トランプ氏、ハリス氏との討論会３回を提案－９月４日、10日、25日

米共和党の大統領候補であるトランプ前大統領は８日、フロリダ州パームビーチにある邸宅マールアラーゴで１時間余りにわたって記者会見した。複数の討論会への参加をちらつかせ、記者団の質問に答えることで、民主党大統領候補のハリス副大統領との選挙戦で注目と勢いを取り戻すことを目指した。 一方、ハリス陣営は以前、９月10日にＡＢＣニュースが主催する討論会に同意していたが、ＡＢＣはこの討論会が実施される見込みだと報じた。ハリス氏は８日、「それを楽しみにしている」と記者団に語った。 世間の関心を呼び戻そうとするトランプ氏の取り組みは、同氏がリードしていた大統領選の形勢がここ数週間に劇的に変化したことが背景にある。民主党はバイデン大統領の選挙戦撤退で活気づき、世論調査ではハリス氏と副大統領候補に今週指名されたミネソタ州のワルツ知事の支持率急上昇が示された。 ハリス氏、ミネソタ州ワルツ知事を伴走者に－中西部有権