黒字になるアニメの作り方 田口 今、私たちが出版社として見えているお客さんというのが、この4つです。さきほど言った魚ですね、悪く言えば。さらに魚を引っ掛けるためには、ルアーを選んで、魚が食いつくような動きをしなければいけません。ですから、まず魚のいるところを探す(ウケるジャンルを探す)、次にその魚が好きそうなルアーを決める(作品を決める)、3つ目としてそのルアーをいかに魚が食いつくように動かすか(アニメスタジオを選ぶ)ということが大事だと思います。 出版社がテレビでアニメを流すために何が必要かというと、制作費と広告宣伝費、それから流すための提供料です。制作費はピンきりで、1話当たり1000万円~2000万円くらいの幅があります。「1話分の制作費×話数」で全話分の制作費が計算できます。提供料もピンきりで、あまり詳しい数字は言えないのですが、深夜帯の全国5局~7局ネットぐらいで、2クール(6カ
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