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近代史における国家理性の理念 | みすず書房
第一次世界大戦のドイツ敗北の6年後に刊行された本書は、国家行動の批判という問題意識に支えられた対決... 第一次世界大戦のドイツ敗北の6年後に刊行された本書は、国家行動の批判という問題意識に支えられた対決の書であって、しかも時代を超えて学問的に第一級のすぐれた古典的業績たることは隠れもない。 本書は近代ヨーロッパのマキアヴェリズムの歴史であり、同時にその精神的克服の試みの歴史でもある。深刻かつ真剣な長い政治と倫理の対決の歴史を、その代表的人間によって、いわば“高山の尾根縦走”の形で述べた言語芸術的傑作である。 国家は倫理的存在であったこともなく、現在もそうではない。国家は自然的原始的基盤に立ち、ナマな権力追求の衝動に盲目的に駆られている。国家の必要に対して立つ普遍的道徳の苦悶は一つの悲劇なのであろうか、と著者は設問する。 精神とは高度に発展した魂の作用である。「認識し、比較し、選択し、判断し」それをつうじて文化を生み出す作用である。この自由な精神と鉄鎖のような自然の間に、無気味で巨大な中間領域