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長年展示のSL撤去に異論「緊急性なく、説明不十分」 加東
播磨中央公園(兵庫県加東市下滝野)で長年展示されている蒸気機関車(SL)の取り扱いが揺れている。... 播磨中央公園(兵庫県加東市下滝野)で長年展示されている蒸気機関車(SL)の取り扱いが揺れている。老朽化が進み、車両を管理する加東市は本年度一般会計予算で撤去費を計上し、可決されたが、14日の市会総務文教委員会で保存を望む一部議員が「突然の予算化で、事前に十分な説明がなかった」と疑問を投げかけた。市は撤去の方向性を維持しつつも「さまざまな意見を聞いていきたい」としている。(中西大二) SLはC56形機関車。1938年に製造され、中国、九州地方で走行した。運行終了後、75年に旧滝野町が国鉄(当時)から借り受け、同町中央公民館横に設置。その後、播磨中央公園の現在の位置に展示された。 設置から半世紀近くを経て車両は傷みが目立ち、市は「アスベストを含んでいる可能性もある」などの理由で維持は困難と判断。所有者のJRに返還を相談したが、修復と元々の場所に戻すことが条件で、約1億円の費用が必要とされた。こ
2021/04/15 リンク