な同意はもうできないし。／立件されるかな。

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まぁ建付けとしてはよく理解できる話だけど、死人に人権が無い事との整合をどうとるのかは謎い。故人の人権が相続されるとすると他の法にも影響は出そうな。