今では当たり前のものとなっているクロネコヤマトの「宅急便」。 「個人向け宅配」という巨大なネットワークをどのようにして作ってきたのか。 その戦略を紐解くと、キラーポイントとなった「翌日配送」というコンセプトや、それを実現するためのネットワーク、そして数値戦略などが明らかになりました。 現代は「ネットワーク効果」の重要性について触れられることが多いですが、早くからその本質を見抜いて作られたのが「宅急便」事業です。 前編では、小倉康臣氏によるヤマト運輸の創業から、戦後に経営難に陥るところまでについてまとめたいと思います。 日本一のトラック会社を作った創業者・小倉康臣 創業者の小倉康臣氏は1889年、東京・京橋生まれ。 25歳で八百屋を起業したのち、第一次世界大戦後に「自動車時代が到来する」という確信を持つようになります。
当初、哲学系で死についての本、小論文対策で読ませたい、ショーペンハウエルの著作を要望。 該当するのは、ショーペンハウエル『自殺について』と思われるが、所蔵しておらず、生徒が読み通すのはハードルが高そうなので、上記の蔵書を紹介。 NDC 参考資料 小浜逸郎 著 , 小浜, 逸郎, 1947-. 人はなぜ死ななければならないのか. 洋泉社, 2007. (新書y) http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008441159-00 , ISBN 9784862481146 大津秀一 著 , 大津, 秀一. 死ぬときに人はどうなる10の質問 : あなたは考えたことがありますか?. 致知出版社, 2010. http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010982769-00 , ISBN 9784884748999
YouTube ≠ ヒカキンたぶん、YouTubeは「ネタ動画」のイメージが強すぎる。「ヒカキン」に代表されるユーチューバーが、目立ってしまうせいだろうか。実際には、テクノロジー、旅行、料理、建築ほか、あらゆる分野の動画があるにも関わらず、この誤解が「大人の」ユーザを遠ざけているように思えてならない。 YouTubeのトップページがこれでは、手が出せないのも分かる。「煩いTVから離れたのに、わざわざYouTubeなんか?」と切って捨ててしまうのは、あまりにもったいない。実は、YouTubeには30でも60代でも満足するコンテンツで溢れている。誇張なく、「Nスぺ」並みのコンテンツがごろごろ。 まずは一つ、(ちょっとNスペ路線ではないが) 私をYouTubeに引き込んでくれた動画を紹介しよう。Peaceful Cuisine (1.3M)は料理系のひとつ。日本人のチャネルながら、海外アクセスも
最近、街歩きのBGMとして映画『卒業』(1967)のサントラばかり聴いている。 ※↓リンクはSpotify、もちろんiTunes他でも絶賛配信中。 open.spotify.com 『卒業』といえばサイモン&ガーファンクル。映画公開の2か月後、68年に発売されたこのサントラで彼らは初のビルボード・アルバムチャートの1位を獲得。その後、続いて発売された自分たちの新作スタジオ・アルバム『ブックエンド』に追い落とされるまでの7週にわたり首位の座を守る大ヒットとなった。でも、厳密にはこれはサイモン&ガーファンクルのアルバムではない。あくまで映画のサントラ・アルバムで、収録されているのは彼らの曲とデイブ・グルーシンによる劇伴が半々。フル・バージョンで収録されたオリジナル・ソングは「サウンド・オブ・サイレンス」2バージョン、「スカポロー・フェア/詠唱」、「4月になれば彼女は」「プレジャー・マシーン」だ
ちょっと前から絵本の「萌え絵」問題が話題となっています。 キラキラした萌え絵っぽい絵柄を絵本に使用するのはふさわしくない! とか怒っている人がいるらしいのですが、だったらどんな絵柄だったら納得するのでしょうか? 『ナニワ金融道』や『黄昏流星群』の絵柄で『シンデレラ』の絵本を作ってみました!? 1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。(動画インタビュー) 前の記事:調味料を間違えたらこうなった(デジタルリマスター版) > 個人サイト Web人生 はい、何だかんだ理由を付けて、色んな絵柄を描いてみようシリーズでした。 ちなみに話題となっていた絵本で
ビザが不要になったというのと、なんかおもしろそうだからという理由で、とくに具体的なイメージもなく、ミャンマーに行ってみたのだが、バガンという町のパゴダ群にすっかり魅了されてしまった。 やれ、リゾートだのテーマパークだの行ってる場合じゃない。みんな今すぐミャンマーのバガンに行くんだ。 世界三大仏教遺跡のひとつ「バガン」 「世界三大仏教遺跡」というものがあるという。そのうち、カンボジアのアンコールワット、インドネシアのボロブドゥールといえば、どちらも世界遺産に登録されている仏教遺跡で、教科書にも登場するため、日本でも知名度が高い。 で、のこるひとつが、ミャンマーのバガンということになるが、バガンを知っていたというひとはどれほどいるだろう。先述の2つと違い、バガンは、未だに世界遺産ではない「未世界遺産」とでも言うべき物件だ。 なぜ、未だに世界遺産になれないのかについては後ほど説明するが、なにを隠
1975年宮城県生まれ。元SEでフリーライターというインドア経歴だが、人前でしゃべる場面で緊張しない生態を持つ。主な賞罰はケータイ大喜利レジェンド。路線図が好き。(動画インタビュー) 前の記事:勇気を出して40代からの空中ブランコ > 個人サイト 右脳TV タクシーでタクシー乗り場を案内してもらおう 我々はどこから来て、どこへ行くのか。 タクシーもまた、どこから来て、どこへ行くのか。その起点こそがタクシー乗り場だ。言わばオリジン(origin)である。 それはさておき、お知り合いの「ぜつ」さんが、『いま訪れたい 変なタクシー乗り場』という同人誌を作った。ぜつさんは現役のタクシー運転手である。 客を乗せ、タクシーを転がして暮らしてきた。だけども変なタクシー乗り場に対しては、人一倍敏感であった。 これが面白い。新橋駅やバスタ新宿など、そうそうたるターミナルのタクシー乗り場が「変」だという。 4
ライター。たき火。俳句。酒。『酔って記憶をなくします』『ますます酔って記憶をなくします』発売中。デイリー道場担当です。押忍!(動画インタビュー) 前の記事:椎茸の神様は「ヒノキの下で育てよ」と言った > 個人サイト 道場主ブログ ミスIDのファイナリストに選ばれて本数が激増 彼女のライブを観るために向かったのは下北沢。 街のあちこちにストリートミュージシャンの姿も 今回取材したのは工藤萌さん。青山学院大学に通う大学生で、「工藤ちゃん」というミュージシャンネームで活動している。 愛用するハミングバードとともに 驚くのは出演するライブの本数だ。2016年は約400本、2017年は約280本、そして今年は10月末の時点で200本ちょい。そのほとんどは「声がかかったものに出ている」とのこと。 当初のライブ本数は月2、3回程度。しかし、ミスID2016のファイナリストに選ばれてから、声がかかる数が格
老若男女問わず、外出をする時には靴を履く。 当たり前ですよね。裸足で歩く場所は家の中と、あとはせいぜいビーチくらい。しかし、ここニュージーランドでは違います。どこでだって裸足で歩く人が多いのです。 ※この記事は、 世界のカルチャーショックを集めたサイト「海外ZINE」の記事をデイリーポータルZ向けにリライトしたものです。 海外ZINEは、世界各地のカルチャーショックを現地在住ライターが紹介する読み物サイトです。 / 北海道出身。NZ出身の彼女と出会って新卒捨てて追いかけてNZに移住。パン屋でマネージャー兼バリスタをしつつ、フリーの翻訳・通訳・ライターをしています。 > 個人サイト 海外ZINE 1QQ2 ニュージーランド人にとって裸足で外を歩くのは当たり前 お店の中でも、こんな割としっかりしたシャツにズボンに、裸足。 外のお店で遭遇した裸足の人、ニュージーランドは今冬なのに。 なぜ裸足で歩
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー) 前の記事:全く運動してこなかった30代がフルマラソンを走る > 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮 パンのビンボー ヤマザキ、パスコ、フジパン、リョーユーパンなど、日本ではいろいろな会社がパンを作っている。スーパーのパンコーナーに行けば、いろいろな種類のパンが並び、甘いパンから辛いパンまで豊富だ。 パンって美味しいよね! もちろん世界中でパンは食べられている。では、世界最大のパンメーカーはどこなんだろ、と調べると「ビンボー」というメーカーらしい。メキシコ発祥の会社で中南米では、ビンボーのパンがとにかくたくさん並んでいる。 これがビンボーのパンです! めちゃくちゃ並んでいます!(全部ビンボーです!) パン=ビンボー ビンボ
1975年宮城県生まれ。元SEでフリーライターというインドア経歴だが、人前でしゃべる場面で緊張しない生態を持つ。主な賞罰はケータイ大喜利レジェンド。路線図が好き。(動画インタビュー) 前の記事:現役タクシー運転手に「変なタクシー乗り場」を案内してもらった > 個人サイト 右脳TV 「こだわり」のためだけにホテルに泊まった 今回、この企画のためだけに都内のビジネスホテルに泊まった。 筆者は横浜在住なのだが、ちょうどお台場で別件の取材の予定があったので、そのまま都内で一泊することにした。なるべく土地勘のないところがいいな、と、宿泊地を上野近辺にした。 せっかく泊まるからには、できる限り多くのこだわりをこなしたい。あれもこれも持っていきたい。一人で泊まるから、セルフタイマー撮影のために三脚もいるだろう。で、こうなった。 「お台場に観光に来たアジア人」だ。遅れてきた地味ハロウィンである。 お台場で
1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。 前の記事:ソースせんべいの食材としてのポテンシャル 1軒目「ファミレス」 もちろんそこらの大衆酒場でやっても楽しそうなんですが、こうして記事にするわけですし、なるべく多くの人が共感しやすい店選びをと、今回は「お酒が飲めるチェーン店」という縛りで、3軒のお店をハシゴすることにしました。 1軒目は、ファミレスの「デニーズ」。 本日の参加者をご紹介しましょう。 まずはさっそく難しい顔をしている、 ディスク百合おんさん かけ合わせの家元として、負けるわけにはいかないという意気込みが写真からも伝わってきますね。 カメラを向けると つい小芝居に走ってしまうのが悪い癖 そして、「コンビニかけ合わせグルメ」の本にオリジナルレシピを寄稿されていて、さらに、「放って
府中刑務所の文化祭ではパンが人気だという話は聞いていたが刑務所見学ツアーもあるらしい。その名も「プリズンアドベンチャー」だ。冒険だ。 一気にアトラクション感が増してきたろう。ビッグサンダーマウンテンとホーンテッド・マンションの間にあってもおかしくないだろう。 名前のミスマッチさだけで行ってきた。 刑務所の文化祭、すごい人 東京拘置所の矯正展にDA PUMPが来てすごい騒ぎになったらしいよとか府中刑務所の文化祭はパンが大人気らしいよとかちらほら話は聞いていたが行ったことはなかった。 開始30分が経った10時半ころに来たがかなりの人数がいる。毎年1万人くらい来るらしい。何かお目当てものもが買えたのか、もう帰ってく人もそこそこいる。 このタイトルから以外なほどのにぎわい 看守になれるやつ。たしかにどこを顔にできるかといったら看守の顔くらいか 人気イベントの風格がただよう 刑務所の文化祭ということ
自動車に全く縁がないのでいわれるまで気がつかなかったけど、クルマのボディカラー名称ってテンション高い。上のようなラインナップだ。「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク」とかすごい。 今回はこれを調べるにいたった顛末とその結果をご覧ください。
1975年宮城県生まれ。元SEでフリーライターというインドア経歴だが、人前でしゃべる場面で緊張しない生態を持つ。主な賞罰はケータイ大喜利レジェンド。路線図が好き。(動画インタビュー) 前の記事:ボロボロでブランチ、ニュースで呆然としてる父~テレビ出たエピソード~ > 個人サイト 右脳TV 千葉県で空中ブランコができる きっかけは友人から来た1通のLINEだった。 スパムかな? 「空中ブランコ」って書いてあるけど、なんかヤバいものの暗喩なんじゃないか。トイレに行くのを「お花を摘みに行く」って言い換えるみたいなやつだろう。そうだろう。警察24時で見たんだ。 しかし聞けば、千葉県柏市に一般人でも空中ブランコができる施設があるという。首都圏では唯一ここだけ。その名も「Trapeze Heroes(トラピーズヒーローズ)」 さん。YouTubeにアップされている動画を見て驚いた。 「これができるの!
このところ、毎日のように雨が降っている。梅雨なんだから当たり前だが雨が降りまくっている。僕ら人間は雨が降れば傘を差し、家の中に閉じこもる事が出来るが野良猫は何をしているんだろう。 きっと雨に濡れたりして大変に可哀想な事になっているんだろう。 今回は、雨が降った日に出かけて雨の日の猫を観察してきました。中野、葛西、江ノ島の雨猫(あめねこ)をご覧下さい。 ※2006年7月に掲載された記事の写真画像を大きくして再掲載したものです。 あばよ涙、よろしく勇気、こんにちは松本です。 1976年千葉県鴨川市(内浦)生まれ。システムエンジニアなどやってましたが、2010年にライター兼アプリ作家として自由業化。iPhoneアプリはDIY GPS、速攻乗換案内、立体録音部、Here.info、雨かしら?などを開発しました。著書は「チェーン店B級グルメ メニュー別ガチンコ食べ比べ」「30日間マクドナルド生活」の
横浜・山下町にはかつて外国人居留地があった。 かつてといっても、居留地があったころは明治の頃とかなり昔だし、そもそも撤廃されている。しかし居留地撤廃から100年以上経った現在でも、横浜の街では居留地があった面影を探すことができる。 外国人居留地とは、政府が外国人の居留及び交易区域として特に定めた一定地域をいう(wikiより)。幕末に結ばれた1858年の日米修好通商条約など欧米5ヶ国との条約により、開港場に居留地を設置することが決められ、条約締結国民はそこでは居住や営業が許されていた。 現在の山下町あたりに存在した横浜居留地では、明治8(1875)年、居留地の通りに沿って日本全国の地名を冠した30カ町が認可されて実施された。その町の名前は「函館町」、「長崎町」、「薩摩町」など全国にある地名ばかり。ちなみに全国の都市の名前が付けられたのには深い理由はないらしい。とはいえ、横浜の山下町に日本全国
大阪出身。美味しいものと猫には目がない永遠の離島トラベラー。泡盛好きが高じて泡盛マイスターの資格を習得。最近のお気に入りは『時雨』。 前の記事:沖縄のとあるゴルフ場のクラブハウスがまるで宮殿のようだった その名の通り、芯が空洞になっている空芯菜 数ヶ月前、アメリカのコーヒーチェーン店『スターバックスコーヒー』が、2020年までにプラスチック製の使い捨てストローの使用を世界中の店舗で廃止するという方針を発表しました。 世界におよそ2万8000ヶ所あるスターバックスの店舗では年間推計10億本ものプラスチック製ストローが使用されており、微細なプラスチックごみによる環境汚染への懸念が高まっていることに対するアクションだそうです。 今後はストローを使う必要のない新型のふたを開発したり、紙製ストローの導入を検討しているのだとか。 それを受けてここ沖縄からご提案したいのが、より自然に負荷のない代替品『空
1984年大阪生まれ。2011~2019年までベトナムでダチョウに乗ったりドリアンを装備してました。今は沖永良部島という島にひきこもってます。(動画インタビュー) 前の記事:タイのおつまみナッツがマジでうまい > 個人サイト AbebeTV おきのえらぶ島移住録 べとまる タイパンツの代替品のつもりで買ったロンジー 下品な話で恐縮ですが、家ではだいたいパンイチです(Tシャツは着る)。でも、イスに長時間座っていると太ももの裏は実に蒸れるし、やっぱりズボンは必要だな、でも暑いな、と最近小さな悩みを抱えてました。あぁ、それなら。(拠点の)タイにはいい感じに生地がペラペラのタイパンツがある。あれはいいんじゃないか。 タイパンツ。観光エリアでないと地味に手に入りづらい。 部屋着にもなるし、ペラペラゆえに旅行の荷物も軽くなって一挙両得。しかし意外と近所では見つからず、ミャンマーへの出発日が近づき諦めか
昨年、「ガンダム床屋」というすさまじい床屋を取材した青森県にまた来ています。 なんと「ガンダム床屋」にも負けない、スゴイ床屋が青森にはまだあるらしいんですよ。……どんな土地柄なんだ、青森県! 行ってみたら、天才&クレイジーの狭間をギリギリ爆走する作品を作りまくりなおっちゃんのやっている床屋でした。 1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。(動画インタビュー) 前の記事:カレーにそば。弘前の人、何にでもりんごを入れすぎだよ! > 個人サイト Web人生
島根県生まれ。毛糸を自在に操れる人になりたい。地元に戻ったり上京したりを繰り返してるため、一体どこにいるのか分からないと言われることが多い。プログラマーっぽい仕事が本業。(動画インタビュー) 前の記事:東南アジアで人気のミロアイスを食べたい > 個人サイト それにつけてもおやつはきのこ 体験ツアーを覗きたい 「たたら製鉄」が行われる「たたら場」というのは昔の製鉄所だ。江戸時代以降は「高殿」という作業場でおこなわれた。 現存するのは、島根県の奥出雲地方にある「菅谷たたら」のみ。高殿見学もできる。 ここでは今は操業はされていない。(もののけ姫に登場するたたら場のモデルとも言われてるが、その詳細はこちら) 盛んだった当時は、粘土で作られた炉の中に砂鉄と木炭を入れて三日三晩燃やし続け、最後に炉はすべて壊していた。鉄を取り出すにはそうする必要があったのだ。 この大掛かりさは、すっかり便利になってしま
1988年神奈川県生まれ。普通の会社員です。運だけで何とか生きてきました。好きな言葉は「半熟卵はトッピングしますか?」です。もちろんトッピングします。(動画インタビュー) 前の記事:ドキュメント、市場が豊洲にやってきた日 笛吹市に行ってみる その食べ物があるのは、山梨県笛吹市である。新宿から頑張れば(うまく特急に乗れた場合)1時間半ぐらいで行ける。実家から会社までの通勤時間がだいたいそれぐらいなので近い。 歓迎。家に貼っていつでも歓迎されたい。 緑が豊かで川も流れる自然豊かな町、石和温泉にやってきた。ここを中心にそのラーほー展開しているという。 まずは、観光案内所で聞いてみる。どんなものなのかは後でお伝えするとして、どこにあるのか観光マップをもらおう。 マップだけど思っていたのと違った。 聞いたところ、まだパンフレットなどがないらしく、簡易的なマップしかないらしい。 案内所の人でも「私も最
海外旅行で、現地の古本屋に行くのが好きだ。 もちろん、現地の言葉はおろか、英語でさえ「HELLO」と「HERO」の区別もつかないほどの英語音痴である。 それでも、現地で古本屋を見つけたら必ず行くことにしている。 先日、ミャンマーに行ったので、ヤンゴンにある古本屋を巡った。 ビザ免除になったミャンマー ミャンマーは、今年(2018年)の10月より1年の間、30日間の観光ビザが、日本人(と韓国人)は免除になった。パスポートを持ってふらっと行けば、入れてくれる国になった。(とりあえず、1年間は) で、せっかくなので、ミャンマーに行ってみることにした。 パゴダです(スレーパゴダ) ぼくのミャンマーの予備知識は、アウンサンスーチーさんと、ビルマの竪琴。以上である。 『ビルマの竪琴』とは、肩にオウムを乗せ、竪琴をつまびく中井貴一に向かって「水島ぁ、一緒に日本に帰ろうー」というやつだが、伝わるだろうか。
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:餃子の王将だけど本格タイ料理が食べられる店 > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 5月3日、ゴマの種を撒く ゴマの種ってその辺で売っているものなのかなと首をひねりつつ近所のホームセンターにいってみると、あっさりと見つかった。 その名も金胡麻。白でもなく、黒でもなく、金である。かっこいい。 そして種の入ったパッケージをみて、ゴマの種はゴマであるという、ある意味当たり前のことに気が付く。 そうか、ゴマはやっぱり種なのか。 説明書きを読むと、60センチのうねを作れとか、20センチの株間にするとか書かれているので、狭い場所で育てるようなものではないようだが、じっくりと観察したいのでベランダのプランターで育ててみることにした。 よく読むと
先日、日課となっている地図眺めをしていたところ、巣鴨の西友がその昔、ボウリング場だったということを発見した。 実は10数年前、上京したばかりのころに、巣鴨の西友で数ヶ月だけアルバイトをしたことがあった。夏の間だけ、レジ打ちのバイトをしたのだ。 確かに、建物の形を思い出してみると、なんだか変な形をしていたような気がするし、なによりも、建物が古かったのは確かだ。調べてみると、元ボウリング場だった建物は、スーパーに転用されて残っているケースが多いらしい。 東京周辺に残っている元ボウリング場のスーパーをいくつか回ってみた。 ※2011年6月に掲載された記事の写真画像を大きくして再掲載したものです。 言われてみれば確かに変な形……。 巣鴨から離れて10年以上たつけれど、年に一度ぐらいのペースで、地蔵通りの縁日に遊びにきたりしていた。しかし、西友はずいぶんごぶさただ。 巣鴨らしからぬオシャレさ JR巣
一般的にオキアミといえば「魚釣りの餌」というイメージが強いように思う。実際、釣具店くらいでしかなかなか見かける機会がない。でもアレ、小エビみたいでおいしそうじゃないか。
1981年群馬県生まれ。ライター兼イラストレーター。飲食物全般がだいたい好きだという、ざっくりとした見解で生きています。とくに好きなのはカレー。(動画インタビュー) 前の記事:喜多方ラーメンを喜多方で食べて揺さぶられる > 個人サイト たぶん日記 白虎隊の街・会津若松の木刀ラインナップがすごい 話は今年の5月に遡る。飯盛山周辺で木刀の多さにたまげたのだ。木刀がどの土産屋に行ってもある。ありすぎる。 視界がぜんぶ木刀で埋まる瞬間が何度かあった。どういうことだ 感化されて小さいサイズを購入 あまりの多さに興奮し、お店のおばさんに声をかけた。するとおばさんは「会津若松でつくられているからね。全国各地のお土産用の木刀も、会津若松でつくられているって聞いているわ」と言ったのだ。 え、そうなんだ! それはぜひとも話を聞きにいかねば。数ヶ月後、再び会津に向かった。 お土産としての木刀、スタートは48年前
1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー) 前の記事:地元気分で知らない街を歩く・鹿児島 > 個人サイト webやぎの目 まずは会場が大いに湧いた仮装である 本当にみんなおもしろい。クリエイティブで共感があって、地味だ。 CMあけに正体がわかる大物俳優M 水道工事マグネットの人 ハナノアの広告の人 アキバを探している観光客 ちなみにこういう趣味はないそうです。 ヤママユガがついていることに気づいてない女子大生 手ぶらなのに柿をもらっちゃった人 メディアで見たことがある! 次にテレビやネットで見たことがあるものの仮装である。本物はこうなっていたのかーと思うこと間違いなしだ。 東京グラフィティにいる女 木原さんとそらジローのあいだ
テイ・トウワが通算8枚目となる新作アルバム『CUTE』を7月29日にリリース、先行配信を7月1日よりスタートする。細野晴臣、高橋幸宏、砂原良徳、LEO今井、UAなど多彩なミュージシャンを迎えて制作された同作は、まさに“CUTE”と形容したくなる繊細かつ魅惑的なダンスミュージックが展開されている。今回は、音楽評論家の小野島大氏がテイ・トウワ本人を直撃。アルバムの制作背景や軽井沢での生活、自身のDJスタイルやリスナーとしての感覚に起きた変化などを語ってもらった。(編集部) 「今までと同じスキームでいいのか疑問を持った」 ――今回、マスタリング・エンジニアが新しい人なんですね。 テイ:そうです。『LUCKY』(2013年)とその前の『SUNNY』(2011年)『BIG FUN』(2009年)は、ニューヨークのステアリング・サウンドのグレッグ・カルビとやってました。もともとはジョン・レノンやトーキ
ちょっと前まで、床が板張りのバスがそこかしこで入っていたような気がするけれど、今でも走ってるのだろうか。 ひさびさに、乗ってみたい。 床が板張りのバスは今どこに 床が板張りのバス。「そういえば最近見ないなあ」というものの代表格ではなかろうか。 ぼくが子供の頃(30年ぐらい前の鳥取県)のバスはだいたい床が板張りだった。 床が板張りのバスは現在主流のノンステップバス(段差のほとんどないバス)ではなく、ツーステップバス(階段のあるバス)でよく採用されていたが、ここ10年ほどですっかり見かけなくなってしまった。 地方のバス路線などでは今でもわずかながら運行しているところもあるようだが、その数は少ない。 今でも大量に床が板張りのバスが走っているバス路線はないのか。と、探したところ、あった。バンコクだ。 バンコクではいまだに床が板張りのバスが現役でビュンビュン走っているらしい。ぜひ乗ってみたい。 旅行
1983年徳島県生まれ。大阪在住。散歩が趣味の組込エンジニア。エアコンの配管や室外機のある風景など、普段着の街を見るのが好き。日常的すぎて誰も気にしないようなモノに気付いていきたい。(動画インタビュー) 前の記事:決めろ必殺技! コマンド入力できるキーボードを作った > 個人サイト NEKOPLA Tumblr 大阪に来たら港湾部を巡るべき 大阪に住んでいると、「大阪の観光名所ってどこ?」とよく聞かれる。大阪城、通天閣、道頓堀、USJ……そういうガイドブックに載ってる定番スポットもいいのだけど、水都・大阪の神髄は港湾部にあると言っていい。 ひとつ、巨大なアーチ型水門! ふたつ、無料で乗れる大阪市営の渡船! みっつ、とぐろを巻く巨大なループ橋! 大阪の港湾部では、大型船舶が通行できるよう水門は独特なアーチ型をしており、架かっている橋も軒並み巨大だ。そしてそのデカすぎる橋のせいで歩いて川を渡る
埼玉生まれ、神奈川育ち、東京在住。会社員。好きなキリンはアミメキリンです。右足ばかり靴のかかとがすり減ります。(インタビュー動画) 前の記事:日本に7頭しかいないマサイキリンに会いに鹿児島へ > 個人サイト のばなし 鹿児島は今日もかき氷日和 時は9月末。今年は一気に夏がシャットダウンされ、都心では早くも長袖を羽織り始めた頃。こんな時期にかき氷?と思うなかれ、鹿児島はまだまだ完全に夏真っ盛りだ。 逆に真夏も35度を超えるようなことはないらしい、穏やかにずっと暑い 鹿児島県民いわく4月から11月までは半袖で過ごすとのこと。そりゃあかき氷文化が熟成されるものである。 1色目:白い熊は王道にして地元の味 鹿児島名物白熊を語るうえで避けては通れない店がある。それが白熊発祥の地である「天文館むじゃき」だ。 遠くから見ても「あれが白熊の店だな」とわかる この建物全体で白熊を食べることができる! 現地の
青森県弘前市に来ています。 今まで、「弘前といったら、りんごだよね~」くらいの認識でいたんですが、現地を歩き回ってみると、ボクの思っていた10倍くらいは「りんご」でした。 とにかく「りんご」関連の食べ物が多い! 何にでもりんごを入れりゃあいいと思ってるんじゃないの!? ……ということで弘前で見つけた、りんご入りの食品を紹介しましょう。 1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。(動画インタビュー) 前の記事:消滅寸前! 田端にある野良プリンスホテルに泊まってきた > 個人サイト Web人生 「地元の名物を使ってB級グルメをでっち上げちゃうぞ!」み
〇国立近現代建築資料館 ギャラリートーク『明治の学校建築~高等教育施設を中心に』(2018年11月3日 14:00~、藤森照信、池上重康) 企画展『明治期における官立高等教育施設の群像-旧制の専門学校、大学、高等学校などの実像を建築資料からさぐる』(2018年10月23日~2019年2月11日)のギャラリートーク全5回シリーズの第1回を聴きに行った。初めて聞く資料館で、どこにあるのだろう?と思ったら、池之端の旧岩崎邸庭園に隣接していた。「開館5周年記念」の企画展というから、2013年にできたのだろう。むかしから藤森先生ファンの友人を誘って、湯島でランチのあと、資料館へ向かった。 展示室のある2階へ上がると、階段前のスペースに50席ほどの椅子が並べてある。ここが会場らしいが、ほとんどの椅子が埋まっていたので、脇のソファをキープして待つ。立ち見を決めたお客さんも10人くらいいた。やがて関係者一
内閣府宇宙開発戦略推進事務局は2018年11月1日、日本の衛星測位システム「みちびき」の本格運用、測位サービスの提供を開始した。 「みちびき」は、いまやスマートフォンやカーナビでおなじみとなった衛星測位システムのひとつで、米国のGPSを補完するとともに、GPSをも超える世界最高レベルでの精度の測位も可能となる。その利用をめぐっては大きな期待と可能性がある一方、課題もある。 「みびちき」は、日本の内閣府宇宙開発戦略推進事務局が運用する衛星測位システムである(厳密には、準天頂衛星システムサービス株式会社が、PFI事業として実際の運用などを担当している)。 衛星測位システムは、スマートフォンやカーナビなど、ありとあらゆるところで利用されており、私たちの日常生活からレジャーやゲーム、さらに物流やインフラにいたるまで、いまやなくてはならないほどの存在となった。 衛星測位システムの中で最も有名なのは「
現在、展示は行っておりません。NAMA is closed until next exhibition. 新しい展示を準備中です。
軽井沢での生活について情報発信して4年が経つ。 ブログやTwitterからは見えにくいかもしれないが、この暮らしを続けている上で、いろいろと苦労していることもある。良くも悪くも、インターネットでは自分も含めて、「知りたい情報」しか検索して調べない傾向がある。知らずに、表面的なことや、キラキラした面しか見えなくなってしまう(あるいは、見たくないのでその部分しか見ていない)ことがあるんだと思う。 読者の方には、軽井沢へ移住することを本気で検討している人もいると思うので、失敗しない選択をするための一助になるよう、今回は、軽井沢暮らしのリアルなダークサイドについて書いてみようと思う。今回のブログでは、軽井沢に住んでいると見えてくる、「公害」の話。 軽井沢にある公害は世界レベル 挑発的なタイトルで始めてみたが、軽井沢には、この土地ならではの公害がある。それは「観光」である。 観光産業によって住民の生
ますます厳しくなるウイグル人への締め付け トルコ系のウイグル人が多く住む新疆は、チベット・内モンゴルなどと並び、20世紀なかば以降にやっと中国政府による直接支配が確立した地域なので、少数民族の間では独立や自治獲得を望む意向が強い。 だが、中国では1989年の六四天安門事件後、国家の引き締めのために漢民族中心主義的なナショナリズムが強化され、また経済自由化のなかで辺境地帯の資源・都市開発や漢民族による移民が進んだ。結果、2010年前後からは追い詰められた少数民族による大規模な騒乱が増えた。 少数民族のなかでも、イスラム教を信仰するウイグル人は、中国共産党にとっては「党以外の存在」に忠誠を誓っているように見える。彼らは人種や文化習慣の面でも漢民族との隔たりが大きく、中央アジアや中東との結びつきも強いことから、他の少数民族以上に強い警戒を持たれている。 結果、近年のウイグル人への締め付けはいっそ
この文章は2012年頃に参加した勉強会の後、書いたまま公開しないでいたものです。なんで公開しなかったのかは忘れたけど(多分もうちょっと手を入れてからアップしようと思って放置したまま忘れてた)写研の女社長が亡くなったという話が流れてきたので、今更ながら公開してみます。 私が最初に入社した会社は、地方の小さな広告代理店で、旅行パンフやチラシなどの制作がメイン業務だった。 配属された制作部ではちょうどMacintoshでの制作が主流になりつつある頃で、入った当初は版下の作業とMacでのDTP作業が半々ぐらいだったが「これからはMacだよね!」という空気に押されて版下からDTPへとどんどん仕事が移っている時代だった。その会社には写植機があり、写植を打つオペレータさん(年配の女性の方だった)も在籍していたが、減っていく写植の仕事に、どことなく居心地悪そうにしていたのを覚えている。 入社したばかりの私
正式な発表がないので未確認なのですが、写研の石井社長がお亡くなりになったらしいという情報がSNSに流れてきました。 石井社長には21年前にインタビューを申し込んだことがあります。残念ながら断られてしまいましたが、その時の経緯などを含めて当時(1997年)の「ワイアード日本版」に書いた原稿を再掲載しておきます。以前のブログでも公開しており、ブログをリニューアルした時に消えたままでした。 文章は紙面掲載当時のまま、約物の表記をWeb用に少し修正してあります。 現在はちょっと考えるところがあって、個人的にはフォントやDTP関係の発言を控えています。フォントに関しては過去に何冊か書籍を出したり、専門誌などに執筆をしたこともありましたが、今は若くて熱心なライターの方も出てきており、私の役割は終わったかなと思っています。 電子の文字 ── モリサワと写研 ワイアード日本版 1997年10月号(3.10
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Base Ball Bearの小出祐介が、新レーベル「DGP RECORDS」の立ち上げを発表した一方で、制作パートナーに福岡晃子(元チャットモンチー)を迎えて別プロジェクト「マテリアルクラブ」をスタートさせた。「ソロでもなくバンドでもなくユニットでもなくグループでもない」とのことだが、「だとしたら、これは何なのか?」を探るインタビューを敢行。 ラップやスポークンワードが飛び交う実験的(でもポップ)な1stアルバム『マテリアルクラブ』に込められた、日本語ラップへの長年の片思いや、現在の日本の音楽シーンに対する問題提起について、小出祐介に語ってもらった。 日本だと、母体のバンドや活動がまず尊重されるし、リスナーもそこに主体性を見出して応援する。この構図を柔軟にしたいと思う。 —他のアーティストの作品への客演は別として、Base Ball Bearから離れたところで小出さんが作品を出すのって、
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クラシックミニの波がPCにも。小型DOSゲーム機「PC Classic」正式発表、30種類以上のレトロゲームを収録予定 Unit-e Technologiesは小型DOSゲームコンソール「PC Classic」を発表した。11月後半から12月のあいだにクラウドファンディングで支援者を募り、2019年の春から夏に発売予定。価格は99ドル。本体色はオールドPC風の色と、少なくとももう一色が用意されるという。 プロトタイプはすでに完成しており、公開されたトレイラーではid Softwareの『Doom』や『Quake II』、Epic MegaGames(現Epic Games)の『Jill of the Jungle』などをプレイしている。収録ソフトは30本以上を予定。 「PC Classic」は、ほかの多くのClassicコンソール同様に本体のデザインにも力が入れられており、上にブラウン管モ
当社が運営するサイトでは、お客様により適したサービスを提供するため、Cookie(クッキー)を利用しています。引き続き弊社サイトを閲覧される場合にはCookie(クッキー)の利用に同意したことになります。 詳細はこちらをご確認ください 十日「けふでてうど三月になる。日本を出てから。」 ヘボンと吟香が横浜を発ったのが1866年10月18日、旧暦では慶応2年9月10日ですので、ちょうど3ヵ月目になります。 『横浜もののはじめ考』(横浜開港資料館、1989年)によると、鎖国による海外渡航禁止の政策を変更し、学科修行と商業のための渡航を許可したのは慶応2年4月9日でした。しかし旅券の書式や印鑑の作成にてまどりその見本が各国公使に提示されたのは慶応2年9月29日でしたので、吟香は正式な旅券ではなく仮免許を交付されて上海に渡航しました。『続通信全覧』には「米国商人セシヘボン雇小使上海行免許一件」が収録
政治学者・北岡伸一氏の『独立自尊――福沢諭吉と明治維新』がこのほど、ちくま学芸文庫より刊行されました。数ある福沢諭吉伝のなかでも白眉とされる作品です。本書の意義について、国際政治学者の細谷雄一氏が自身の思い出とともに解説をお書きくださいました。 2002年4月、本書のもととなる『独立自尊──福沢諭吉の挑戦』が講談社から刊行された。そのとき、世界は大きく揺れ動いていた。 その半年ほど前の9・11テロの衝撃で世界は震撼し、アメリカはその後、アフガニスタンでの「対テロ戦争」としての軍事作戦を展開した。日本はそのようなアメリカの行動を背後で支える役割を担い、年が明けた1月には東京でアフガニスタン復興会議が開かれた。 小泉純一郎首相のもとでは、首相官邸主導で外交が進められていた。本書の著者である北岡伸一東京大学教授(当時)は、首相官邸に設置された「対外関係タスクフォース」のメンバーとして、小泉首相や
日本の歴史の半分にも及ぶ期間を支配してきた武士。しかし、その武士がどこで、どうやって生まれてきたのかは、実ははっきりとした答えが出ていない日本史最大級の謎であった。その謎に挑んだ『武士の起源を解きあかす』の序章を公開いたしますので、ご覧くださいませ。 武士は正体不明 「武士」とは結局、何だったのだろう? 歴史学は、右の問いにまだ答えを出していない。そういわれたら、読者諸氏は信じられるだろうか。私は信じられなかった。それが本書の執筆動機だ。 右の問いがなぜ重要なのか、なぜ解明されないまま今日に至ったのか、などといった事情については、油断すると無限に書けてしまう。多くの専門家は、そうした事情・経緯を一般向けの本でも丁寧に追跡し、紹介する必要があると信じている。しかし、結論が出せなかった経緯など、研究者には多少の意味があっても、一般の読者にはどうでもよかろう。一般書に必要なのは、学界がたどり着い
1カ月後のこの日なら、このホテルの妥当な宿泊料はいくら?――その答えを自動で出すAIシステムの開発が、今札幌で着々と進んでいます。産学連携で開発にあたっているのがゲストハウス運営のフルコミッション(山崎明信社長)とソフトウエア開発のテクノフェイス(石田崇社長)、そして北海道大学大学院情報科学研究科の山本雅人教授です。 宿泊施設の業務効率アップにつながりそうなシステムですが、どんな経緯で開発が始まり、今後何をめざすのでしょうか。山本教授に、AIをめぐる最近の状況変化も含めてお話をうかがいました。 インタビュアー・構成:吉村慎司 撮影:赤沼俊幸 取材日:2018年10月5日 ――宿泊施設向けに、部屋の適性価格をAIで判断するシステムを開発しているそうですね。 山本: はい、まず宿泊施設ごとに、例えば過去数年間にいついくらでどんな部屋が売れたか、というようなデータを私たちにご提供いただきます。そ
企画展『ギガタウン・イン・テラタウン ――こうの史代の「漫符図譜」』が11月22日から京都・京都国際マンガミュージアム 2階ギャラリー1・2・3で開催される。 1968年に広島で生まれた漫画家・こうの史代。太平洋戦争中の広島・呉の日常を描いた『この世界の片隅に』で『第13回文化庁メディア芸術祭』マンガ部門優秀賞を受賞した。 同展では、こうの史代の作品『ギガタウン 漫符図譜』にフォーカス。『ギガタウン 漫符図譜』は漫画特有の表現記号である「漫符」に着目し、『鳥獣人物戯画』を現代風にアレンジして生まれたキャラクターを使って解説した作品だ。展覧会は『ギガタウン 漫符図譜』の原画を展示するパートと、同作で紹介されている10の漫符を歴史や使用例と共に紹介するパートの2部構成となる。また同展のためにこうのがイラストを描き下ろす。 限定オリジナルグッズとして、Tシャツや手ぬぐい、クリアファイル、ポストカ
【 出演 】 北川悦吏子(脚本家、映画監督、エッセイスト)※「今年の新語2018」のみ出演 小野正弘(『三省堂現代新国語辞典』編集委員、「今年の新語2018」選考委員) 飯間浩明(『三省堂国語辞典』編集委員、「今年の新語2018」選考委員) 瀧本多加志(三省堂出版局長、「今年の新語2018」選考委員)※「今年の新語2018」のみ出演 山本康一(三省堂『大辞林』編集長、「今年の新語2018」選考委員)※「今年の新語2018」のみ出演 西村まさゆき(デイリーポータルZ・ライター、国語辞典・漢和辞典収集家) 見坊行徳(『三省堂国語辞典』初代編集主幹・見坊豪紀先生ご令孫、国語辞典マニア) 稲川智樹(現役校閲ボーイ、国語辞典マニア) 古賀及子(デイリーポータルZ) 大人気「国語辞典ナイト」がなんと「今年の新語2018」とドッキング!! 毎年、三省堂が選定するその年を代表する新語を決定する「三省堂 辞
先ごろにTwitterに投稿された、「視力の弱い生徒にも見やすいチョーク」が注目を集めています。開発したのはチョークを長年作り続けている日本理化学工業。一体いつから、そしてどのような商品なのか、話を聞いてみました。 今回話題になった「視力の弱い生徒にも見やすいチョーク」の商品名は、「ダストレスeyeチョーク」(以下、「アイチョーク」)。「カラーユニバーサルデザイン機構 (CUDO)」の定める、「カラーユニバーサルデザイン」(CUD)企画認証製品です。 アイチョーク(画像は日本理化学工業から) 「CUD」は、色覚障害のある人でも見分けやすいよう配慮された配色のこと。色覚障害の有無や年齢、性別、国籍、個人の差にかかわらず、できるだけ多くの人が利用しやすく設計されているものに認証が与えられます。 「CUD」が定める推奨配色セット(画像はCUDOから) そんな認証をチョークではじめて受けたというの
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