政府が南西シフトとして進める自衛隊配備や有事の時の問題などについて考える「沖縄と自衛隊」です。きょうは国境の島・与那国島で進む国民保護の取り組みを通して自衛隊との関わりについて考えます。 過去の悲劇を伝え続ける男性はその責務を果たそうと声を上げています。 台湾からわずか110キロ、日本最西端の島・与那国島。政府が中国を念頭に南西地域への部隊配備を進める南西シフトの一環で島に陸上自衛隊が配備されたのは2016年のことです。当時、地域の過疎化に悩まされてきた島民にとって自衛隊の誘致は地域振興につながるとされました。 島民(2015年2月23日)「若い人が帰って来られるような島づくりを町民でやらないといけないそこにはどうしても自衛隊が必要」 駐屯地には広大な海を行き交う船舶を見張る沿岸監視部隊が置かれ、およそ150人の隊員を含む250人が移住。そして今、防衛省は与那国へのミサイル部隊の設置を検討
北大東村への航空自衛隊移動式警戒管制レーダー配備計画について三宅伸吾防衛政務官と記者団の主なやり取りは次の通り。 ―配備で標的にされるのではとの懸念の声がある。 「抑止力を高めるために、移動式警戒管制レーダーを配備する意向を示した。抑止力向上のために配備するので、標的になるというのとは逆の効果を期待しての計画だ」 ―人口維持や建設業を中心に経済活性化を期待する声がある。 「約30人の隊員を常駐させる予定。現在の540人前後の人口から比べれば、かなりの単位で人が住む。補助事業は今後精査の上、展開されるだろう」 ―今後、米軍が使用する予定はあるか。 「現時点で計画は一切ない」 ―今後の機能強化は。 「現時点で計画は一切ない。しかし、状況というのは変わる可能性がある。防衛省、自衛隊、特に自衛隊の全国におけるさまざまな最適な、運用体制に向けてこれから安全保障環境も変わる」 「もし何らかの要因で変更
一般公開もあり、多くの住民が見学した陸自奄美駐屯地、瀬戸内分屯地の開設5周年記念式典=2月25日、奄美市名瀬の奄美駐屯地 陸上自衛隊奄美駐屯地(奄美市名瀬大熊)と瀬戸内分屯地(瀬戸内町節子)が26日、開設から5年を迎える。開設後も隊員数は増加し、火薬庫などの施設拡充や、自衛隊の港湾施設新設に向けた島内調査も進行している。日米共同訓練は群島各地で行われ、5年間で計8回と恒常化した。今年4月、奄美警備隊の担当域は奄美大島、喜界島の2島から群島全域へ拡大。国が掲げる「南西シフト」の方針のもと、自衛隊機能強化の波は広がり続ける。 2019年3月開設時の隊員数は奄美駐屯地約350人、瀬戸内分屯地約210人。開設後は電子戦部隊、業務隊が追加配備され、約70人を増員。24年2月末の隊員数は奄美駐屯地が約420人、瀬戸内分屯地が約210人となった。 施設整備は継続し、5棟の計画で始まった瀬戸内分屯地の火薬
秋田県内25市町村議会のうち、約7割となる17議会がイージス・アショア配備に反対する陳情や請願を決議した。10月段階で11市町村議会が反対決議を上げていたが、12月議会で新たに6市町村議会が反対決議を採択した。同県へのイージス・アショア配備計画を巡っては、「見直しの検討に入った」とさまざまなメディアが報じたが、国側は今も「新屋演習場への配備を断念した事実はない」(菅官房長官の記者会見)と主張し続けている。だが秋田県民の世論はイージス・アショア反対が大勢を占め、同県の佐竹敬久知事は11月下旬、2月議会前に河野太郎防衛相へ直接再調査の申し入れをおこなうことを表明している。 秋田県へのイージス・アショア配備計画は、計画が表面化した直後から「郷土をミサイル基地にするわけにはいかない」と住民の批判が噴出した。ところが防衛省はまったく聞く耳を持たず、住民説明会では職員が居眠りする有様だった。しかも適地
(上の動画と以下の文章は同じ内容ですので、お好きな方をご覧ください。) イージス・アショアの受け入れ可否について、佐竹知事は「地元秋田市の意向が重要だ。市の意向を飛び越えることはない。」と述べ、穂積市長は「市議会の判断を重視する。」と述べていました。 演習場近隣の新屋勝平地区振興会が、新屋演習場へのイージス・アショア配備撤回を決議するよう市議会(平成30年11月秋田市議会定例会)に請願を提出しましたが、最大会派秋水会(自民党系)と公明党秋田市議会の多数派により、国の調査結果を検証してから判断すべきとして、請願は継続審査とされました。 これを受け、地元の秋田魁新報の社説(平成30年12月14日付け)では、「ただ防衛省の調査結果を待つというのでは、同省が結果を踏まえて4月以降に出すとしている配備の是非の結論を、そのまま受け入れることにつながりかねない。市議会は速やかに採決し、態度を表明すべきで
こんにちは。秋田県議会議員の宇佐見康人です。 昨日で議会も閉会し、年末年始の準備に突入です。政治家には特に年末年始というのはありませんが、可能な限り挨拶回りや各種行事に参加しようと思います。今年も年末のギリギリまで忘年会がありますし、新年も元旦から各種行事が行われます。来年は私自身も年男(子年)ですので、チューと半端なことはせずに頑張ろうと思います。 さて、昨日夜と今朝の報道でもあったように、自民党秋田県青年局からイージス・アショアの配備について意見書を出しました。 内容は以下の通りです。 現下の情勢において、イージス・アショアの配備はやむを得ないと考える。 また国策や安全保障の観点から、原子力発電所や米軍基地などが他県等に配置される中、国防上の重要機能としてのイージス・アショアの配備について、本県が負担を拒否すべきものではない。 しかしながら新屋演習場については人口密集地にあまりにも近く
防衛省がうるま市石川のゴルフ場跡地に陸上自衛隊の訓練場の建設を計画していることに対し、旧石川市の市議OBらが24日、計画断念を求める会を発足しました。 発足したのは「元石川市議会議員OB会」で、24日、うるま市内でメンバー22人が出席して発足会を開き、元石川市議会議員で自民党県議会議員も務めた伊波常洋さんを会長に据えるなど役員を決定しました。 今後はうるま市への陸上自衛隊訓練場計画断念を求めて、署名活動や、現役のうるま市議などと連携した要請などを行う予定で、伊波会長は、保革を超えて取り組む意義を強調しました。 伊波常洋会長「これまで自民党の政治を支持してきた私でもこれだけは許せない」「この街で初めて、旧石川市民が一つの政治的な問題に、100%近く一緒に行動する」 訓練場の計画を巡っては、石川地区自治会長連絡協議会などが反対を表明し、玉城知事も国に対して計画の白紙化を求めましたが、木原防衛大
政府は防衛力強化の目的で整備・拡充する公共インフラについて、沖縄や九州、四国を中心に10道県の約40の空港・港湾を候補地に選び、地元自治体との調整を始めた。滑走路の延長や岸壁の増築などを行い、有事の際に自衛隊や海上保安庁が使いやすくする。沖縄県の島しょ部では、空港・港湾の機能向上は観光振興や住民の保護に役立つとして、一部で整備に肯定的な自治体もあるが、逆にミサイル攻撃の標的になる恐れも高くなる。(川田篤志) 政府は昨年末に改定した安全保障関連3文書で、中国による台湾有事を念頭に、部隊の展開や国民保護を円滑にできるよう、南西地域などの空港・港湾を整備・拡充すると明記。8月の関係閣僚会議で整備方針を確認し、約40の空港・港湾をリストアップしたが、まだ公表していない。 本紙の取材では、候補地は沖縄県のほか、自衛隊が南西地域へ部隊を展開したり、燃料や食料などを輸送したりする拠点となる九州、四国が多
断念を求める声が相次いでいる陸上自衛隊の訓練場を整備する防衛省の計画をめぐり、これまで賛否を明言してこなかった地元のうるま市の中村市長が沖縄防衛局を訪れて、計画を白紙撤回するよう要請しました。 陸上自衛隊第15旅団の師団への改編で訓練が増えるため、うるま市石川のゴルフ場跡地を取得し、新たな訓練場を整備する防衛省の計画をめぐっては、住民の暮らしに影響が出るなどとして計画の断念を求める声が相次ぐ一方、地元のうるま市の中村市長はこれまで賛否を明言していません。 こうした中、中村市長は1日、沖縄防衛局の伊藤局長と面会し、計画を白紙撤回するよう要請し、初めて態度を明らかにしました。 この中で、中村市長は「地域住民をはじめ整備計画に反対する声が上がっている。住民の合意形成や理解を得ることは大変な状況にある」などと述べました。 これに対し、伊藤局長は「現時点においては白紙撤回の考えはないが、住民生活を重
沖縄を再び戦場にさせない県民の会による「11・23県民平和大集会~対話による信頼こそ平和への道~」が11月23日、沖縄県那覇市の奥武山公園陸上競技場で開催された。沖縄県内外から約1万人(主催者発表)が集まり、米軍基地に加えて、台湾有事を想定した自衛隊基地やミサイルの配備が急速に進む南西諸島の住民たちが切迫した実情を訴え、日米政府が進める沖縄の前線基地化と「異次元の軍拡」に抗する全国運動を呼びかけた。県民の4人に1人が命を奪われた凄惨な沖縄戦から78年をへて、新たな戦争に向けて着々と軍事化の波が押し寄せる沖縄の切実な叫びを全国に向けて発信するものとなった。 歌や踊りなど文化色溢れる集会に 沖縄を再び戦場にさせない県民の会(共同代表/瑞慶覧長敏、具志堅隆松)は、昨年末に閣議決定された「安保関連3文書」に基づいて南西諸島一帯の軍事化が加速するなかで、「島々を再び戦場にさせてはならない」という危機
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