印刷 放射性物質(放射性同位元素)を使った検査で子どもが基準を超える放射性物質を投与され、過剰に内部被曝(ひばく)していた問題で、甲府市立甲府病院(小沢克良〈かつら〉院長)は1日、検査薬のチェック態勢が機能していなかったことを認めた。 また、山梨県が8月31日、放射性物質の検査薬の使用記録簿の管理に不備があるとして、指導していたことがわかった。 同病院では、50歳代の男性放射線技師が責任者として担当しており、独自の判断で、日本核医学会などの推奨する基準を超える放射性物質が入った検査薬を投与していたという。 過剰投与が10年以上続いていた背景について、医療安全担当の渡辺健二副院長は記者団の質問に対し「監査システムがうまく機能していなかった。台帳に投与量を記載することになっているが、保険請求上の数値を書いていたため、わからなかった」と話している。 関連リンク検査で子ども150人が過剰被