値オブジェクトへの誤解が生まれる一つのストーリー - 文脈と定義を大事にする

先日、 という記事を書いたところ、思ったよりも反響がありました。その影響があったかは不明ですが、また値オブジェクトについての話題がちょびちょびと発生していました。 そのやり取りの中で、私は未読だった論文が紹介されていて、その論文を読んだことで「このようにすると値オブジェクトに誤解が生じる」という一つのストーリーを認知できたため、どのようにこの論文を読むと誤解が発生するか、という事について説明します。 なお、前回書いた記事も、この記事も、誤りを糾弾したいとか、誤ったから著者が悪であるといった事を主張しているわけではありませんので、改めて記しておきます。この記事では、単純に事実の指摘と修正の提案、およびなぜ文脈や定義を大事にする必要があるのかという事について述べます。 いい加減、値オブジェクトの話題はしつこすぎるのでは？非生産的なのでは？そんな事よりもっと生産的な事をしたら？というご意見もある

[nemoba]

問題の本質がずれとる。元々はvoとDomain Primitiveは別だ議論。ファウラーは前者で、DDDは後者でvoを使ってる。論文は、v1でvoの構成要件は、DomainPrimitiveだって言ってる。ファウラーの定義がそもそも間違ってる

[kobito19]

補足が何を言っているかわからない。Java限定の話？そらequals使わないんだったらequalsを実装しなくても良いだろうけど(そんな前提は今の言語仕様上無理じゃない？)

[turanukimaru]

そも値は抽象概念でそれを数字で記述してるだけのようにVO はたまたま Object で値を記述してるだけなんだよね。計算機科学より数学的概念でまず考えるべき。なお equals が重要なのは Java等がMapで使うからとか言語依存の話

[yojik]

90年代の太古からUMLに値による集約(コンポジション)というのがあって自分がVOを理解するときの補助線になっていた気がする。(コンポジションで保有されるオブジェクトが値である必要は厳密には無いけど)