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遺品を撮る写真家・石内都 「他人の痛みは誰にもわからない」 | CINRA
2004年、メキシコを代表する女性画家、フリーダ・カーロの死後50年を経て彼女の遺品が封印を解かれた。... 2004年、メキシコを代表する女性画家、フリーダ・カーロの死後50年を経て彼女の遺品が封印を解かれた。身体の不自由や、近代化するメキシコに翻弄されながらも「生きること」そのものを力強く描き続けた女性。その遺品を撮影するプロジェクトの依頼を受けた写真家・石内都に密着したドキュメンタリー映画が、『フリーダ・カーロの遺品 -石内都、織るように』である。はじめはフリーダに特別な感情を寄せていなかった石内だが、3週間にわたる撮影を通して、フリーダの「痛み」と向き合い、様々な物語を纏った重苦しい彼女のイメージを解きほぐし、一人の女性としての鮮やかなフリーダ・カーロ像を生み出していく。それは、広島の被爆者たちの遺品を撮影した近年の代表作『ひろしま』での仕事にも共通する、彼女ならではの「対象を特別視しない」まなざしだ。世の中に氾濫するイメージにとらわれずに、いかに自らの目で見るか? 出会いやチャンスをどの
2015/11/06 リンク