学術会議、政府からぶつけられた不満 前会長山極寿一氏が明かす思い 「学問の自由とは何か」｜主要｜地域のニュース｜京都新聞

学術会議、政府からぶつけられた不満 前会長山極寿一氏が明かす思い 「学問の自由とは何か」 2020年10月26日 9:00 日本学術会議の任命拒否問題で、日本学術会議前会長の山極寿一・京都大前総長が京都新聞「天眼」欄に寄稿した。全文は以下の通り。 ◇ 日本学術会議が推薦した６人の会員候補を任命しなかったことについて、学問の自由に対する国家権力の介入だとする意見が相次いでいる。一方、そもそも日本学術会議は３年前に声明を出して「戦争につながる研究」の自粛を求め、個人の自由な研究を妨げたという反論がある。私はこの９月末まで日本学術会議の会長を務めていたので、この議論について一言記しておきたい。 そもそも「学問の自由」とはいったい何からの自由であるのか。それは国家権力からの自由である。私はこの６年間、京都大学の学長として世界各国の学長が出席する国際会議で大学のあり方を論じてきた。学長たちが口をそろ

[skasuga]

軍事研究ばっか話題になるけど、学術会議のアウトプットとしては研究倫理関連の声明も重要。こういうのを即席に集めたメンバーによる審議会でやるのでは正統性に難がある。

[Gim]

学問の自由とは、国家権力からの自由では無い。国家権力はもちろんだが、学術会議からも制約などを受けない自由があることは憲法にきちんと明記されている。前会長がこのていたらくでは組織全体が腐敗している証左だ

[is11045]

しかし学内立て看板を禁止し、吉田寮生との対話に応じず、琉球やアイヌの遺骨返還要求にもだんまりであった。

[dimitrygorodok]

要は自民党の意図としては学者集団を自分達の箔付けに使いたいという事なのでそれを危惧するのはかつて軍事で大コケした国の学者の良心に照らして当然の事。侵略を進出と言い換えようとする自民は反省と程遠いし。

[kechack]

「軍事目的のための研究は行わない」は戦後75年にわたって平和を維持してきた日本独自の科学者倫理。政府はこれが気に入らなかったようで、会長になってから私は度々「政府に協力的でない」と不満を表明されてきた

[y-wood]

政府からの干渉が我慢ならないなら独立するしかないな。

[Nyoho]

公式で出てよかった。(新聞の写真が上がっていたのでシェアを控えていた)

[mikawa_1964]

「国家の政策への反論も含めて多様な意見を認めるのが民主主義国家の在り方であるし、将来への柔軟な選択肢を持つことにつながる。今回の暴挙を許したら、次は国立大学の人事に手が伸びる。政府に猛省を促したい」