ロシア勝利という「悪夢の選択」も（名越健郎拓大特任教授）：時事ドットコム

破壊されたアパートで探し物をする住人ら（２０２３年１２月２２日、キーウ、ＥＰＡ＝時事 ２月で丸２年になるウクライナ戦争は、戦力を立て直したロシアが主導権を握り、新たな攻勢に出始めた。昨年6月からのウクライナ軍の反転攻勢が不調に終わり、欧米諸国の支援疲れが進む中、ロシアの勝利という西側には「悪夢の選択」が浮上しかねない。（拓殖大学特任教授、元時事通信モスクワ支局長 名越健郎） 【目次】 ◇オデーサ攻撃も示唆 ◇バイデン戦略の失敗 ◇内政要因からも戦争継続 ◇欧米で悲観的シナリオ ◇トランプ登場のリスク オデーサ攻撃も示唆 破壊された家の外に立つ住人（２０２３年１２月１７日、オデーサ・タイロヴェ、ＡＦＰ＝時事） ３月の大統領選出馬を表明したプーチン大統領は昨年１２月１４日のテレビ会見で、戦争はいつ終わるのかとの質問に対し、「ロシアが目標を達成した時に平和が訪れる」と述べ、ウクライナの中立・非ナ

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ウクライナの敗北はもちろん有り得るけどそれはロシアの勝利なのか。