国道沿いの「退屈」について――『ここは退屈迎えに来て』 - シロクマの屑籠

ロードサイドと東京を往復するような物語は、ケータイ小説やライトノベルにもそれなりある。けれども自意識を滴らせるような小説にはそれほど出会ったことがない。もし、出会ってしまったなら、きっとひどく感情移入してしまうんだろうなぁと前から思っていた。で、 ここは退屈迎えに来て 作者: 山内マリコ出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2012/08/24メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 100回この商品を含むブログ (68件) を見る この短編小説集の存在は、「今度、すごいロードサイド小説が出るらしい」と耳にしていた。古い集落に生まれ、郊外の国道沿いで思春期を過ごした私にとって、この小説が他人事なわけがない。しかしネットで見かけた書評を見るうち、それを手にとるのが億劫になっていった。もちろん億劫というのは言い訳で、この作品を読むのが怖かった。 ところが、この本の作者・山内さんが、文芸誌で拙著

[p_shirokuma]

ロードサイド小説で描かれる「退屈」とは何なのかについて。それと、あの小説は「地方ガール小説」じゃなくて「国道沿いガール小説」「郊外ガール小説」だと思った。

[taro-r]

自分はいわゆる地方出身の状況組なんだろうけど，この都会と田舎の対立の構図はピンと来なかったりする。

[angmar]

ここだけ自分探しの世代。

[Nihonjin]

｢退屈｣と｢軽蔑｣では。てゆうか、やはりセックスするか否かだけが圧倒的に重要でその他のことは取るに足らない。

[akihiko810]

文庫版解説　『ここは退屈迎えに来て』 山内マリコ

[suikax]

小学生のころから新宿とかで買い物してたので多分全然わかんないと思う

[ken_wood]

>ロードサイドにはイベントや人間関係が存在しない。全国一律な風景が広がっている地域アイデンティティの真空地帯。それを埋め合わせるべく、登場人物達はあがいている。

[tinsep19]

ロードサイドは歴史を欠いた無重力だからこそ、アイデンティティの確立はかぎりなく個人の資質に委ねられていて、つまり、かなりのところまでコミュニケーションの素養によって左右される。

[SasakiTakahiro]

ロードサイドの現状を「退屈」と言いたくなる人間を悶絶させるエッセンスが、この短編集には詰まっている。

[nuryouguda]

そういう地方都市の図書館にもシロクマ先生の本が置かれるといいと思いました。

[rgfx]

Kindle版があったので即ポチした

[dgwingtong]

白馬の王子様 RT @sasakitoshinao: 「ロードサイドにはアイデンティティを与えてくれるイベントも人間関係もないい」。それでも楽しく生きていけるのはヤンキー的リア充。／国道沿いの「退屈」について『ここは退屈迎えに来

[plutonium]

読むかー

[curion]

再読しようかな

[yz_s]

しまった欲しい物リストに放り込んだままでまだ読んでない……。今度読む。

[medihen]

”それが出来ない人間は、やはりアイデンティティをコンテンツにアウトソースしなければならなくなる。ときに、アウトソースに救われもするし、足下を掬われもする”

[minimum_sho]

じわじわくる良い小説でした

[lylyco]

面白そう。というかこの解題的な書評が面白すぎて困った。で、アマゾンに飛んだらKindle版でてたからポチってしまった。ぼく自身超没個性な地方の国道沿いで思春期を過ごしたけど、いまは猥雑な下町で楽しくやってる。

[navagraha]

「ロードサイドには、歴史もコミュニティもアイデンティティも無いし、思春期の男女の行動選択を抑圧してやまないわけでもない。抑圧やしがらみという点では、ほとんど無重力」「アイデンティティの真空地帯」

[midorima]

神奈川県の国道一号沿いの殺伐感も異常だよなあと思う。

[kenjiro_n]

ファスト風土を扱った小説があったのか。

[yujin_kyoto]

おお！すごい。

[ruru27]

ここは退屈迎えに来て作者: 山内マリコ

[ueshin]

ロードショップは交流とか人の顔が見えないね。

[mhkj2]

先生、リア充を神話化しすぎですって！同じ人間でそんなウマイハナシはないですよ（って私もよく知りませんケド　笑）でも「歴史を欠いた無重力」の中でのアイデンティティーってかなり射程の長そうなハナシですね。