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ブックマーク / movie.maeda-y.com (36)

  • 超映画批評『オッペンハイマー』80点(100点満点中)

    『オッペンハイマー』80点(100点満点中) OPPENHEIMER 23年アメリカ 180分 2024/03/29公開 配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画 R15+ 監督:クリストファー・ノーラン 出演:キリアン・マーフィ エミリー・ブラント マット・デイモン ≪映画史に残る重要作≫ 2023年の北米市場で『バービー』と並んで興行収入を押し上げる要因となった大ヒット作『オッペンハイマー』は、日人にとってデリケートな問題である原爆をSNSの気軽なネタにした映画会社およびそれへの対処ミスにより、日市場では公開前から「要注意案件」として扱われてきた。 配給会社はどこも手を挙げず、結局興収1400億円を超える大ヒット作なのに23年中の公開はかなわず。それどころか日公開未定が長く続く異常事態となった。 やがて炎上を恐れぬ会社ビターズ・エンドが引き受けたものの、さすがに原爆投下の8月(

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    fieldragon 2024/03/15
    180分はさすがに長いが、興味はある。 >“結論から言うとこの映画のコンセプトは、「感情的な要素を排除して事実だけを見た場合、アメリカによる原爆開発とは、どう見えるのか」というものである。”
  • 超映画批評『ゴジラ-1.0』90点(100点満点中)

    『ゴジラ-1.0』90点(100点満点中) 23年/日/125分 公開日:2023/11/03 配給:東宝 監督:山崎貴 出演:神木隆之介 浜辺美波 山田裕貴 ≪『シン・ゴジラ』を超える、タイムリーかつ熱いドラマ≫ ハリウッドとの間に大人の事情があるなどと言われるが、『シン・ゴジラ』から7年間も国産ゴジラ映画が作られなかった最大の理由は、あまりに『シン・ゴジラ』の評判が良すぎて、下手なものを作るわけにはいかなかった東宝サイドの責任感によるものだろう。 そして、それだけのことはあった。『ゴジラ-1.0』は『シン・ゴジラ』と比べても劣らない、むしろ部分的には上回るほどの映画作品であり、世界中のゴジラファンやハリウッド版のスタッフらに、日映画人の矜持を見せつけた恰好となっている。 戦後数年がたち、ようやく復興し始めた日。特攻隊の生き残りである敷島浩一(神木隆之介)は、戦中の混乱の中で出会

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    fieldragon 2023/11/03
    90点とは高評価。舞台は戦後の1940年代後半で自衛隊も無い時代というのが今までのゴジラとの大きな違いとのこと。これは観てみたい。
  • 超映画批評『君たちはどう生きるか』55点(100点満点中)

    『君たちはどう生きるか』55点(100点満点中) 2023年日 124分 2023/07/14公開 配給:東宝 監督:宮﨑駿 ≪秘密主義がどんな結果となるか≫ 宣伝なし、予告編もあらすじも含めて事前情報なしという、宮﨑駿監督の長編復帰作品「君たちはどう生きるか」は、いかにも近年の宮﨑作品らしいパーソナルかつ静かな一であった。 母親を火事で亡くしたマヒトは、戦争がはじまって4年目に父に連れられ、再婚相手が暮らす郊外の屋敷へと越してきた。軍需工場を営む父親は裕福で、屋敷には多くのベテラン使用人がおり、マヒトは戦中ながら何不自由なく暮らすことに。 そんなとき、妙に動きが人間臭いアオサギに導かれるように沼の近くまで歩いて行ったマヒトは、そのほとりに謎めいた塔を発見する。聞くと、亡き母の大叔父が建てたらしいが、その大叔父も含めてこの近辺では神隠しが続いているという。そんないわくつきの塔に魅せられ

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    fieldragon 2023/07/17
    久しぶりの更新。ストーリーの解説などがあるため、未視聴の方は要注意
  • 超映画批評『ジェミニマン』80点(100点満点中)

    『ジェミニマン』80点(100点満点中) 監督:アン・リー 出演:ウィル・スミス メアリー・エリザベス・ウィンステッド ≪新技術と分断テーマの流行で実現できた企画≫ 普段あまり映画を見ない人でも、これだけは見ておいたほうがいい! という作品があるものだ。私たち批評家は多くを見るので、そういう作品に出会った時はすぐにわかる。いわゆる映画史に残るエポックメイキング的なものだ。 『ジェミニマン』は、非常に古くからある企画だったが、必要な映像技術が追いつかずに数十年間寝かせられていた。ハリウッドでさえそういう企画はある。そして2019年、満を持してアン・リー監督が映像化に成功したのである。その完成品はまさに映像革命、これは映画文化に興味がある人ならば、絶対に見ておかなくてはならない一だ。 政府側の狙撃手ヘンリー(ウィル・スミス)は、走る列車内の標的を一撃で射抜く凄腕をもち、並ぶもののない実力者と

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    fieldragon 2019/10/22
    観る価値ありそう
  • 超映画批評『記憶にございません!』70点(100点満点中)

    『記憶にございません!』70点(100点満点中) 監督:三谷幸喜 出演:中井貴一 ディーン・フジオカ ≪これを安倍晋三首相に見せるとは≫ 三谷幸喜監督は、『記憶にございません!』が完成したとき真っ先に安倍晋三首相に見せ、感想を聞いたという。そのニュースを聞いた時、私は思わず大笑した。なるほど、そのやりとりこそがこの映画の真のエンディングだったというわけか。三谷監督もなかなかエグいことをやるものだ。 総理大臣の黒田啓介(中井貴一)は、全国民から嫌われている不人気な政治家であった。あまりに人気がないので、演説中に石まで投げられる始末。ところがその石が頭部に当たり、彼は記憶喪失になってしまう。秘書官の井坂(ディーン・フジオカ)や番場(小池栄子)らごく限られた側近だけで秘密を共有したまま、「普通のおじさん」になってしまった黒田政権ははたしてどうなるのか。 三谷幸喜監督自身は、この映画を風刺だとか政

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    fieldragon 2019/09/15
    「今週のダメダメ」ながら70点?
  • 超映画批評『新聞記者』85点(100点満点中)

    『新聞記者』85点(100点満点中) 監督:藤井道人 出演:シム・ウンギョン 松坂桃李 ≪日の社会派映画の到達点≫ インターネット上では、いつしか「加計学園追及チーム」と呼ばれるようになったネットワークがある。会計や法律の専門家および加計学園内部関係者等、数名で構成される彼らは、個々人のスキルを生かした方法で真相に迫るべく、数年間にわたりこの問題を調査・分析している。その分析力は相当なもので、野党議員による国会質問や、マスコミ記事の元ネタを提供したことも一度や二度ではない。 私も彼らと情報を共有し、Twitterで情報発信してきたが、知れば知るほどこの問題は、どこにでもある日社会の悪しき部分を凝縮したような問題だと痛感させられる。 だからこそ、日映画監督は勇気をもって一度映画化しろと言い続けてきたわけだが、なんと当にやってのけた人物が現れた。『新聞記者』の河村光庸プロデューサーと

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    fieldragon 2019/07/31
    ちょっと興味ある
  • 超映画批評『天気の子』40点(100点満点中)

    天気の子』40点(100点満点中) 監督:新海誠 声の出演:醍醐虎汰朗 森七菜 ≪元に戻った≫ 『君の名は。』は250億円という空前のヒットを記録したアニメ映画で、新海誠という、それまであまり知られていなかったアニメ作家の名前を一躍スターダムに押し上げた。 芸術性という意味でも、商業的な意味でも宮﨑駿やスタジオジブリの後継者を探していた東宝の関係者にとっては、まさに最高の"メジャーデビュー"だったといえるだろう。 その新作ともなれば、もう成功は約束されたようなものだ。 だが私のように、一抹の不安を感じていた人も少なくなかったろう。むろん、客は入る。それは間違いない。だが一方で映画は、製作期間や予算がしっかりつけば傑作ができるというものでもない。普段からそれを痛感する者にとっては『天気の子』は「やっぱりな……」と不安が的中した形になる。 高校1年生の帆高(声:醍醐虎汰朗)は、離島から東京へ

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    fieldragon 2019/07/31
    レビューが長い
  • 超映画批評『ボヘミアン・ラプソディ』95点(100点満点中)

    『ボヘミアン・ラプソディ』95点(100点満点中) 監督:ブライアン・シンガー 出演:ラミ・マレック ルーシー・ボーイントン ≪年度ナンバーワン≫ クイーン最大のヒット曲「ボヘミアン・ラプソディ」を私は、以前から人類の最高到達点の一つと思っていた。そんな題名の映画が公開されるとなれば、いち早く試写室に見に行くほかはないわけだが、多くの批評家は作が傑作になる可能性は低いだろうと見ていた。 なにしろ監督ブライアン・シンガーが問題を起こして最終盤に降板したというのだからひどい。こういうトラブルは作品にとって致命傷になることが少なくない。 ところがどうだ。この映画は、1年以上休んでいた当サイトを再稼働させる強烈なモチベーションを私に与えるほどの、とてつもない傑作であった。もちろん、2018年の『超映画批評』ナンバーワンである。まあ、更新じたいしていないので1位もクソもないだろという気もするが、

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    fieldragon 2018/11/08
    >“この映画は、1年以上休んでいた当サイトを再稼働させる強烈なモチベーションを私に与えるほどの、とてつもない傑作であった。”
  • 超映画批評「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」70点(100点満点中)

    「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」70点(100点満点中) 監督:三池崇史 出演:山崎賢人 神木隆之介 奇妙な映画ではあるが 「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」は、実写映画化の発表からはじまり一つ一つビジュアルが発表されるたび、原作ファンの間では不安しか湧きあがらない話題の大型企画である。もっとも、誰が見ても東方仗助の髪型はじめ、静止画で見るとひとつも納得できるものがなかったのだから、それもやむなしであろう。 杜王町で暮らす高校生の東方仗助(山崎賢人)は、母(観月ありさ)と祖父(國村隼)の3人で仲良く暮らしている。あるとき彼の前に甥を名乗る年上の男、空条承太郎(伊勢谷友介)が現れ、仗助がジョセフなる老人の息子であり、自分と同じくジョースターの血統を継ぐものだと伝える。さらに承太郎は仗助のそばに立つ「悪霊のようなもの」の正体を彼に教えるのだった。

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    fieldragon 2017/08/05
    70点とは思っていた以上に高得点。原作を読んで初めて映画鑑賞のスタートラインに立てるようだ。
  • 超映画批評「ゴースト・イン・ザ・シェル」40点(100点満点中)

    「ゴースト・イン・ザ・シェル」40点(100点満点中) 監督:ルパート・サンダーズ 出演:スカーレット・ヨハンソン ビートたけし 白いブラックウィドウ 「攻殻機動隊」は、日よりも海外で話題になりそうなタイトルなのだが、その実写版「ゴースト・イン・ザ・シェル」は、肝心のアメリカ市場でよもやの大苦戦である。日ではなおさら一般受けしにくいコンテンツなだけに、先行きが不安なスタートといえる。 脳以外、人工的な義体で生きている少佐(スカーレット・ヨハンソン)。義体が珍しいものではないこの時代でも彼女の能力は群を抜いており、彼女が所属する公安9課でも不可欠な戦力となっていた。9課を率いる荒巻大輔(ビートたけし)も彼女を高く評価し、今日もサイバーテロ集団と対峙するのだった。 士郎正宗による原作漫画とも、押井守らによるアニメ版とも距離を取った内容のハリウッド実写版。もはや主人公の名前すら違うわけだが、

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    fieldragon 2017/04/14
    “要はこのハリウッド版は、"少佐"の自分探しの物語、ということである。”
  • 超映画批評「ラ・ラ・ランド」55点(100点満点中)

    「ラ・ラ・ランド」55点(100点満点中) 監督:デイミアン・チャゼル 出演:ライアン・ゴズリング エマ・ストーン 一般人の感覚とズレた業界人が過大評価 アマチュアの映画ファンは「これはボクのために作られた映画だ!」と感じた時、盲目的なまでに絶賛しがちである。我々プロはそういう映画評は見ればすぐにわかるし、自分が書くときはそうならないよう、気に入った作品ほど距離を置いて冷静にみつめる癖がついている。 しかし「ラ・ラ・ランド」は一部、いやそうとうな数のプロたちのそうした習性を突き破ってしまった点で、特筆すべき作品といえるだろう。 女優志望のウェイトレス、ミア(エマ・ストーン)は、ジャズバーでピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と出会う。決して素敵な出会い、ではなかったが彼らは再会し、夢を追う過程の中で互いの距離を縮めてゆく。 ツイッターその他で私は作を平凡と評したが、他の人たち

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    fieldragon 2017/02/28
    ミュージカルにあまり興味ないものの、話題性から気にはなっていた映画だが、意外と低評価。
  • 超映画批評「サバイバルファミリー」90点(100点満点中)

    「サバイバルファミリー」90点(100点満点中) 監督:矢口史靖 出演:小日向文世 深津絵里 現代人なら大いに共感できるテーマ 「なんらかの原因で"電気"を失ったら、日の都市生活者はどんな運命をたどるのか」それをある平凡な一家の視点で描いたシミュレーションムービー。 いい企画というものは、こんな風に1行の説明を聞いただけで「見たい」と思うものだ。 と、なぜそんなことを最初に書くかといえば、日映画にはそういう当たり前の映画があまりに少なすぎるからだ。ましてオリジナル脚のそれとなれば、ほとんど皆無といってよい。 東京で暮らす鈴木家。父の義之(小日向文世)は仕事一筋で亭主関白気味。母の光恵(深津絵里)、息子の賢司(泉澤祐希)、娘の結衣(葵わかな)の4人家族は特別仲がいいわけでもないが、トラブルもなく平凡に暮らしていた。そんなある朝、あらゆる電化製品が使えない事態に遭遇する。どうやらご近所も

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    fieldragon 2017/02/22
    矢口史靖監督作品ってことで気になっていた映画だが、90点と高評価
  • 超映画批評「ドント・ブリーズ」90点(100点満点中)

    「ドント・ブリーズ」90点(100点満点中) 監督:フェデ・アルバレス 出演:ジェーン・レヴィ ディラン・ミネット 強盗に共感してしまう映画 「ドント・ブリーズ」は今年最後にやってきて、年間ベスト級の大傑作だが、宣伝にネタバレが含まれているので完全に味わうには当記事だけを参考に出かけたほうが良い。 構造的な不況の町デトロイト。半ばゴーストタウンと化していることを逆手にとって、アレックスら悪友たち3人は強盗を企図する。ティーンエイジャーのロッキー(ジェーン・レヴィ)も恋人マニーと街を出るカネを得るため参加する。ターゲットは一人暮らしの盲目の老人。どう見ても楽勝と思われた仕事だったが、3人は思わぬ反撃にあう。 空き家だらけの町。人目はない。家には盲目の老人だけ。万が一この住人に見つかっても顔を見られる心配はない。強引に突破してしまえばこちらのもの。 誰がどう見ても余裕とおもいきや、この老人はと

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    fieldragon 2016/12/22
    評価高いし、レビュー読んだ感じ面白そうではある。
  • 超映画批評「グッドモーニングショー」80点(100点満点中)

    「グッドモーニングショー」80点(100点満点中) 監督:君塚良一 出演:中井貴一 長澤まさみ テレビ局制作映画だからこその強みをみせた テレビ局による映画製作は、映画マニアからは何かと批判されることが少なくない。だが、長年テレビ業界での経験がある君塚良一監督のフジテレビ製作映画「グッドモーニングショー」は、逆にテレビをよく知る彼らが作ったからこそこれほど面白くなった、珍しい成功例と言えるだろう。 朝のワイドショーのキャスター澄田真吾(中井貴一)は、起き掛けに同居する息子からデキ婚の意思を伝えられて狼狽する。おまけに共演する女子アナの圭子(長澤まさみ)からは、不倫関係を生放送中に公表するなどと一方的に通告されてしまう。散々な一日になりそうだと思った彼だが、当のド不幸は放送開始後に待ち構えていた。 序盤はキャスターである主人公が朝の3時に目覚めてから番までを、ディテール豊かに描く完全なお

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    fieldragon 2016/10/11
    君塚良一監督・脚本作品。80点と思ったより高評価なので機会があれば観たい。
  • 超映画批評「10 クローバーフィールド・レーン」90点(100点満点中)

    「10 クローバーフィールド・レーン」90点(100点満点中) 監督:ダン・トラクテンバーグ 出演:ジョン・グッドマン メアリー・エリザベス・ウィンステッド ネタバレ前に行くしかない この映画についてだけは公開前にレビューしたかったのだが結果的に叶わず。案の定、ポスターその他の件に言及する人が後を絶たず、申し訳ない限りである。 交通事故を起こしたミシェル(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)が目覚めると、そこは狭い部屋で、彼女はなぜか拘束されている。混乱するミシェルの前に現れたのは大男のハワード(ジョン・グッドマン)。彼は意外にも、事故から助けたのは自分だと主張する。やがてここは地下シェルターで、外の世界で大変なことが起きたために連れてきたなどと、にわかには信じがたい話を始めるのだった。 最初に書くべきことは、この映画はネタバレ厳禁といわれるタイプの映画であるということだ。 しかし、そう

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    fieldragon 2016/06/24
    ネタバレ注意
  • 超映画批評「日本で一番悪い奴ら」75点(100点満点中)

    「日で一番悪い奴ら」75点(100点満点中) 監督:白石和彌 出演:綾野剛 YOUNG DAIS リアルウシジマくん 北海道警察において、"日警察史上最悪の不祥事"を巻き起こした一人の悪徳警官を描いた実話映画「日で一番悪い奴ら」は、あまり意識されていないが現在進行中の案件だったりする。 柔道で名を挙げた諸星要一(綾野剛)は、北海道警察に入り刑事となった。そこで彼は村井という悪徳刑事から「調書なんか作る暇があったら現場でS(スパイ)を作って点数を稼げ」とのアドバイスを得る。猪突猛進型の体育会系な諸星はそれを真に受け、ほとんど違法な捜査で頭角を現していく。「日一の刑事になりたい」その強い思いは、やがて易々と最後の一線を越えエスカレートしていくが……。 今年3月、ロシア人の元船員が「北海道警のおとり捜査は違法だった」と訴えて再審が決まったとの報道がなされたのだが、その時このロシア人に違法

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    fieldragon 2016/06/22
    ちょっと気になる映画
  • 超映画批評 - 「テラフォーマーズ」5点(100点満点中)

    「テラフォーマーズ」5点(100点満点中) 監督:三池崇史 出演:伊藤英明 武井咲 原作を改変してわざわざダメにする愚 コミックス累計発行部数1000万部を超える超人気コミックの、満を持した実写映画化「テラフォーマーズ」は、私があるツイートをしてしまったせいで公開前から大荒れ模様となってしまった。誰も見ていないようなフォロワー数なのに瞬く間に何千もリツイートされ、いくつものメディアに引用されるとはツイッター初心者の私は予想もしなかった。 そもそも、別に映画の中身を具体的に批判したわけでもネタバレしたわけでもないのに、いつの間にか「前田が「テラフォーマーズ」を酷評した」などと報道されているのは大変心外である。私はツイッター上でこの映画を酷評などしていない。酷評するのは、今からこの記事で、である。 人口が増え続ける21世紀の地球。人類は火星移住のため、テラフォーミング計画を実行する。それはある

    超映画批評 - 「テラフォーマーズ」5点(100点満点中)
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    fieldragon 2016/05/02
    原作漫画の方も最近はさっぱりな気がする。それから、映画には全く期待していなかったが、5点ってある意味すごいな
  • 超映画批評「アイアムアヒーロー」75点(100点満点中)

    「アイアムアヒーロー」75点(100点満点中) 監督:佐藤信介 出演:大泉洋 有村架純 ネタバレ前に見に行こう 海外映画祭で観客賞など高い評価を得た「アイアムアヒーロー」は、なかなかよく出来ているが楽しむためにはいくつかの注意点があるので、公式サイトを含め他の紹介記事を読む前にこのページを一読しておくとよい。 30代も半ばの鈴木英雄(大泉洋)は、15年前に新人賞をとったもののその後はアシスタント生活で全く目が出ない漫画家。長年つきあって同棲しているガールフレンドはいるが、生活が成り立たない状況から彼女との仲は最悪。最後の望みだった新作の持ち込みも編集者から一蹴され、ついに彼女から部屋を追い出されてしまう。 さえない男が巻き込まれるとんでもない運命。この後の展開は原作未読者にはなかなか予測しがたいものとなる。人によっては仰天することだろう。 さて、私が記事の冒頭からこの映画がどんなジャンル

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    fieldragon 2016/04/26
    マンガで読んでいるが、どう映像化されたのか観てみたい
  • 超映画批評「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」30点(100点満点中)

    「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」30点(100点満点中) 監督:樋口真嗣 出演:三浦春馬 長谷川博己 水原希子 ファンをないがしろにした報い 諫山創の人気漫画の実写映画版として期待されていた前編「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」は、当サイトの批評文に樋口真嗣監督が激しく反応したことで炎上騒動を巻き起こした。関係者やスタッフの度重なる燃料投下でそれは大火となり、結果として初動50億の興収を期待されながらいまだ30億程度と、ファンにそっぽを向かれる結果を招いた。今頃映画会社の偉い人たちは、頭を抱えていることだろう。 100年以上ぶりに現れた人い巨人たち。崩壊した壁を修復すべく調査兵団が奮闘する中、アルミン(郷奏多)をかばったエレン(三浦春馬)はなぜか巨人化し、他の巨人を攻撃し始めた。それを見た人類側の生き残りは、敵か味方かわからぬエレン

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    fieldragon 2015/09/28
    映画の内容はともかく、ゴタゴタの裏話が興味深い
  • 超映画批評「天空の蜂」95点(100点満点中)

    「天空の蜂」95点(100点満点中) 監督:堤幸彦 脚:楠野一郎 出演:江口洋介 仲間由紀恵 木雅弘 社会派テーマとエンタメをハイレベルに両立 私が東野圭吾の同名原作小説を読み衝撃を受けたのは、もう20年近く前になるだろうか。 先日堤幸彦監督に話を聞いた時、彼は「あの小説映画化不可能と言われた理由は、内容があまりに原発業界のタブーに触れていたから」というような事をいった。私が20年前に読了したときに感じたことと全く同じ見解であった。 1995年の夏。福井県の高速増殖炉上空に突如現れた自衛隊の大型無人ヘリがホバリングを開始する。残燃料は8時間分。爆弾を満載したヘリが落ちれば原発は破壊され、日列島は壊滅する。ほどなく犯人は「全原発の即時廃棄」を村山改造内閣へと要求。ヘリに息子が取り残されていることを知った開発者の湯原(江口洋介)は、原発設計士で旧知の三島(木雅弘)らとともに、対策を検

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    fieldragon 2015/09/11
    95点とはなかなかの高得点