日経平均チャートに「四空」出現、調整終盤示唆－昨年夏やコロナ禍も

東京株式相場が連日で急落する中、日経平均株価のチャート上に極端な下げ局面であることを示唆する「四空」が出現した。日本株の短期的な底入れが接近しつつあるシグナルの可能性がある。 日経平均のチャート上では３月26日から４月３日にかけ、下落局面で売買のなかった空白の価格帯である「窓」が４つ出現した。日経平均は４日も大幅続落しているが、窓は空けていない。 四空は相場格言で「三空叩き込みに買い向かえ」とされる三空よりもさらに売り圧力が強く、歴史に残る急落局面で出現してきた。前回は米国景気の先行き懸念などで相場が暴落した2024年８月で、新型コロナウイルス禍の20年２月から３月にかけても登場した。 昨年８月は四空となった記録的暴落日の５日が大底となり、新型コロナ時は四空成立から４営業日後に底入れした。過去の経験則は、米相互関税に対する不安心理が最高潮に達する鋭角的な調整がかなり進展してきたことを示唆し