脱ロシア依存、エネルギー投資に２８兆円 ＥＵ

フォンデアライエン欧州委員長＝１８日、ベルギー・ブリュッセルのＥＵ本部/ohn Thys/AFP/Getty Images （ＣＮＮ） 欧州連合（ＥＵ）の行政を担う欧州委員会は１８日、再生可能エネルギーの導入目標を２０３０年までに４０％から４５％へ引き上げることを目指し、２１００億ユーロ（約２８兆円）の投資を行うと明らかにした。ロシア産エネルギーから脱却するための取り組みの一環としている。 フォンデアライエン欧州委員長は記者団に対し、ＥＵの脱炭素を目指した「欧州グリーンディール」の速度を変えるものだと説明。ＥＵがロシア産エネルギーから可能な限り早期に独立することを確実にするため、野望を別の水準にしたと述べた。 欧州委員会の提案によれば、ＥＵは全体の再生可能エネルギーの発電能力を３０年までに１２３６ギガワットに引き上げる。太陽光やバイオメタンといった発電を大きく増やすほか、欧州の重工業の電化