政府が南西シフトとして進める自衛隊配備や、有事の問題などを考える「沖縄と自衛隊」です。きょうはそもそもどういった経緯で、「南西シフト」が始まったかを明らかにしていきます。 南西シフトは、2010年前後に策定された防衛省の計画を経て方向性が決まっていき、与那国島、宮古島、石垣島と陸自の部隊配備が行われました。当時、防衛大臣を務めていた北沢俊美氏に、当時の意図と、中国への攻撃拠点と化しているとも指摘される、先島の自衛隊の現状について聞きました。 北沢氏「10年前から、ガラッと変わった。私が(防衛大臣を)やっていたころは、尖閣諸島を中心にした中国の姿勢に対する考えだったが、ウクライナ(侵攻)を奇貨として、政府は台湾海峡問題にすり替えている」「そういう視点で、与那国島(の自衛隊)を話題にすると、かなり攻撃的な存在じゃないかと、与那国が。そう、国民に受け止められてると思う」 長野市内でQABの取材に
