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「東大病院は日本一」という大誤解を糾す 問われる「大学病院」のあり方 (2ページ目)
世間並みの給与も貰えず、滅私奉公を強いられているのに、専門病院のように十分な経験を積むこともでき... 世間並みの給与も貰えず、滅私奉公を強いられているのに、専門病院のように十分な経験を積むこともできない。では、彼らはどのような仕事をしているのだろうか。 若手医師は「安い労働力」になる 東京大学医科学研究所の井元清哉教授らが、厚労省研究班の仕事として、1万5677人の医師を対象として医師の勤務実態を調査した。その中で、「他職種に分担できる仕事」を質問したところ、結果は驚くべきものだった。彼らは診療以外に膨大な雑務を担っており、予約業務などの事務作業の33%、院内の物品搬送や検査室への患者搬送の30%は、他職種でもできると回答した。医師不足の昨今、こんな仕事を、わざわざ医師がする必要はない。 大学病院が若手医師を欲しがる理由の一つは、無給や薄給でこき使え、派遣会社から非常勤職員を雇うより安いからだ。この点で大学病院経営者にとっては、経済合理的な対応だ。ただ、こんなことをしていたら、日本の医療は
2017/07/31 リンク