1月16日より東京国立博物館ではじまった特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」。 15日に行なわれた内覧会の様子を、展覧会のみどころとともにお伝えします! 中国の唐時代の官僚であり書人である顔真卿は、楷書を完成させた虞世南、欧陽詢、褚遂良の初唐の三大家らの伝統を継承しつつ、独自の筆法を産み出し多くの作品を残しました。展覧会では顔真卿と同時代の書に焦点をあてつつ広い時代の書の流れを概観し、隷書から楷書へと変化するまでの流れ、そして顔真卿自身の書の表現の移り変わりや、後世への影響の広がりなどが解説されています。 展覧会会場は甲骨文から随時代の書を以って書体の流れを概観する「第1章 書体の変遷」、 初唐の三大家らに焦点をあてる「第2章 唐時代の書 安史の乱まで」、 展覧会のメインとなる「祭姪文稿」など顔真卿の作品が並ぶ「第3章 唐時代の書 顔真卿の活躍」、 多くの国宝が並ぶ「第4章 日本における唐