歌舞伎町の喫茶店文化は｢台湾人｣がつくった

終戦後数日にして、ほぼ焼け野原となっていた新宿駅前に 「ヤミ市」が出現する。 そのなかには、戦前から日本に滞在していた台湾人の内地留学生もいた。 新宿・歌舞伎町のなかで広く名を知られた名曲喫茶 「らんぶる」「でんえん」「スカラ座」 、 さらに 「地球会館」「風林会館」「アシベ会館」など娯楽文化施設も、台湾人がつくった。 名曲喫茶に焦点を当て、歌舞伎町に携わった台湾人たちの 知られざる功績を、貴重な証言とともに紹介する。 なぜ台湾人なのか？ 新宿駅東口の中央通りにある名曲喫茶「らんぶる」は、昭和世代にとっては懐かしい店である。1階から狭い階段を降りていくと、地下1、2階が吹抜になっている贅沢な空間が現れる。クラシック音楽がゆったりと流れる店内には、昨今の純喫茶ブームで若い客も増えてきた。1950年に登場したこの「らんぶる」こそ、新宿に数多あった喫茶店のなかでも、戦後初の本格的な名曲喫茶だった

[kissenger8]

連想がそれて恐縮ですが、談話室滝沢を思い出したんですよ。あの当時の「コーヒー1杯1,000円って高いけど場所代だから」って感覚、今なら1杯3,000円とかですよね。……あのビジネスモデル、今でも通用すると思うけどな

[pure_flat]

「しかしその世界を具現化できたのは、彼らが台湾人だったからともいえる。呂芳庭は、GHQの米国人を通して、当時としては貴重な輸入品のLP盤レコードを入手した。」

[kitone]

“GHQ（連合国軍最高司令官総司令部）が、朝鮮人・台湾省民・中国人は“解放国民” として扱うとしたので、彼らはGHQやPX（米軍購買部）の横流れ品など統制品を扱うことができる特権を得た。”

[daybeforeyesterday]

うーむ

[mkusunok]

新宿のハイブリッド都市っぷりって本当に面白い→戦後、新宿の喫茶店文化を興し、その一翼を担ったのは、日本統治時代に生まれた台湾人だった

[massarassa]

おもしろかった。戦後、“解放国民”となった台湾人がGHQやPXからの横流れ品で新宿の喫茶店文化作ったという話、まったく知らなかった。