英、生活保護申請が急増 新型コロナで通常の10倍 2020年04月02日05時56分 【ロンドン時事】英国で生活保護に相当する低所得者向け給付制度「ユニバーサル・クレジット」の申請件数が急増していることが明らかになった。ロイター通信などが1日報じた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、英政府が全国的な都市封鎖(ロックダウン)に踏み切ったことで、経済的に困窮する人が続出したとみられる。 米、新型コロナで銃の購入者急増 治安悪化を懸念 米国でも新規失業保険申請が過去最多を記録しており、欧米では雇用情勢が急速に悪化している。 報道によると、英政府に対する3月16~31日の約2週間でのユニバーサル・クレジットの申請件数は約95万件だった。通常は10万件前後だといい、約10倍に膨らんだ。特にジョンソン首相が23日に外出禁止を命じた後に増えたという。 この制度は失業手当や住宅手当などを統合したもので、