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ブックマーク / www.jagat.or.jp (385)

  • 電子書籍と日本語組版 - JAGAT

    *W3C日語組版タスクフォースとEPUB3.0の日語対応関係者に、これらの経緯と今後の課題を聞く。 「JIS X 4051」は日語文書の組版方法として1993年に策定されたもので、段落や行の組版、禁則処理、ルビ、縦書き・横書きなどについて詳細に記述されている。しかし、日語組版独特の言い回しや専門用語が多く、相応の知識を持っていない者にとっては、難解と見なされていた。 その後、印刷だけでなくWebブラウザなどで日語レイアウトをどうすべきか、世界各地で検討されるようになってきた。しかし、日語組版について記述された英語文献は皆無という状況であった。 Webの標準化機関W3Cには、XMLの印刷レイアウト規格であるXSL-FOや、スタイルシート規格CSSの検討グループもある。日語に堪能ではないこれらの関係者が参照し、日語組版を正しく理解するための文書を新たに制作するタスクフォース(J

    funaki_naoto
    funaki_naoto 2012/04/06
    行けるかな。
  • 小書きの仮名 - JAGAT

    小書きの仮名とは “あった”の“っ”や“ニュース”の“ュ”のように、字面を小さくした印刷文字がある。これには名前がついているのだろうか。その答は、“JIS Z 8125(印刷用語―デジタル印刷)”にある(この規格では組版用語を多数規定しているので参考になる)。 同規格では、こうした文字に“小書きの仮名”の用語をあて、“拗音、促音、外来語などを書き表す場合に用いる、字面を小さくした仮名”と説明している。また、参考に“捨て仮名、半音ともいう”とある。 捨て仮名や半音(はんおん)という言葉は、以前は普通に使用されていた言葉であったが、最近ではあまり聞かれなくなった。 このように組版に関係する用語には、複数の呼ばれ方をする例がある。括弧類など約物類でも複数の名前で呼ばれる例も多い。組版とつきあうためには、こうしたことに徐々に慣れていく必要がある。 なお,現代の国語を書き表すための仮名遣いのよりどこ

    小書きの仮名 - JAGAT
  • EPUB版「広報ひらつか」の制作と課題 - JAGAT

    自治体の広報紙でも電子書籍化が課題となっている。「広報ひらつか」の電子書籍化を担当しているローヤル企画の今西毅寿氏に、EPUB版広報紙制作の現状と課題を伺った。 「広報ひらつか」EPUB版制作の背景 平塚市は人口が26万人、東京駅から1時間の通勤圏内にある。 「広報ひらつか」は、8ページのタブロイド判で、月2回、約11万部を発行している。以前は新聞折込みで配布していたが、購読率が減少しているため、数年前から全戸ポスティング配布に切り換えた。平塚市の広報・情報政策課の担当者がInDesignでレイアウトを行い、印刷所にデータ入稿している。 広報紙は一軒に一部のため、家族全員が読むとは限らない。若い世代や市外から通勤、通学している人にも市の情報を確実に届けたいという課題があった。通勤・通学中にスマートフォンで閲覧できるようになれば、より多くの人に見てもらえる。このような背景から、2011年3月

  • 欧文用文字の字幅 - JAGAT

    欧文の印刷文字は、縦組で1字単位で縦向きにして使用するものを除くと、文字ごとに固有の字幅をもっている。 和文の字幅と欧文用文字の字幅 書籍に使用する和文の印刷文字の字幅(字詰め方向の文字の幅)は、原則として全角である(モノスペース)。なお、字幅とは、文字を配列する方向(字詰め方向)の仮想ボディの大きさである。 欧文の印刷文字は、縦組で1字単位で縦向きにして使用するものを除外し、文字ごとに固有の字幅をもっている(プロポーショナル)。 欧文活字の字幅の考え方 活字組版における欧文活字の字幅は、読みやすさを維持するため、文字サイズが小さくなるに従い相対的に字幅は広がり、大きな文字になるほど字幅を狭くしている。 欧文活字は、母型から活字を鋳造する。この母型は、別に用意した原図をもとに作成する。和文活字の場合、字数が多いので、一定範囲の大きさでは同一の原図を使い、縮小率を変えて母型を作成していた。こ

  • 縦組に挿入する欧字の向き - JAGAT

    縦組の中の欧字が1字の場合なら縦向きにして配置すればよいが、欧字が2字以上になる場合、いろいろな配置方法がある。 欧字が多く入る印刷物は、横組にすればよいが、さまざまな理由から縦組を選択する場合がある。縦組の中の欧字が1字の場合、漢字や仮名と同じように縦向きにして配置すればよい。欧字が2字以上になる場合、次の4つの方法がある(図1参照)。 1 横向きにして配置 2 1字1字を縦向きにして配置 3 縦中横の機能を利用し、文字を縦向きのまま水平方向に左から右へ配置 4 単位記号などで合字にした文字があり、それを使用 合字の単位記号は、全角の枠内に無理に詰め込んでいるので、他の欧字と字形のバランスが崩れる場合もある。表組など、スペースの関係でどうしても必要なときに限って使用した方がよい。 図1 縦組に挿入する欧字の例 縦組の中に挿入する欧字・欧文の主な例としては、次のような場合がある。 1 複数

  • なぜ講談社は小ロット書籍印刷の内製化に踏み切ったか? - JAGAT

    なぜ講談社は小ロット書籍印刷の内製化に踏み切ったか? 印刷業務用高速インクジェットプリンター普及のカギを探る デジタルプリンテイング時代に「マーケットイン」の視点に立ちユーザーニーズを汲み取ってより良いアプリケーションを提供出来るのは、お客様との接点が多くある印刷会社が一番有利なはずである。 マーケティング用語で「プロダクトアウトとマーケットイン」とか、「テクノロジーセントリックとユーザーセントリック」といった言葉を多くの人が聞いたことがあると思う。 「プロダクトアウトやテクノロジーセントリック」はメーカー主導で新規技術をコアにして、新規市場を創造するような製品を開発し世に送り出すことを言う。従って、大成功して世界中に普及することで人類の未来すら変えてしまう製品(例えば、iPod, iPhone, iPadがその代表であろう。)も有れば、失敗して知らない間に消えてしまうような製品もある。

  • 統計によって見えてくる印刷産業の実態 - JAGAT

  • ユーザー視点からみた”電子書籍のいま” - JAGAT

  • デジタルコンテンツにおける外字・異体字問題 - JAGAT

    2010年に開催されたデジタル出版の3省懇談会(通称)において、電子出版における外字・異体字対応の問題が提起された。その後、 解決に向けた第一歩として実態調査事業が行われた。 電子出版における外字・異体字対応は多くの問題点や課題を抱えており、簡単に解決することはできない。2010年に開催されたデジタル出版の3省懇談会(通称)において提起された外字・異体字問題に対し、解決に向けた第一歩として実態調査事業が行われた。 テキスト&グラフィックス研究会では、凸版印刷の田原恭二氏に事業の報告と今後の課題について伺った。 ■デジタル出版の外字・異体字調査 紙のを制作する際、印刷所では文字は無ければ作れば良いという感覚であった。印刷全体でそのコストを吸収するため、問題とはならなかった。ところが、デジタルになると、端末やビューアの制約がある。紙を使わないと、そのコストをどうするのかという問題もある。 平

  • 千年級の作品が醸し出す オーラをプリントする - JAGAT

  • 原則と応用 - JAGAT

    組版のルール(原則)をそのまま適用すべき時もあるし、応用すべき時もある。原則と応用という問題は、その適用対象の意味や重要さ、さらに、どの程度の頻度で出てくるかにより扱いを変える必要がある。 組版の原則(ルール)の適用 組版においては、いろいろな要素についてのルール(原則)がある。しかし、このルールには、どの程度そのルールを守ればよいのか、という点で様々なレベルがある。 例えば、行頭に配置してはいけない文字・記号(行頭禁則文字)に句読点と終わり括弧類を含めることは、ほぼ守られている。しかし、小書きの仮名(っょゅィッャなど)、長音記号(音引、ー)、疑問符(?)、感嘆符(!)、中点(中黒、・)、同の字点(々)については、行頭禁則文字に含めない方法も行われている。 それとは別に、実際にルール(原則)を適用する際、そのまま適用すればよいのか、何か工夫を必要としないのか、という問題もある。原則と適用の

  • 自社を宣伝する「オープンハウス」という試み - JAGAT

    社ビルの1~3階に設けた展示スペースで自社が手掛けてきた仕事と強みを紹介しながら、PRをする「オープンハウス」は、東京・飯田橋にある株式会社フォレストが2010年に始めたイベントだ。既存顧客や印刷関連企業だけでなく、地域企業や地域住民に「何ができる会社なのか」を知ってもらう新しい試みである。 2年目となる今回の「フォレストオープンハウス 2011」は、「紙の可能性と加工」をテーマに、10月6、7日の2日間に渡って開催された。工夫を凝らした展示形式で、フォレストが力を入れる「電子書籍」、「DTP」、「POD」の取組みが紹介され、オープンハウスの模様は動画共有サービス「USTREAM」で生中継された。 1階の入口を抜けると、同社と地域の発展の歴史がわかるような、社ビル竣工の様子に社前の通り、当時の町並みを年代ごとに撮影したパネルや、銅凸版、亜鉛版などが並んでいる。受付カウンターではスタッ

  • ジョブズを偲んで - JAGAT

    Appleの元CEOスティーブ・ジョブズ氏が2011年10月5日亡くなった。彼はIT関連の技術やビジネスに大きな影響力を与えたが、DTPに対しても大きな足跡を残した。 私事になるが、日大藝術学部で水曜日の1時限目にDTP関連の授業を受け持っている。10月5日も、ちょうどその授業のあった日であり、なぜかWYSIWYG(What You See Is What You Get. = モニターで見たままが、印刷物上で得られる。)の話をして、スティーブ・ジョブズ氏についてコメントしたのである。 DTPというと、パソコンで見たままにデザインし、見たままの姿で印刷物も得られると思われているが、そこに行き着くまでの道のりは非常に長かった。さら写植のことをいうのも何だが、手動写植時代は何の文字を打ったのか?知る術もなかったし、打った文字数だけで仕上がりを予想していた(インキの跡だけで)のである。 それがM

  • 文字サイズの単位はポイントか級か - JAGAT

    望ましい文字サイズの単位 使用できる文字サイズの単位は、それぞれの処理系(アプリケーション)で決まっている。今日では複数の単位も使用できる処理系も多く、小数点以下の細かい単位で指示できるので、どんな長さの単位でもよいように思われる。しかし、実務的にはどんな単位が望ましいのか、考えてみるのもよいだろう。 その場合、国語辞書と同じように、“使い慣れた単位が最もよい”というのが答えとして考えられる。慣れた単位は、デザインする際に具体的にイメージできるからである。 私は、ポイント単位であれば、ある範囲の大きさがイメージできるが、級の場合はせいぜい10級から13級くらいの範囲しかイメージできない。 大きさに差が付くサイズ 文字サイズは、表示体裁にアクセントを付けるものである。別の言い方をすれば、どのくらいの大きさの違いがあれば見た目の差が付くのか、という問題でもある。 書籍では文中で括弧書きする例が

  • 組版を見る目を鍛えよう - JAGAT

    編集者および編集者教育、日語組版の標準化活動に関わってきた立場から、日語組版について記すことにしよう。 はじめに 組版については、これまで組版の発注や設計をするという編集者の立場からつきあってきた。経験した組版方式は、活字組版が長いが、1990年ころからDTPにもつきあいはじめたので、DTPとのつきあいも短いとは言えなくなった。 編集者教育として、書籍の編集・製作・校正などの教育カリキュラムや教科書・教材の開発、さらに、実際に学生を指導することも行ってきた。一方、日語組版の標準化活動にも参加してきた。 こうした立場から日語組版について、私が考えていることについて記すことにしよう。 や雑誌を知る どんな立場から日語組版を学ぶにしても、その対象となるや雑誌、その他の印刷物をよく知ることが大切である。ずいぶん昔になるが、ある先輩の編集者から、“編集者は趣味読書だなんていうものでは

  • 情報とメディア2 - JAGAT

    funaki_naoto
    funaki_naoto 2011/09/09
    「電子出版と電子書籍の違い」
  • マルチユースワークフローこそ印刷業生き残りのキーワード - JAGAT

  • 印刷業界にとっての電子書籍ワークフローを熟考 - JAGAT

    印刷業界にとって電子書籍は対岸の火事ではない。ビジネスになるなら何としても自分の仕事にしたいが、紙の仕事に影響したりしないかと躊躇してしまうのも正直な気持ちだ。元々PostScriptとEPUBは水と油みたいなものなので、この辺でじっくり見つめ直すことも必要だ。 印刷業界が電子書籍に取り組むとなると、まずはじめに考えるのがInDesignからのEPUB書き出しだが、正直な話Dreamweaver等を活用しないとまともな電子書籍が作れないのが現状だ。「べき論」で言えばXMLデータからのEPUB作成が一番スッキリするのだが、印刷業としては最低限DTPデータを使って加工しなくてはいけないのだから、そのデータを少しでも活用したいのは当然である。 しかしPostScriptとEPUBは水と油のデータなのでどんなに上手くデータをコンバートしても余分な情報が付いてしまい、それをエディットしなくては使い物

  • 広報紙制作のDTP化とEPUB配信のゆくえ - JAGAT

  • ワンソースマルチユースと電子出版への応用 - JAGAT